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インフルエンザウイルスが大流行!しかも「B」

みなさんこんばんは。
今日は自宅で豚肉をプルコギ風に炒めてサンチュ🥬で巻き巻きしてみました!美味!
どーもMittsuです。

本日は大流行中のインフルエンザウイルスについて語ります。

インフルエンザウイルスには複数の型があり、大きくA型、B型、C型の3つの型に分けられます。

昨年末に流行していた型はA型だったのですが、現在爆発的に流行しているのはB型になります。それぞれの特徴などをあげながら話していきたいと思います。

まず、ウイルスの種類ですが、オーソミクソウイルス科に属し、RNAを持つウイルスになります。DNAを持つウイルスについては以前にも話題に出しておりますので、是非そちらもご参照ください。

※あさからへびはパピ逃走

ウイルスの抗原について・・・
インフルエンザウイルスA型とB型のウイルス粒子表面には、赤血球凝集素(HA:ヘマグルチニン)とノイラミニダーゼ(NA)という糖タンパクがあり、これが免疫の標的抗原となるとされています。

特に、A型ではHAが15種類、NAが9種類と複数の抗原性があるため、異なる亜型が存在するため、毎年流行する方が違うとされています。

※C型は一度感染すると免疫を獲得するため、その後感染しないとされてます。また、A型B型に比べて高熱は出にくいとされています。

ウイルスの変異について・・・
インフルエンザウイルスのA型は数年から数十年ごとに世界的な流行がみられるが、これは、ウイルス抗原の変異により、従来のウイルスに代わって別の型が発生することによるとされています。これを、「不連続抗原変異」とよび、これまでにもスペインかぜ(H1N1)、アジアかぜ(H2N2)、香港型(H3N2)などが流行してきました。
一方B型は、A型にくらべ、抗原変異の速度が遅く、A型のようなパンデミックを引き起こすことは稀です。

どんな人がかかりやすいか?
ご存じの通り、ヒトが主に罹患するのですが、動物(ブタ🐽・トリ🐓など)にも感染することがあります。しかし、動物間の伝播や人間からの動物への感染はA型ウイルスのほうがあるとされています。

流行する時期は?
季節的な流行もこのウイルスの特徴です。こちらもご存じかと思いますが、主に冬場に流行します。国によっては時期もずれますが、南半球では7~8月に流行するとされています。

主な症状は?
多くは、風邪様症状といわれる、発熱、咳、咽頭痛、筋肉痛、頭痛、鼻水や鼻づまりがあらわれます。
特に、発熱は38℃を超え、2~3日続く方もいらっしゃいます。

潜伏期間は?
 インフルエンザ先ほどの症状が出現する前からウイルスを排泄します。それを潜伏期間と呼びますが、症状が出るおよそ1~3日前からとされています。

予防は?
  基本的な手洗いやうがいなどが重要ですが、重症化を予防するためには、ワクチン接種が重要とされており、毎年流行する株に合わせたワクチンが製造されています。

治療は?
水分補給や解熱鎮痛剤による解熱など対症療法がメインですが、この解熱剤については注意点があります。
解熱剤の中でもアスピリンは、「ライ症候群」との関連がさけばれているため、小児への使用は禁忌とされています。そのため、解熱剤については、アセトアミノフェン(カロナール)の使用が推奨されています。

抗ウイルス薬について・・・
こちらは表にしたので参考にしてみてください。

ただし、これらの薬は感染後48時間以内に使用することが推奨されており、感染後の早い段階での投与が効果的です。感染後48時間を超えると、効果が低下する可能性があります。これらの薬を使用する際には、医師の指示に従って適切に処方されるようにしてください。

就業や学校への登校は?
以前にも学校保健法についてお話していますので、学校保健法についてのリンクもご参照していただきたいのですが・・・

学校保健法では、次のように定めています。
発症後5日を経過かつ解熱後2日を経過するまで
文章に「かつ」とありますので、どちらもクリアしなくてはなりません。
また、発症した日が0日目としてカウントするので、注意が必要です。

既に5日を経過していても解熱後2日経過していないと登校ができないというわけです。ちなみに大人の場合は、就業先のルールを定めていることが多いのですが、だいたいは解熱後2日を経過してから出勤というところが多いかと思います。

以上、長々とインフルエンザウイルスのお話しもしましたが、インフルエンザ菌があることも皆さん覚えていますか?
みなさんお忘れなく!
それでは、おやすMittsu💤

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