本作は経験豊富なピンク鳥🐦相談員たちが、毎回読者から寄せられる相談を聞くという人気シリーズである。

※※※※※
（前回までのあらすじ）
昨年末、読者のヲ悩み相談解決のため、パタパタと飛んで来た2羽のピンク鳥🐦🐦相談員たちは、怪しい集団の策略によって、逆さ吊りにされてしまった。

『焼き鳥』という哀しき宿命から逃れられないかのように思われた2羽🐦🐦であったが、仲間の20羽のピンク鳥🐦たちが、勇敢にも怪しい集団のアジトに救出に現れた。

だが、残念なことに、怪しい集団のアジトに仕掛けられたピンク鳥🐦センサーに引っ掛かり、20羽のピンク鳥🐦たちも一緒に逆さ吊りにされてしまった。

昨年末より、暗い倉庫でピヲピヲToT🐦と鳴き（泣き）ながら、『焼き鳥』までのカウントダウンヲ聞いていた22羽の逆さ吊りピンク鳥🐦であったが、そこに心優しきフォロワーさまたちの投票が集まり、脱出シナリオというハッピヲーエンドの可能性が見えてきた。

詳しくは、前回のパート5をご覧いただきたい。

さて、22羽のピンク鳥🐦たちは脱出に向け、無事に逆さ吊りから解放されたのであろうか？
様子を見に行ってみよう！

ブラ～ン！　ブラ～ン！　ブラ～ン！　ブラ～ン！　ブラ～ン！…………

何ということだ！

22羽のピンク鳥🐦たちは、未だに『怪しい集団』のアジトでブロイラーの如く、逆さ吊りにされて揺れているではないか……。

……しかし……ピンク鳥🐦たちは「ピヲピヲToT🐦」と騒がしく鳴くでも（泣くでも）なく、パタパタ～ッToT🐦とうるさく暴れるわけでもなく……静かに逆さ吊りのまま揺れている……。

みなピンク羽が揃って真下にダラ～ンと垂れ下がり、不動の状態で逆さ吊りにされたまま静かにブラ〜ン ブラ〜ンと小さく揺れている……。

そして……みな揃って目も閉じているようである……。

そうか……。
ピンク鳥🐦たちは、ついに力尽きて死んでしまったようである。。。

ということで……このシリーズもこのようなかたちで終了となるのは残念であるが、今まで22羽ヲ応援いただいた各位には深く御礼申し上げる。

では………私はこの後、行きつけの焼き鳥屋で一杯……。

そのときである！

逆さ吊りにされた22羽のピンク鳥🐦たちの目が一斉にパチッ！👀と開いた！

ピンク鳥🐦たち x 22羽

「ピヲッ👀！🐦　これはこれは皆さんヲ揃いで、こんにちは。　ピヲピヲ🐦　我々は逆さ吊りにされた22羽のピンク鳥🐦です。……ピヲッ👀！🐦　しまったピヲッ👀！🐦　我々はこの期に及んで、まだ傲慢にも『ピンク鳥🐦』などと名乗ってしまったピヲ👀！🐦　『我々は逆さ吊りにされた美味しい鳥肉ピヲ！　床に大型バサミ✂がありますので、試しに我々の手羽先ヲバッサリと切り取っていって、ヲ味見くださいピヲ！』と言うべきだったピヲ！　ごめんなさいピヲ ToT🐦　ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　いいことを思い付いたピヲ👀！🐦　皆さん、床の大型バサミ✂ヲ使って、我々の両足も『もみじ』用に切り取ってヲ土産にどうぞピヲ！　なかなかの珍味ピヲ！………ピヲッ👀！🐦　我々の両足が足りないピヲッ👀！🐦　ごめんなさいピヲ ToT🐦　ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　いいことを思い付いたピヲ👀！🐦　大型バサミ✂に力ヲ入れると、我々のクチバシもブチッ！と切り取り可能ですので、クチバシもぜひ『ヲ守り』にお持ち帰りくださいピヲ！………ピヲッ👀！🐦　皆様が病原菌たっぷりの我々の汚いピンク羽に触れるとたいへんピヲ！　ごめんなさいピヲ ToT🐦　ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　いいことを思い付いたピヲ👀！🐦　床にマジックハンドが落ちていますので、先にそれヲ使って我々の薄汚れたピンク羽ヲ一枚一枚、ブチッ！ブチッ！と毟るといいピヲ👀！🐦　毟ったピンク羽はバイ菌だらけなので、すぐに焼却炉で燃やすといいピヲ！　あー、今日も逆さ吊りが気持ちいいピヲ！　生前は小汚いピンク羽で散々ご迷惑をお掛けしましたピヲToT🐦　ごめんなさいピヲ ToT🐦　ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　鳴く（泣く）必要はないピヲッ👀！🐦　これから美味しい『焼き鳥』になって恩返しすればいいピヲ👀！🐦　あー、こんがり焼かれるのが、待ち遠しいピヲ！　ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦……」

ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌

ピンク鳥🐦ｘ22羽

「ピヲ～ッToT🐦」

バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ～ッ……

突如、隠し扉が開き、ニュウッと伸びてきた巨大なマジックハンドにピンク羽を毟られ、『逆さ吊りにされた22羽のピンク鳥🐦』たちは絶叫した。
22羽揃って、痛さのあまり、逆さ吊りにされたままバタバタと暴れている。

ピンク鳥🐦ｘ22羽

「ピヲピヲピヲピヲ～ッToT🐦　痛い～っToT🐦　何でですか～ToT🐦　怪しい集団さぁ～んToT🐦　ちゃんと『変な寸劇』をやったじゃないですかぁ～ToT🐦　またピンク羽が毟られましたぁ～ToT🐦　痛い痛い痛い～ToT🐦　ピヲピヲToT🐦」

今や、すっかり恒例となった逆さ吊りピンク鳥🐦たちの『変な寸劇』。
今日も怪しい集団の指導のもと、稽古に励む逆さ吊りピンク鳥🐦たち、何とも可愛いらしいですね。
だんだんと演技も板についてきたようで、ひょっとしたら、これで人気者になれるかもしれませんね。

近くに置かれたスピーカーから怪しい集団の声がした。

「逆さ吊りピンク鳥🐦の皆さん！　演技自体はだいぶ上手になってきたのですが、最後がやっぱり揃わないですね。そこは、汚いピンク羽で迷惑を掛けてきたピンク鳥🐦さんたちの『反省の涙 ToT』と『償いの決意👀！』が交差するとってもいい場面なんですよ！　はい、『ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT 🐦』で涙をボロボロと流す！　そして、『ピヲッ👀！🐦』でピタッと涙を止める！　また『ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT 🐦』で涙をボロボロと流す！　そして、『ピヲッ👀！🐦』でピタッと涙を止める！　何百回と稽古しても、まだできてないじゃないですか！　皆さんの場合、演技の最中、ずっと涙が出っ放しなんです！」

ピンク鳥🐦ｘ22羽

「ピヲピヲピヲピヲ～ッToT🐦　ずっと逆さ吊りで、涙が止まらないですよ〜ToT🐦　ピヲピヲ〜ToT🐦　そして、我々の自慢のピンク羽は汚くなんかないです～ToT🐦　どうして自慢のピンク羽ヲ毟られた挙句、そのまま焼却炉で燃やされなければならないのですか～ToT🐦　クチバシをヲ守り代わりにブチッ！と切り取るなんて、変態の極みじゃないですかぁ〜ToT🐦　もう我々に逆さ吊りのまま『変な寸劇』の稽古ヲさせるのは、やめてください～ToT🐦　『ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦』じゃないんですよ～ToT🐦　ピンク鳥🐦に難易度の高い演技ヲ求めるのはやめてください～ToT🐦　特異体質じゃないんですから、一瞬で涙を出したり止めたり、できるわけないじゃないですかぁ～ToT🐦　屈辱だ～ToT🐦　鳥権侵害だ～ToT🐦　ピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦」

ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌

またもや巨大なマジックハンドにピンク羽ヲ毟られる、22羽の逆さ吊りピンク鳥🐦たち。

ピンク鳥🐦ｘ22羽

「ピヲ～ッToT🐦　痛い痛い痛い～ToT🐦　何で、またピンク羽ヲ毟ったんですか～ToT🐦　あ～痛い～ToT🐦　もう嫌だ～ToT🐦　ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦」

バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ～ッ……

「はい、そこで！」

「ピヲッ👀！（まだ痛いToT🐦　どうしてこんなことにToT🐦　ピヲToT🐦）」

「ヲ！　さっきより、だいぶマシになりましたね！　皆さん、やればできるんですよ！　もっと自分に自信ヲ持ってください！　さあ、今日もあと200回は稽古できますね！　まずは今のおさらいとして、『ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦』のところだけ、通しで5,000回いきますよ！」

ピンク鳥🐦ｘ22羽

「ピヲ～ッToT🐦　怪しい集団さ～んToT🐦　例のフォロワーさんたちからの『脱出シナリオ投票』の結果はどうだったんですかToT🐦　皆さん、我々に同情して投票してくださったのではないのですか～ToT🐦　早く逆さ吊りから解放してください～ToT🐦　我々が如何に過酷な毎日を過ごしているか、我々の地獄のスケジュールをフォロワーの皆さんにも公開してくださいよ～ToT🐦　ピヲピヲToT🐦」

スピーカーから怪しい集団の声がする。
「分かりました！　逆さ吊りピンク鳥🐦さんたち！　我々も鬼畜の集団ではありません！　皆さまが美味しい『焼き鳥』になれるよう（ピヲ～ッToT🐦バタバタバタバタッ）、蜜の時間を増やし、日曜のスケジュールも少し改善しました！」

ピンク鳥🐦ｘ22羽

「ピヲ～ッToT🐦　怪しい集団さ～んToT🐦　蜜の時間が多少長くなっただけで、これまでと全然変わってないじゃないですかぁ～ToT🐦　逆さ吊りのまま一日中『変な寸劇』の稽古ばっかりじゃないですかぁ～ToT🐦　ピヲピヲToT🐦」

「ブロイラーさんたちよりマシですよ。まあまあ、日曜のスケジュールは大きく変えましたから」

「ホラ、どうですか！　我々も鬼畜の集団ではありません。演劇あり、音楽あり、創作活動ありとレクリエーション盛り沢山で、ピンク鳥🐦さんたちのことを考えているのです！」

ピンク鳥🐦ｘ22羽

「ピヲ～ッToT🐦　怪しい集団さ～んToT🐦　まずは逆さ吊りから解放してください～ToT🐦　『54字の物語』とか既に作らされているのですがぁ～ToT　音楽活動もやらされているのですがぁ～ToT　逆さ吊りのままやっても、全然楽しくありませ～んToT🐦　そして、最後の強力ハミングエキスの注射摂取がとっても怖いんですがぁ～ToT🐦　ヘンなものを我々の体内に注入するのはやめてください～ToT🐦　ピヲピヲ～ToT🐦」

「あっ！　そう言えば、前回ヲ約束いただいた通り、『毟られピンク鳥助手🐦』さんのモミジ（足）だけ、こちらの大バサミで切り取らせていただきますね！」

チョキチョキ✂

毟られピンク鳥助手🐦

「ピヲ～ッToT🐦　博士～ToT🐦」

「ピヲ～ッToT🐦　ピンク鳥🐦くんのモミジが～ToT🐦　怪しい集団さ～んToT🐦　おやめください～ToT🐦　ピヲピヲ～ToT🐦」

「あら、『毟られピンク鳥助手🐦』さん、バタバタ暴れないでください。約束ヲ破るとは、鳥🐦らしくないですよ」

毟られピンク鳥助手🐦

「ピヲ～ッToT🐦　約束してませ～んToT🐦」

※※※※※

その頃、本アカウントのフォロワーさまたちの一部が、怒りの形相でハミングバード🐦ヲ探していた。

「あの鳥🐦め！　せっかく私たちが『逆さ吊りピンク鳥🐦脱出シナリオ（A）』に投票したっていうのに！」
「いつになったら『脱出シナリオ』ヲ書くんだ！」
「抗議してやる！」
「スキがあれば数発どついてやろうか！」
「いや、どつくのはよくないわ！　平和に話し合いで解決しましょう！　まずは、みんなであの鳥🐦ヲとっ捕まえて、ピンク羽ヲ思いっきりバサバサと毟ってやりましょう！　話し合いはそれからよ！」

何と！

未だに逆さ吊りから解放されない22羽の逆さ吊りピンク鳥🐦たちを見て、脱出シナリオ（A）に投票したフォロワーさまたちが、怒り心頭の様子である！

いつまで経っても脱出シナリオを書かない本アカウント主のハミングバード🐦ヲ探し出し、直談判の末、ピンク羽を毟る！（あるいは、ピンク羽を毟った上の直談判」！）とのことである！

大丈夫か？！　ハミングバード🐦ToT ？！

しかし……22羽のピンク鳥🐦たちの脱出を願い、投票してくださったフォロワーさまたちの怒りもごもっともである……。
私としては……ハミングバード🐦の無事ヲ祈るばかりである……。

※※※※※

その頃、逆さ吊りにされた22羽のピンク鳥🐦たちは……。

「……（はい、3064回目～）ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　（はい、3065回目～）ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　（はい、3066回目～）ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　（はい、3067回目～）ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　（はい、3068回目～）ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦……」

※※※※※

怒り心頭のフォロワーさまたち「22羽の逆さ吊りピンク鳥🐦たち！　私たちが、ハミングバード🐦ヲとっ捕まえて、脱出シナリオを書かせてみせるからね！　もう少し辛抱なさい！　それにしても、あの鳥🐦はどこだ～！」

※※※※※

ピンク鳥🐦ｘ22羽

「ピヲ～ッToT🐦　フォロワーさ～んToT🐦　お早めにお願いします～ToT🐦　逆さ吊りのまま、朝から晩まで延々と『変な寸劇』の稽古ばかりさせられる毎日です〜ToT🐦　苦しい～ToT🐦　ピヲピヲ～ToT🐦」

ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌ブチッ！🪶👌…………

ピンク鳥🐦ｘ22羽

「ピヲ～ッToT🐦」

「ほら～、逆さ吊りピンク鳥🐦さんたち！　まだ寸劇の稽古の途中ですよ！」

「……（はい、3873回目～）ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　（はい、3874回目～）ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　（はい、3875回目～）ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　（はい、3876回目～）ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦　（はい、3877回目～）ピヲピヲピヲピヲピヲ～ToT🐦…ピヲッ👀！🐦……」

（つづく）