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興味ゼロだったスターウォーズを見て、人生に希望を見出した話

全く興味が持てないものって、ありますね。

見る前、読む前、体験する前に、魅力を感じられなくて最初から弾いてしまうようなもの。
食わず嫌い、というようなもの。

わたしにとってのそれの一つが
スターウォーズでした。

高校生の頃、母からの着信音をダースベイダーのテーマにしていたこと以外、わたしとスターウォーズを繫ぐものはありません。

スターウォーズというものはエピソード9まであって、時系列と公開順が異なるんですってね。

SFという特性上、恐らく先(70~80年代)に公開されたエピソード4~6はハリボテ感が強いであろうと思われ、CGたっぷりの迫力ある映像からハリボテに戻るしんどさを鑑み、公開順で見ることにしました。

4を見た段階では、時代特有の価値観というか、場所を地球から宇宙に移しただけで、結局これ、戦争ですよね(だってスター「ウォーズ」ですもんね)と思いました。

「あなたには興味がない」と何度も断っているのに全然話を聞かないでオラオラ攻めてくる男(ハリソン・フォード)が結局モテているのにも合点がいきません。

争いによって味方もかなり犠牲になっているし、相手の巨大な宇宙船を中枢から破壊して皆殺し=ハッピーエンド!としているのにもなんだか、モヤモヤしました。

みんな手放しでめっちゃ喜んでるけど
これ、結構な犠牲者が出ているのでは…。

勝負は、トントン相撲とかで決めようよ!
(だから、スター「ウォーズ」なんですって)

しかし、これだけ世界的に人気のあるシリーズです。
スターウォ…と口にしただけで、映画愛を2時間くらい語れる人が五万といそう。

だからきっと、
戦闘シーン楽しい
ジェダイかっこいい
フォース欲しい!
だけではないのだろうと半ば我慢して6まで見てエピソード1に戻ったとき、あまりに可愛らしいアナキンに、わたしは衝撃を受けました。

差別主義全開の政治家も
ヘイトスピーチを繰り返すネトウヨも
血も涙もないマフィアのドンも

もしかしたら幼少期はアナキンみたいな純粋無垢な子どもだったのかも、何か事情があってあのような仕上がりになってしまっただけなのかも…
と想像せざるを得ない展開でした。
これは奥が深そうです。

エピソード3で涙する人が多いって、本当ですか。

わたしは、ラグビーの魅力にもついこの間(2019ワールドカップで)気付いた身です。

大きい男たちが汗臭い青春を謳歌している、わたしとは関係ない次元のスポーツだと思っていたのに(失礼)、危険を伴うからこそ相手を慮り規律を大事にすることや、ゲームが終われば敵味方関係ないノーサイドの精神などにわたしは感動し、にわかファンと化しリーグ戦も見に行きました。

今執り行われているワールドカップも、HUBなどに観に行っています。
日本代表は惜しくも負けてしまいましたが、わたしにはまだオールブラックスが残っている。

スポーツ嫌いのわたしが、自ら進んでスポーツバーに足を運ぶことになるなんて。
人生はわからない。

この分だと、食わず嫌いだったけれども実は…というものが、まだまだたくさんありそうです。

この後の人生に希望の光が見えました。

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