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四捨五入をすると60才になるおばさんのソロ旅

その2  大きなトカゲがいるよ。仏教国タイは動物のパラダイスだ編


今年でめでたく55才になりました。四捨五入をしたら60才です。と書くと私の人生、ずいぶんと長くなったなと思います。 そして子育てが終わった去年に何かがはじけ飛びました。暇を見つけては、お金を寄せ集めては旅をしてます。

前回も書きましたが、6月22日から29日までタイを旅行していました。もちろんソロ旅です。
今回はミャンマーに隣接する街「チェンライ」に行こうと決めていました。
バンコクで一泊し、チェンライに飛ぶつもりでしたが一日、日付を間違えて国内線のフライトを予約していたことが判明しました。ならバンコクでもう一泊しよう。そして何をしようか?となりました。

私は大の爬虫類恐怖症です。
蛇やトカゲが本当に苦手で怖くて仕方がありません。
が、「ルンピニ公園のミズオオトカゲ」を見に行ってみようと閃いてしまいました。
中々私としては及び腰になる案件でありちょっと悩みましたが結果
①非常にトカゲが大人しい性格であること。
②また現在は大切に保護をされていて珍しいこと。
③何をすべきか見つからずせっかくの限られた滞在時間を有意義に使えないのは残念。
と判断しました。

そうなったら行動開始です。日焼け対策をバッチリして向かいます。タイの日差しは凄まじく鋭いのでサングラスも忘れずに着用です。
地下鉄MRT線に乗り「ルンピニ駅」で降り地上に出るとすぐ公園を見つけることができました(同じく地下鉄MRT線「シーロム駅」からも行くことかできます。)

 バンコクのオアシス「ルンピニ公園」

東南アジアの公園の趣きというのでしょうか。
足を踏み入れるとヤシの木、ブーゲンビリヤにキョウチクトウなどなど南国の植物が沢山植えられており芝生に日陰が所々にできていました。木々の緑が濃く刺すような強い日差しと共に青空に良く映えて美しい限りです。屋台なども出ており談笑する年配の方(自分と同じくらい)の姿もありました。
それにしても灼熱の暑さです。取り敢えずペットボトルのお水を飲んで辺りを見回します。
「ミズオオトカゲ」という名前だから池の方にいけば会えるかも?と思い建物を曲がった瞬間です。
体が自動的に止まり足がすくみます。膝がしらがわずかに震えているのが自覚できました。

本日の主役「ミズオオトカゲ」の登場です。

大きいです。1メートル、いえ、1メートル50センチはあるでしょうか。
私は怖くて涙目です。いえ、実際は半分泣いていました。
なら見に行かなきゃいいのにと言われても仕方がありません。
でも見ると決めたので見ることにします。

 「……」
 実際に本当に臆病で物静かな感じでした。

こちらのトカゲが泳ぐ姿も撮影しました。撮影の最中、トカゲは私に気付くとスイっと方向を変えていました。本当に大人しい性質のようです。しばらく見ていたらちょっとだけ怖さが減り親近感が湧いてきました。

散水車。

 

炎天下。誰もいません。

無事に「ミズオオトカゲ」に会えて私が私に課していた役目?は終了です。

多分、もう会いには来ないと思います。
が、ずっと元気でいてねと心の中でお願いをして地下鉄の駅へと向かいました。

そして私は予定通りに翌日、北部の都市「チェンライ」へと到着をします。

何度もタイに来ていますが、犬と猫の姿を沢山見かけます。飼われているのか野良なのかはたまた放し飼いなのか、全く分かりません。
一つ確実なのはタイは仏教の教えの元「殺生」はご法度です。なのでみんなで大切にします。

バンコクのチャイナタウン
「ヤワラート」にて。

もちろんチェンライでも犬や猫に頻繁に遭遇をします。

メーサイのバスターミナルの子。
人懐っこくて可愛い子。
尻尾が特徴的な子。
チェンライにて。
何故か私はこの二匹に追いかけられ
全力で逃げます。


チェンライのお寺にて。
ご飯後でご機嫌な様子。



しかし、忘れてはいけないのは「狂犬病」の存在です。
賛否両論あるとは思いますが、実は今回の旅行前に私はこの狂犬病の予防接種をしました。日本では撲滅をしたと言われている病気ですが、海外ではそうであるとは限りません。むやみに動物に触らないのが一番です。
にしても注射代が中々の料金でびっくりしました。

チェンライのバスターミナル。
大きい!追いかけられたら怖い。
チェンライのバスターミナル。
ゴールデンレトリバー?

動物は大好きで本来なら沢山触りたいのですが、やはり怖くて手は出しませんでした。
おまけにチェンライのホテルのそばで犬二匹に追いかけられて全力で逃げるという出来事が…。
お犬様の顔は面白がっているように見えましたが、私の顔はかなり強張っていたことでしょう。

いい思い出になりました。

動物にとってはタイはパラダイスです。
殺処分もないそうです。
観光客の私が知らない課題が沢山ある事でしょう。
同時に日本の動物の殺処分のことが頭をよぎります。
悲しいこの出来事が無くなることを願わずにはいられない印象深い旅となりました。


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