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ADHDとして30年生きてきて役立った5つの改善

こんにちは、私は20代の頃にADHDと分かり現在は30、診断から10年、障害と共に産まれてから約30年経ちました。

昔はADHDという名前すら知らず自分がただダメな子なんだと小学校の時から死にたいと毎晩泣いて過ごしていましたが、今では死にたい気持ちも無くなりちゃんと背筋を伸ばして歩けるようになりました。

フリー素材の犬

ADHDという言葉を知ってから本を読んだりネットの噂を追いかけたりとなんとか鬱っぽい性格や物事を計画通りに進められない等の自分の嫌なところを直してきました。その中で今思うとこれが役にたっていたなというものを書いていこうと思います。

細かくはもっとたくさんあるのですがまず大きく5つあげたいと思います。

私の自己紹介
・独身、女
・家族仲は(現在は)良好、両親健在、兄
・友人は数人

5つの改善

  • 一人で遊べるようになる

  • 思考を書き殴る

  • 改善を楽しむ

  • 色んな医者、カウンセリングに行く

  • 身なりに気をつける



一人で遊べる(動ける)ようになる


ADHDや鬱とかと関係ないように思われるかもしれませんが、私はこれが一番大事だとも思っています。
恐らくADHDで今こういった記事を読んでいるという方の悩みに「友人関係」が入らない人は少数かと思います。
かくゆう私も小学校の時友達がいなかったせいか中学、高校と出来た友達に依存的な態度を取り嫌われることもありました。その後も何人もの友達と仲良くなりそして別れていくことがありましたがこの悩みは社会人の頃、一人で遊ぶのが得意になり始めた頃から悩むことが少なくなりました。

さらに一人で遊ぶことが苦にならなくなってからどんどん行動力が上がっていき最初は一人カラオケや一人映画だけでしたが今や一人で北海道にも行けるようになりました。ここまでやって気付くのは一人で行動してる人は案外多いし友人が少ないことを気にする必要はないということです。なにより一人で気軽に行けるので少し気になっただけの美術館の展示やイベント、少し遠出したところのカフェなど遠慮なく動けるところが魅力です。そしてそこで経験したことは友人との話のネタにもなります。
迷惑をかけるのは自分だけ、これほどストレスのない遊びはありません。友達を増やさず少ない友達を大切にしてあとは自分一人の時間を楽しむ、これが私の最適解です。



思考を書き殴る


ADHDや発達障害の改善で日記を勧められることが多々あると思います。しかし私は日記という日常をつらつら書くより自分の思いの丈をただぶつける方法があっていたのでこちらを提案します。
A5のノートに辛かったこと、嫌だったこと、モヤッとしたこと、悲しかったこと、自分はこう考えたということ、たくさん書きます。けれど最後にその辛かったこととか嫌だったこと、悲しいことを今後どうするかを考えてください。嫌だった人がいたら今後は距離を置く、とかモヤッとしたことがあったら今度さり気なく聞いてみる等。常に改善を心がけてください。
書いていると自分の頭の中のもやもやがちゃんと言葉になって現れてスッキリしますし客観性を持って物事を捉えられます。

とにかく書き殴ろう

改善を楽しむ


思考を書き殴るの延長にもなりますが、私は上のA5のノートに自分の嫌なところも書いてそれをどう改善するかも常に書いていました。
例えば「いつも予約を忘れてしまう」と書いたとします、それに対して改善案やそれにたどり着くまでの思考も書きます。


「いつも予約を忘れてしまう」→どの予約?覚えてる予約はある?→歯医者とかカウンセリング、内科は覚えてる→内科はなんで覚えてる?→日が近いから→日が遠いと覚えられない→何で対策出来そうか調べてみる→調べてみた、カレンダーアプリが使えそう

等ここまで書いて月末にもう一回見直しそれがちゃんと機能してるか追記で書きます。

調べてみた、カレンダーアプリが使えそう→また予約忘れてた→カレンダーアプリは?→そもそもカレンダーアプリを見てなかった→じゃあ普段見ているものは?→LINEなら見てる→LINEで通知がきたら気付くかも→LINEのイベント機能を使ってみる

という風にちゃんと改善出来ているか常に考えていました。大事なことはその改善案は1週間以内に実行が出来るものか?と考えることです。例えば新しいカウンセリングを受ける、と書いてもカウンセリングの予約が1週間が取れる可能性は低いです。ですのでこういう時は「新しいカウンセリングを探して予約を取る」を目標にします。
ちなみに予約の改善は最終LINEのリマインくんに落ち着きましたがこれも数年経って効果が切れたので今はカレンダーアプリに移行して今は2年くらいこれで上手くいってます。
後からノートを見返すとこれが案外楽しくて自分のダメなところは改善する楽しみがあると思えるようになりました。



色んな医者、カウンセリングに行く


これは簡単です、自分に合った病院へ行きましょう。自分に合わない病院はたくさんあります。先生が厳しいことばかり言ってくる、先生は好きだけど待ち時間が長すぎる、大体いいんだけど場所が遠い、ここの受付の態度が好きじゃない。0点ではないけど50点の病院に我慢して行ってないでしょうか?今後何十年と付き合う可能性のあるお医者さんもいるので頑張って80点越えのお医者さんを探しましょう。
また心療内科に限らず内科、耳鼻科、歯医者、整形外科、も自分に合ったお医者さんを見つけましょう。また自分に合ったお医者さんを見つけることで診察へのハードルが下がり体の不調が最小限で抑えられることもあります。



身なりに気をつける


とある漫画のセリフだったと思うのですが内側の一番上が外見、なら外見を磨くのが一番お得と言った言葉を見たことがあります。外見は本当に気をつけた方がいいです。眉はちゃんと整えてますか?髪は寝癖がついてませんか?TPOにあった服をしてますか?昔の私は全部出来てませんでした。出来てなかったので当時大学生であったにも関わらず眉も整えていない顔面でミニスカートを履いていました。死ぬほど恥ずかしいので早急に記憶から消えることを祈るばかりです。
どれだけ自宅で見る鏡の中の自分がイケてても人の撮った自分が一番の現実です。写真に写る友達の姿を見て現実の方が5割増しで素敵だ、と思ったことありますか?恐らくないと思います。そういうことです。
眉や髪はプロに切ってもらいましょう。なんなら髪は少しでも染めた方が垢抜けます。真っ黒は100人の内1人くらいしか似合いません。
服は何買ったらいいか分からないと思いますが私も分かりません。ただ無地のジャケットとかでもない限り何十年も同じ服を着てるのは止めた方がいいと思います。私はパーソナルカラー診断、骨格診断、買い物同行とかもやってある程度自分に合う色とかは分かるようになりました。けれどやっぱりわからん


おわりに

以上5つ書きました。私の10年が誰かの役に立つことを祈っています。まだまだ書きたい改善があるので書き次第あげていけたらなと思います。お読み頂きありがとうございました。

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