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【ドラばな】2番目に泣いた話ってどれ?

《本記事には、ドラえもんの「あるエピソード」のネタバレがあります。気になる方は、「読んだことないエピソードじゃん!」と気付いた瞬間、遅れずに逃げてください》

月末に近付いたが、まだ今月の「ドラばな」記事を書いていなかった。

「noteでは、できるだけコミットしない」をプチ座右の銘にしている私であるので、別に律儀に毎月続けなくてもよいのだが、何となく毎月のドラカレをトップ画像に貼りたい。

今回はタイトルのとおり、ドラえもんで「2番目」に泣いた話である。

今回のテーマは「涙 ToT」なので、笑いは不要、各位にて「各位なりの厳かな顔」を用意し、お付き合いいただきたい。

「厳かな顔」を持ち合わせておられない方は、能面のような恐ろし気な顔のお面みたいのをかぶっていただき、、、あっ、そうそう、その横の方のかぶっているお面みたいな、、、って、アナタは地顔でしたか。はぁはぁ、そうですか。「お面みたいな顔」とよく言われますか。そうですか。

さて、「1番」はみんな、、、アレだからねえ。。。

ということで、「2番目」の話をしたいのだが、、、
「2番目」は、そうだねぇー、、、

、、、えっ? いやいや、1番はさすがにネグってよくない?
、、、ん~、、、、じゃあ、一応言いますか。

1番の号泣話は、第6巻の『さようなら、ドラえもん』で不動の王座でしょ?

あれはもはや「ドラえもんの中で一番泣ける話」というより、「人類が一番泣いた書物」と言っても決して言い過ぎではないと思う。

さて、2番目に泣いた話であるが、、、

、、、あっ! 因みに、上の「さようならドラ」の後で、ドラが帰って来て「嬉しくない ToT これからまたずっとドラえもんと一緒に暮らさない ToT」というエピソードがある ToT

う~、これも結構泣ける~ ToT、、、

、、、このエピソードは ToT  同じ話としてカウントするので グスン ToT  これは「なし」である オ~イオイオイ ToT (泣いてはしまうのであるが ToT)

さて、「2番目に泣いた話」であるが、、、と7 行上に戻り、、、これは意見が結構分かれそうな気もする。

結婚前夜のしずちゃんとパパのアレ ToT 、、、とか、、、
海底鬼岩城のバギーのアレ ToT、、、とか、、、
台風のフー子のアレ ToT、、、とか、、、
死んだおばあちゃんに会いに行ったアレ ToT、、、とか、、、

もうアレのアレとか、コレのソレのアレで、オレのコレがアレなもんで ToT、、、

うぅ~ ToT


涙でキーボードが打てない ToT
はらりはらり ToT

もう、さようなら  ToT
今日は解散  ToT


映画『ハチドリ、7月の炎天下で焼き鳥に』
(完)
上映時間:6分

さようなら、ハミング、、、ToT
君のピンクの羽を忘れない、、、 ToT
まだポップコーン山盛りな状態で上映が終わってしまった。。。

いやいやいやいや、ウソウソウソ !

戻って来て~ ♡


アホなことやってる場合ではない。
「泣ける話」をしなくてはならないのだ。

今日はシリアス・ハミングで行こうと思っていたのだが、書いている内に夏の暑さでぶっ壊れてきて、「ウザいことやりたい病」が発動する。

泣いてばかりもいられないので、話を進めるが、上にあげたように「泣けるドラばな」自体は結構ある。

今日は実際に私が子どもの頃、「2番目に泣いてしまったエピソード」をご紹介したい。

因みに、ここで言う「2番目」というのは順序、即ち、「人生において巡り合った数々のドラばなの中で、2回目に泣いてしまった話」という意味であって、流れ出た「涙の量」が第2位という意味ではない(この細かい補足は必要なのか?)。

もしかしたら、ご存じの方もおられるかもしれないが、さほど話題になるエピソードでもない気がする。

、、、と言うか、後で理由を説明するが、あまり読んでも泣けないかもしれない(どないやねん)。

タイトルは以下のとおりである。

「ドラえもんに休日を!!」


単行本で言うと「35巻」に収録されている。


前回ご紹介したエピソードに引き続き、この話も大したドラ道具は出てこない。

強いて言えば、「よびつけブザー」というのが出てくるが、これは「押すとドラがやってくる」というブザーで、ガ〇トのテーブルに置いてあるブザーのもう少し高そうなやつである。

そして、これは結局、使用されない。

同エピソードのあらすじを軽く説明する。

パパの会社が週休2日制になったことを羨むのび太。
ドラはのびに対し、「ボクなんか君のことが心配で、年中無休、気の休まるヒマがないんだぞ!」と。

のびはドラに対し、「よし!明日の日曜はドラえもんの休日にしよう!」と言って、自分のことは忘れてネコのタマちゃんとのデートを楽しんでくるように言う。

最初は、のびを置いて行けないと躊躇するドラだが、のびに説得され、デートに行くことに、、、そこで渡されるのが上記の「よびつけブザー」、まあ、「困ったらオレを呼べ」ということである。

のびは「押すもんか。たまには自分の力で切り抜ける!」と決意する。


まず、出だしの時点でのびは「自分がサボりたい」という発想だったのだが、ドラに同情し、すぐに「ドラに休日を楽しんでほしい」という考えに変わっているのが、すでに「いい話」を予感させる。

あまり詳しく書き過ぎてオチまで書いてしまいたくないのだが、いつものようにジャイスネが「のび太のくせに~」となり、あの手この手で、のびにブザーを押させてドラを呼ばせようとする。

最終的にはジャイスネどころでなく、よくもまあそんなに重なりますなぁ~と感心せんばかりのトラブルが次から次と巻き起こり、のびは「走れメロス」的に葛藤し、何度かブザーを押しそうになる。

しかし、そのたびに「いやいや、ブザーは押せない。ドラえもんに休日を楽しんでもらわなきゃ、、、」という描写が繰り返され、やがて結末に至る。

、、、この設定、何かに似ていないだろうか?

コレ、私は『さようなら、ドラえもん』「ボクは自力でジャイアソに勝たなきゃ、ドラは安心して未来に帰れない」の状況に似ていると思う。

まあ「未来に帰ったきり、戻って来られない」というほどの緊迫感はないせにせよ、「ドラに心配をかけたくないのび」というデジャブ感はある。

要するに、ハミングは「二番煎じ」でまたおめおめと泣かされとんのかい!という話であるが、単行本だと、そんなにクドクド書いておらず、終盤あたり、割とあっさりと話が終わるので泣けないかもしれない。

私は実は小学生の頃にドラえもんのアニメに嵌まっており、先にアニメで同エピソードを観たのである。

アニメでは、のびが何度もブザーを押しそうになるのだが、そのたびにデートを楽しんでいるであろうドラの「クフフフフゥ~♡」という笑顔が、結構しつこく何度も何度もサブリミナルばりに出て来た記憶がある。

以前、芸人のザコシショウが、周りが笑うまでしつこくタイガーマスクのモノマネを延々と続けるというネタがあったが、正に泣くまで延々とドラのクフフの笑顔を見せつけられるという「つくり」になっていたような気がする。

そのドラの無邪気な笑顔に、のびの「ドラ思いな健気さ」がシンクロして、涙腺がやばいというカラクリである。

『さようなら、ドラえもん』を読んで、
全人類が流した涙の総量

ところで、、、ドラの存在ありきではあるのだが、結構、のびのやつが泣かせやがるということに気が付いた(のび太のクセに生意気なのだが)。

今回の話では、ドラのデートの相手は「タマちゃん」なのだが、惚れっぽいドラがほかのネコに恋する別のエピソードを思い出した。

そっちの話の中でも、のびはドラの恋が成就するよう冷蔵庫から「かつおぶし」をくすねて、「プレゼント用に」とドラに渡す。

ドラは「(ママに)叱られるぞ」と言うのだが、のびは「きみにはいつもせわになってるから、これくらいのことはいいんだ」みたいなことを言う。
これも私の好きなのびゼリフの1つである。

のびは普段は身勝手だったりするが、たまに凄くドラ思いなことをする。
「やっぱり、ドラのことを深く愛しているのだな~」とドラ愛を感じ、ギャップでジーンとくるのである、、、って、こいつのキャラも結構ズルいな。


そう言えば、ご紹介したエピソードには結構珍しいシーンがあり、のびが「隣町のジャイスネコンビ」みたいなやつらに絡まれるシーンがある。

そこで「本家ジャイスネ」「のび太、力をかすぜ!」みたいに参戦するのだ。

ジャイは分かるが、「スネちゃま」って、そんなに武闘派だったっけ?もっとママ~ン!な感じの筈だが。

スネも恐らく、のびのドラ愛に心を動かされ、キャラが崩壊したものと思われる(髪型は常に崩壊している)。

そうそう、「殴り合い」で急に思い出した!

オバQ「失恋対策本部」というエピソードがあり、「正ちゃん正太)の兄貴」という、実にスポットライトがあたりづらい地味キャラがメインで話が進む。

その話の中で、正ちゃんの兄貴が、いかにもごっつい見た目のチンピラに絡まれてポコポコ殴られるのだが、それを見掛けたQちゃんとOちゃんが、全くビビる様子も見せず、「よし!助けに行こう!」と言って、チンピラをボコボコにするシーンがある。

QちゃんとOちゃんって、もっと微笑ましいキャラだと思っていたのだが

(1)普通に喧嘩強い(2)オバケのクセに躊躇せず人間をボコりまくる

というトリビアを発見した興味深いエピソードである。

ドラで始まり、唐突にQで終わるよ!

バケラッタ!

(完)


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