最近心がほろっとした話

こんにちは。今回は、最近あった心癒された話をしていこうと思います。


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私は現在、某個別指導塾で塾講師のアルバイトをしているのですが、そこで教えている、ある小学生の女の子との授業の時間でした。

会って早々、「先生、今日元気ないね?どうしたの?」とその子が言ってきたのです。確かに、ここのところ予定も立て込んでいて、その上嫌なことも立て続けに起きていて心身ともに疲弊していました。おそらく、うまく誤魔化して隠せていなかったんでしょう。

私がその子(以下、A子ちゃんとします)に「ばれちゃった?最近、あんまりいいことなくてしんどいなあって思ってたんだ~」と話すと、A子ちゃんは「わたしも今日はムカつくことあったんだ、聞いてよー」と言ってくれて、そのあとはお互いに愚痴を聞いて(もちろん最低限授業を進めてからになりますが)、最後はすっきりとした気持ちで「じゃあまたね」と言って別れました。

このエピソードだけを見ると、私がだめな講師なのだと思われると思います。確かに、このときは情けなかったです、自分が。

それでも、あえてこの話を記事にしているのは、誰かに寄り添ってもらうのって、こんなに心地よいことだったんだなあ、と思ったからです。

平日は大学の授業とバイト、土日も課題やほかのことに追われていて、しかも会える友達も限られている。そんな今、ゆっくりと時間を取り、自分の悩み、心情を吐露し、自分の中のもやもやをクリアにしていくことはなかなかできなかったのです。バイトが終わるのは夜遅くですし、家に帰る時間には同居している家族はもう寝ていて、いいことがあっても、そうでなくても"ちゃんと"誰にも話せなかったのです。

精神的に病むくらいなら無理にでも言えばよかったんじゃないの、と思う部分はありますが、家族もそれぞれ問題を抱えていて言い出せずにいました。
友達と会うときも同様で、楽しく過ごしたい気持ちから、ネガティブなことを口にするのを避けていました。

そうやって、ため込んでしまってどうしようもなくなった時、差し伸べられた手に思わず助けを求めてしまったのだと今は思います。

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新型コロナウイルスの影響で、世の中のある程度のことはリモートで作業できるようになりました。それは、とても便利で、人によっては喜ばしいこと。

ですが、便利になっていくのと同時に、人としての豊かさ、愛情に満ちた世界が失われていくようにどこか感じています。気軽に友達と遊びに行けなくなってしまったなあ。外出する時も、マスクやアルコールで感染予防対策をしなくてはならなくなったな。とか。

忙しなく過ごす日々の中で、きっと、人の温かさを見失っていたんだなと感じました。そして私はほんのちょっとのやさしさに救われました。

私がやさしさにふれたと感じるのは、いつも人の温かさを感じた時でした。
この記事を読んでいるあなたにも、やさしさが降ってきますように。そのやさしさの輪が広がりますように。

ここまで読んでいただきありがとうございました。




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