本は最後まで読まないともったいない? そりゃもうすごーくもったいない。
本は、最後までの読まないと気が済まない。
オーディオブックで本を聞いていると、内容が「思ってたんと違う」ということがよくある。
最近、ちょくちょくAI音声がナレーターの本もあり、耳に馴染まないこともある。
サブスクのAmazonAudibleで聞いているので、一冊一冊にお金がかかるわけじゃない。
いつ聞くことをやめても誰にも迷惑はかけない。
でも、途中で聞くことをやめることができない。
もったいない?
負けた気になる?
最後に良いこと言うかも?
そんな気持ちで最後まで聞いてしまう。
人生を捧げても、すべての本を聞けるわけではない。
だから無駄な読書は避けて、実りのある本に鞍替えするほうが得策だ。
もったいない?
サブスクだからもったいないというのは少し感覚がズレているかもしれない。
負けた気になる?
誰に?
もちろん自分に。
その本をセレクトしたのは自分だ。
良い本だと予測を立ててダウンロード。
だから自分の選択が間違っていると認めたくない、過去の自分に負けたくない。
そんな心理が働いていると予想される。
最後に良いこと言うかも?
経験からあまりそのような事はない。
最後は大体編集者とか協力してくれた偉い人への謝辞で締めくくられている。
あれって読者は置いてけぼりだよね。
これらの理由により、僕は本を途中でやめることができない。
ならば。
「思ってたんと違う」本に出会った時にはどうすればよいのか。
その中から少しでも身になる所を見つけようと頑張るしかない。
具体的にいうと、その本が言わんとしていることを自分ごとに置き換えて、使えそうなところはないかと考えながら聞く。
もったいないと思うのは、その通りで何か新たな発見、収穫があるかもしれないのに、途中で投げ出すのは実にもったいない。
自分で選んだのだからなおさらだ。
最後に良いことがあるかも、というのも結局は自分次第。
本の内容に興味が持てなくても、読みやすい(聞きやすい)と思ったなら編集者の名前を覚えておくのも手だ。
本を買う時に編集者を見る習慣はないが、そういう買い方も「通」でかっこいいではないか。
作者買い、ジャケット買い、表紙買いのように編集者買いも有りだな。
色々と書いている内に、不必要(そう思っていただけ)な本を最後まで読むことへの意味が見いだせた気がする。
もったいなくない!
時間の無駄じゃない!
結局は読書に向かう自分の気持ち次第。
せっかく読むなら血肉にしたいと思うのはあたりまえ。
自分で選んでおいて、思ってたんと違うというのは通り魔みたいなもんだ。
オーディオブックなら勝手に読んでくれるし無理はない。
気楽にいこう。
読書はとにかく量を重ねることで、読む技術が磨かれると思う。
同じ本を読んでも身につくモノは人によって違う。
それは、その本を読んで何を身につけたいかハッキリしている人と、漫然と読み進める人の違いだ。
そういう「読む技術」というのは回数を重ねるのが一番いい練習になる。
とにかく読もう。
これは「集中して読みたいから」とか「読める時間が少ないから」とか、読む場面を狭めてはいけない。
いつでもスキあらば読む!
中にはほんとうに無駄だったなと思う本もあるだろう。
そういう時は作者と編集者の名前をしっかりと心に刻みつけ、もう買わないようにしよう。
自分には合わない本を発見できたと前向きに捉えよう。
この記事の内容も読書を通じて得た知識だ。
読書ってすごい。
これからも素敵な本に出会えますように。
ではまた。
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