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ハイヤーセルフからのメッセージ㉗

「解決しよう」とする行為に没頭する事は、もちろんとても興味深い面白いゲームです。
だからといってこのゲームの中で誰かを傷つける必要はありません。
ゲームに勝つことがあなたの目的なのか?
今、愛を表現することがあなたの目的なのか?
自分の目的を確認してみて、ありたい自分を選択して下さい。
自分が間違っていないという理由で、相手が間違っていると判断する理由は全くありません。
それは単に善悪の道でしかありません。

究極的な観点からいえば、あなたという小我には問題を解決する力はありません。
どんなささいな事であれ、例外はありません。
あると思い込んでいるだけです。
では「問題を解決したい」という、現に今ある自分の欲求にはどう対処すればいいのでしょうか?
あなたの欲しい(手に入れたい)状況を明確にし、(これだけが自我に出来ること)宇宙(大いなる私)を信頼し、その結果は宇宙に委ねてみて下さい。
これだけが小我の最も有効な働かせ方です。

あなたには力があります。
私とは宇宙に一人しかいないという事を「信じる力」です。
結果を産み出す力は、大いなる私の力です。
これが欲しいと、欲しいものを明確にする力が小我のものです。
その事にあなたのエネルギーの全てをつぎ込んで下さい。
どのようにして結果を出すのかという想念の無駄使いを止めることです。

「大いなる私」に結果を委ねる代わりに、「どんな結果も受け取ります。恨みや後悔なしに・・・。」という心構えが必要です。
ここでのあなたにとっての問題は、その時予想される(あなた独自の予想)最悪の結果でさえ受け取れるか否かという事になります。
委ねられないのは、その最悪の結果では困るというときです。
この時、自我は困って自分で解決しようと働き始めます。
「小我には何一つ問題を解決する力なんかないのだ」という事を最終的に思い知らされるまで、自我は働き続けます。

あなたという小我はこれまで何一つ問題を解決した事はないし、何かを達成した事もありません。
そんな事は不可能です。
何故ならその力を持っていないのですから。
小我であるあなたに出来る事は「こうありたい」という結果をイメージする事、それだけです。
小我の観点から見た場合、後の事はそうなるかもしれないし、ならないかもしれません。
結果は神のみぞ知るという事になります。

でも何が起ころうとあなたは欲しい結果をイメージし続ける事は可能です。今そこに欲しくない結果が訪れたとしてもです。
あなたがその途中のどんな欲しくない結果に出会おうとも、あくことなく欲しい結果を純粋にイメージし続けさえすれば、やがて、いつか、どこかの時点で、必ずその結果はやって来ます。
あなたは欲しいものを手にします。
あなたこそが「大いなる我」であるからです。
「だめだった」という判断は不要です。
それはだめだったという訳ではなく、その時点では「大いなる我」の観点から見てそれがベストであったというだけです。
小我の観点から見ればそれは単なる途中経過点に過ぎないのですから、小我であるあなたのすることは、その途中結果を握りしめず、観察の流れの中に流し去り、欲しいイメージを抱き続けていくことです。
必ずその結果はやって来ます。

役に立たないのは、途中の経過点を見て、「これではいけない」と、何かを否定してしまうことです。
これまでの成長の過程の中で「それじゃだめだ」と何度も何度も否定され、そして否定してきたからです。
小我の判断癖が解決を遅らせます。
ちょっと想像してみて下さい。
自分の想いが必ず実現することを100%信じ込んでいる人がいるとします。
その人は、自分のイメージと異なった現象を目にした時、それを結果だと捉えるでしょうか?
それとも結果へ向けた進行中と捉えるでしょうか?
100%信じている人の目には、自分のイメージと異なる現象は自分の願望の進行過程にしか見えないはずです。

時間の中にいるという観点から飛び出して下さい。
地球という固定した世界の中で時間が過ぎて行くという世界観から、自分を空間の旅人という世界観において下さい。
時間が過ぎていく世界に住んでいる人は、その限られた時間の中で何かをやろう、成し遂げようと発想します。
実際には時間などというものはなく、あなたは目に見えないあなた専用のUFOに乗って空間の中を移動中です。
あなたは自分の内面世界を絶えず移動し続けているために、自分が移動している事を忘れ去っています。
あなたはあなたの見ている世界の旅行者に過ぎないのです。
そしてあなたは今は単にその移動率の事を時間として認識しています。
その誤解によって、絶えずあなたは今を無駄にせず何かをやろうと発想がわいて来るわけです。

あなたがありたい自分をはっきりとイメージしている時、あなたはその自分へ向けた宇宙の旅人となります。
そしてその宇宙船の船長が「大いなる私」というわけです。
あなたは自分一人乗りのUFOの中で大船長にその操縦を任せ、豊かな自分創造の旅を満喫して下さい。
あなたのする事といったら、ありたい自分をイメージする事だけなのですから。
イメージ通りのものだけがあなたにとっての結果であり、そうでない瞬間は移り変わる旅の景色に過ぎません。
こんな新しい観点を手にして下さい。
そうしたら世界が変わって見えてきます。
今あるがままの現実の中で、今までと違った現実を体験し始めます。
解決しようと頑張らなくても良かったのだとわかります。
それがあなたの体験です。
「小我である私は生かされていたのだ」と、「自分がやっていたわけではなかったのだ」と悟ります。

恐れがあると意識はその恐れのエネルギーに引っぱられ、小我の中心に意識が固定化されてしまいます。
ふと気がつくと、そんな自我意識の中心で必死に問題を解決しようと働いている自分を発見する事でしょう。
恐れがある限り自我はがんばり、真の問題解決を遠ざけます。
そして問題があなたにどんな恐れがあるのかを見せてくれているわけです。
恐れを取ることだけが、真の問題解決です。
何故なら幸せとは恐れのない状態のことをいうのですから。
問題を解決してしまったら、恐れだけが取り残されてしまいます。
問題を解決しようとしないで下さいと言ったのはその為です。
問題があるという事を恥じる心に気付いて下さい。
その心こそが問題です。
問題があるということで、自分の進化の段階を測るのを止めてみませんか?未だに心の片隅で、問題を悪者扱いしている自分を見つけてみて下さい。

宇宙は貴方を愛しています。


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