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エセマッチョマンへの道は穏やかで緩い

春になった。

日差しが暖かい。

サクラがキレイ。

心が洗われる。

そしてみんな薄着になる。

ということで筋トレの季節がやってきた。


え?

おっさんの筋トレは見苦しい?

若見えねらってんじゃねぇ?


ごめん。

でもその考えは甘い。


おっさんの筋トレはムキムキマッチョマンを目指すものではない。

周囲の皆様に、醜い身体を晒さないための「現状維持の為の筋トレ」なのである。

自分で書いていて情けないが、ようするにそういうことだ。


ムキムキになるには知識と努力と時間が必要だ。

僕にはどれも欠けているのでムキムキにはならない。

でも中年男性特有の残念な体型になるのは防ぐことができる。

そう信じている。


冬はいいよね。

ダウンジャケットが全部隠してくれるもの。

春はもっぱらロンTで過ごす僕はある程度の筋肉がないと、だらしがないのだ。

もちろんジムに通ったりする余裕はないので、宅トレ

しかもダンベルは子どもが触っては危険と封印されているので、自重でのトレーニングとなる。

そして僕は基本的にしんどいことは嫌いなので、腕立て伏せ一択だ。

かっこよく言えば「プッシュアップ」。


腕立て伏せもしんどいので、回数を決めて何セットというやり方もしない。

「しんどくなったらやめる筋肉に優しい筋トレ」を実践していく。


おっさんにはもってこいのこの筋トレ。

「あ、もうしんどい」と思ったらすぐにやめよう。


インターバル(休憩)を短めにとって再開?

そんなことしたら筋肉が悲鳴をあげちゃう。

腕立て伏せをする→歯磨きをする→腕立て伏せをする→洗い物をする→腕立て伏せをする…。

という具合に筋トレと筋トレの合間に家事をこなしていく。

すると筋肉はある程度回復しているので、結果的には連続でやるよりも、回数を稼げるし筋肉にも優しいのだ。

コツは筋肉を追い込みすぎないということ。


負荷も大事だけど、きちんとしたフォームで回数をこなすのも大事なのだ。

それで効果があるの?と心配になったあなた。


はい、ムキムキにはならないよね。

これでムキムキになるなら世の中マッチョな世界になってしまう。

自重だと極限に追い込んでもムキムキマッチョマンにはならない。

負荷が足りない。

先に関節が死ぬ。


でもムキムキマッチョマンを目標にしていないからいい。

ある程度の筋肥大が見込めればいいのだ。

腕立て伏せだけ?と思ったそこのあなた。


あなたは人の筋肉に興味があるかな?

あ、あの人の僧帽筋すごいなぁ三角筋えぐいなぁ」とか思うかな?

世間一般の大部分は他人の筋肉に興味はない。


だから腕と大胸筋さえある程度鍛えていればロンTで目立たせることができ、エセマッチョマンの出来上がり。

大衆を騙せ!

腕立て伏せだけで乗り切るんだ!


全身を鍛えるのは完全に趣味(フェチ)の範疇だ。

僕は見栄えを整えるために行っているので、これで十分なのだ。

さぁ腕立て伏せの日々が始まる。

全国のおじさんよ立ち上がれ。

エセマッチョマンになって若見えを目指そう。


大胸筋さえあればなんとかなる。

さぁ筋トレ系YouTubeを見まくるのだ。
負荷よりもフォームを教えてくれるYouTuberを探すのだ。

ちなみに真のマッチョマンからは、背中や肩、脚が貧弱な為、いっぱつでエセだと見破られる可能性があるので、自己責任でやりましょう。

最後に、ほんと関節には気を付けて。

筋トレできなくなっちゃうから。

安全第一。


ではまた。

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