福祉現場は人もAIもこない。
福祉の現場はITの導入が遅い。
遅いというか活用方法がわからないといった方が正確かもしれない。
最近流行りの生成AIをなんとか福祉現場で活用する事はできないのか。
ChatGPTやGoogleのGemini、MicrosoftのCopilotなどなど選択肢は多い。
これからどんどん増えていくだろう。
それぞれに得手不得手があるので、用途によって使い分ける必要があるかな?
職員が使うというよりは利用者に使って欲しい。
万年人手不足が続いている福祉業界や介護業界。
なんで誰もこないの?
それこそAIに助けてもらおうよ。
僕は福祉分野でも障害福祉だ。
障害を持っている人に対して使用するにあたって生成AIはどういった介入ができるだろうか。
音声入力ならハードルは低いかな?
音声で返答してくれる機能もあるようだ。
これなら職員不足で話し相手に困っている利用者には良いかもしれない。
でも懸念される事は「AIは人に対して注意できるのか」というところだ。
知的に障害を抱えている人の意見に対してすべて肯定的に返答されると、誤学習のもとになってしまうかもしれない。
きちんと注意す促すべきところは注意してくれるのだろうか。
プロンプトで相手は知的に障害を持っている事を入れたら解決できるだろうか。
適宜注意を促してというプロンプトを受け入れてくれるだろうか。
まだまだ知的障害者の話し相手になるのは難しいのが現状かな。
では職員の業務軽減はどうだろうか。
利用者支援の合間に記録をまとめたり、個別支援の計画を作成したりと意外と忙しい。
直接支援意外にもやることは盛りだくさん。
そこでAIさんの登場だ。
マニュアル等の作成はおてのものだろうけれど、そんな仕事は日常的にはない。
まだまだ福祉現場にAIさんの出る幕はないのか?
個人情報の取り扱いも大きな障壁になりそうだ。
さらに、障害が重度になればなるほど、AIさんに出来ることは減りそうだ。
「AIに仕事が奪われそうだ」とご心配のあなた。
ぜひ福祉分野を覗いてみてほしい。
まだまだ人間が必要な仕事は山ほどあるよ。
自分には関係ないと思ったそこのあなた。
甘い。
自分の仕事が直接AIにとってかわられることはないと安心しているのなら要注意。
業務軽減などでAIを導入できる職場は特に。
業務軽減の先には人員削減がつきもの。
AIに全ては置き換わることはないけれど、AIを扱う人間だけ残して、他の社員は「いーらない」となる会社は多いだろう。
あなたはAIを適切にかつ効果的にAIを扱えるだろうか?
その職場にいつまでも在籍し続けることはできるだろうか?
さぁ福祉現場においで。
AIのデジタルパワーより人間のマンパワーが必要なのだ。
もちろんAIに精通している人も福祉現場に来て、どんどんAIに置き換えてもらってもかまわない。
このままでは近い将来、福祉現場は崩壊してしまう。
人間を増やすかAIでなんとかするか。
真剣に議論をする時が来ていると感じる。
その議論を人間とするかAIとするか。
そこが問題だ。
AIに支配される障害者施設というのは、なんだかディストピア感があってなかなかそそられる。
でも人間が集まらないと、望まなくてもそういう未来が待っているかも。
健常者が徐々にAIに支配される方が早いとは思うが。
さぁ福祉×AIでイノベーションを起こそう!
ほんと、人でもAIでもいいからだれか助けておくれ。
福祉現場を見捨てないで。
僕は現状でなんとかするために、職場のDXを虎視眈々と狙っていく。
デジタルトランスフォーメーショーン!
ではまた。
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