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安曇野の大きな家

小さな家が自分の性分に合っている。

そんな私だが、
安曇野にある大きな家が雑誌に掲載された時、
その豪快な暮らしぶりが素敵に見えた。

どでーんと構える大きな家。
そこに家族のモノたちがのびのびと置かれてある。

私はモノの管理が苦手なので、
のびのびとモノを置く事ができない。
せいぜい狭い部屋の中に散らす程度である。

広々とした家では、大きな家具も飾りも
人に圧迫感を与えない。
家のアクセントになって、見事に調和する。
それほどに大きな家は人の感情に余裕を与える。
それが伝わってくるようで、素敵だと思ったのだ。

安曇野という土地をそれまで知らずにいた。
確か、その家のご家族がその土地をいたく気に入り
移住したようなことが書かれていたと思う。

安曇野という土地に行ってみたい。
きっと気持ちが良いところなのだろう。
そう思って旅立ったのは、
それからあまり遠い未来ではなかったと思う。

松本駅から電車を乗り継いで穂高駅まで行き
穂高神社と大王わさび農場に行った。
大王わさび農場まではタクシーを利用した。
念願の安曇野の地に辿り着いた喜びを
タクシーの運転手さんに話したことを覚えている。
運転手さんによると、安曇野は気候が安定しており
住みやすいという。
なるほど、それはなかなか貴重な場所だと思った。
それを知ることができて、嬉しくなった。
やっぱり気持ちいい暮らしができそうだ。

優雅に山がそびえ、平地が広がるその景色に
こんな綺麗な場所があるんだなぁと思った。
そこに住む人を、やっぱり羨ましく思った。











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