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液体ミルクとミルク代と非常時の備え


液体ミルクを買うときにネックになるのが「お金」の問題です。
販売価格なので価格が取り扱い店によって上下しますが、税込でざっと計算すると、

粉ミルク10さじ(200ml)=約82.8円
らくらくキューブ5個(200ml)=約98.8円
らくらくミルク1本(200ml)=約230円

…高いですね。
それでも備蓄、使った経緯を綴っていきます。


災害を考える

十数年前から地震や台風などの風水害の規模が大きくなっているのを感じます。
幸い直接被害を受けたことはありませんが、災害に伴う物流の混乱には直面してきました。

子ども達を見てこれはと思ったのが、

・食事が制限されている(ミルク)
・数ヶ月単位で必要なものの量やサイズが変わってくる
・離乳後の好き嫌い

まだ体の代謝、免疫が未発達で、本人達は話すことができません。
さらに非常時は医療資源も限られます。普段よくひく風邪が重症の原因になりえます。それに加えて栄養も摂れないとなると…想像するだけで血の気が引きます。
大人の自分は少量、雑でよかった食事について真面目に考える日が来ました。

ミルクは替えがない

離乳後は好き嫌いがはっきりすることが多く、なかには初めて見る食べ物は食べないことも珍しくありません。これに関しては普段から缶詰の果物やせんべいをおやつに取り入れてやりくりすれば対策できると思います。
しかし、ミルクはそうもいきません。
乳児は消化機能が未発達です。牛乳も消化できません。やはり専用のミルクを用意するしかないのです。

非常時は工程が多いと不安も増える

粉ミルクの調乳は記載されている以上に工程が多いです。
粉ミルクの量の管理、2回に分かれる湯量の管理、粉ミルクをしっかり溶かす品質管理、温度管理が1〜4工程に並行して存在しています。
何が使えなくなるか分からない非常時に調乳はできないと感じ、液体ミルクの備蓄を考えました。

ストックしたら対策OK。ではない

液体ミルクを買って一安心、とはなりません。問題は本人が飲んでくれるかどうかです。
飲み慣れてもらうために外出時に使うことにしました。
まず人肌に温めて飲ませると、いつものミルクと同じように飲んでくれました。
加温できないことを想定して、あえて常温でも飲ませました。
寒い冬でミルクもちょっと冷たかったせいか、渋々飲んでました。第2子にとって、ミルクの温度が大事なポイントだと分かりました。

その後成長してミルクを飲ませるのに難航し、人肌よりさらに温かい方が好みだと分かったのはまた別のお話。

その後も外出時に液状ミルクを使用して、ローリングストックしています。
離乳完了直前にストックをなくす予定です。

液体ミルクの頼もしさ

前回の記事で液体ミルクであるらくらくミルクの利点を挙げました。

・密封されているので衛生的
・調乳用のお湯の温度管理をしなくていい
・車内など調乳設備がない場所でも授乳可能
・キャップ式の容器なので小分け後の保管が可能
 (開封後は長時間の保管ができないので注意)
・ピジョン母乳実感用のアタッチメントがあり、哺乳瓶なしでも授乳可能

『粉ミルク、液体ミルクを2年使った備忘録』
https://note.com/clean_plover7094/n/n126cd58c512f?sub_rt=share_pw

サッと手軽に持って行けるうえに少し温めるだけで衛生的に飲ませられるので、1缶(200ml)約230円も納得の値段です。非常用のミルクと考えるとむしろ価格以上の価値があると思います。
停電、断水時も短時間でミルクが用意できます。
第2子はミルクを温める必要がありそうなのでカセットコンロを購入しました。飲料水も備蓄しているので非常時の湯煎もこれで目処が立つかと思います。管理上、さすがに液体ミルクだけを3日分用意できないので、6缶ストックして、らくらくキューブと併用する体制にしました。
ちなみにらくらくミルクはマグカップがあれば、少量のお湯で湯煎ができます。

マグカップを使うことで高さが出て、100mlくらいのお湯で缶全体を温められます。時間も短くて済みます。
非常時に必要な水が少なくて済むのも大きなメリットです。

らくらくミルクは2023年に新しく120ml缶が発売されたので、低月齢から使いやすくなりました。第2子は生後4ヵ月まで120ml缶にお世話になりました。
キャップ式の缶になったのも同時期からのようです。第1子の時よりさらに便利なミルク、グッズが増えていて驚き、またありがたく思います。

らくらくミルク専用アタッチメント

専用アタッチメントがあるので、哺乳瓶がなくても授乳可能です。

キャップはネジ式で装着する
缶にアタッチメントを押し込んで準備完了
洗い物はこれだけ

缶は飲み残しの量が分かりにくいのがやや難点ですが、キャップ・乳首でおおよその量は分かりそうです。残った量を測って見ました。

Mサイズ乳首のくぼみまでで約10ml
ネジ山1段目くらいで大体30mlでした


初期はらくらくミルク(120ml)6缶セットの付属品でしたが、2024年4月現在アタッチメントのみの販売もあります。

先輩ママに感謝

液体ミルクは海外で以前から使用されていましたが、日本では管理基準がなく、衛生面などの問題から長い間作られていませんでした。
先輩ママのみなさんがSNSで液体ミルクの必要性を訴えて、規格基準が制定されて企業が製造したと記憶しています。
先輩ママ達、企業の努力が日々の育児の助けになっています。ミルクの選択肢を広げてくれたことに感謝します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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