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アーティスティックなレコード店で展示「NOISELESS」を見る

展示会、客先回りと続きぐったりした金曜の会社帰り、体力が減退していたので、会社からそれほど遠くはないけれども中心地からは離れるために滅多に行かない地区にあるレコード店に立ち寄った。
レコード店、といっても、古くて渋い感じや新しくてうるさい感じではなく、アートとデザイン、建築に焦点を当てたモダンな店である。なのできっと、レコード盤で音楽を聴くツウの方や、内装に凝った家に住んでいる人がマニアックなレコードを仕入れにやってくるのでは、と想像する。


今やっているのは、「Noiseless」という展示だ。
店の前はトラムがごとごと走っていて、ヴォリュームを抑えて流れている音楽に常にノイズを加えているだろうに、「Noiseless」というのはどういうことだろう、とまずはタイトルが気になった。

入ってみると、かなりの防音設備が付けられているのか、雑音は確かに入らない。展示も、何か特別なテーマがあるというよりは、インテリアの一部として音楽関係の写真や本を美しく集めて配置してみました、という感じで、正直、あまり深く印象には残らなかったが、空間が素敵だったので、雰囲気を共有できたら、と思う。

ここにあるレコード盤でヴォリュームを抑えた音楽が流れている
売り物の棚①
売り物の棚②
売り物の棚③

入り口がお店で、奥に商談室があり、商談室の左手に展示室がある。

展示物①
展示物②
展示物③
壁の展示物①
壁の展示物②
壁の展示物③
壁の展示物④
壁の展示物⑤
壁の展示物⑥
壁の展示物⑦
展示室の前の空間にあった本①
展示室の前の空間にあった本②
展示室の前の空間にあった本③
展示室の前の空間にあった本④
全様はこんな感じ

店舗の横のショーウインドーにも1つ展示があるけれど、内側からは見ることができない、というので、そちらの写真も1枚。

Braco Dimitrijević-Two casual passersby and two statementsという作品

Slobodan "Braco" Dimitrijević(1948年6月18日-)はユーゴスラビア連邦ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ生まれのコンセプチュアル・アーティスト。父はユーゴスラビアで最も有名な現代アーティストのひとり、画家のヴォヨ・ディミトリエヴィッチ。5歳で絵を描き始める。
1970年代、「Casual Passer-by」シリーズを発表し、注目を集める。この作品は、ヨーロッパとアメリカのさまざまな都市のビルや看板に掲げられた、日常を生きる人々の非常に大きなクローズアップ写真を特徴としている。
現在はパリを拠点に活動。

Wikipediaより抜粋

普段からレコードで音楽を聴いているよ、という方は、ミラノに来られたら一度訪れるとよいと思う。近くには確か美味しいジェラート屋があったはずだ。コロナ以降は行っていないから、もう潰れているかもしれないけれど。

Settantaventidue
住所 Via Lodovico il Moro 1, Milano


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