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「人類滅亡」カウントダウン?

私と異なる見解をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、行動心理学の視点から持論を述べます。

「両国が互いに核兵器を所有していれば、それが抑止力となって核戦争は起こらない」

いまだに、こんな「核抑止論(おとぎ話)」を信じている人が大勢います。

核ミサイルが一発でも発射されれば人類滅亡なのだから、撃つはずがない。

確かに「合理的」に考えれば、そうなるでしょう。
でも、人間が決して「合理的」な生き物でないことは、一連のコロナ騒動・ワクチン禍でもはっきりしました。

「死の病」の恐怖に駆られた人々は、危険性を天秤にかけることなく、怪しいワクチンにもろ手を挙げて飛びつきました。そこに「合理性」は微塵もありませんでした。


人間は「感情の生き物」であり、しばしば「感情」は「合理性」に優先するのです。特に、「恐怖」や「怒り」といった負の感情は強烈です。

損失回避 | 意思決定・信念に関する認知バイアス | 錯思コレクション100
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何かを得ることの満足感より、何かを失うことの抵抗感のほうが何倍も強いことは、幾多の心理実験で明らかになっています。
一度接種してしまったからには、あらゆるマイナス情報に目をつぶり、何度でもワクチンと打ち続ける「サンクコスト効果」も、この心理状態の発露です。

また、人は自分が負けることの悔しさより、相手が勝つことへの憤りを強く感じるようにできています。
このように相手の不幸・災難に快感を覚える歪んだ心理を「シャーデンフロイデ」といいます。

そのため、たとえ自分も被害を被るとわかっていても、相手を勝たせないようにするという「共倒れ」の心理が働くのです。

負けるのは構わないが、敵が勝つことは我慢ならない。

自分がどうなろうと、相手が勝利することだけは絶対に許さない。

特に政治家や軍人のような人々は、この心理傾向が強い。
したがって、いざ戦争がはじまり、自国が負けそうになったとき、「指導者」たちは、

敵を勝たせることだけは意地でも阻止する

どうせ負けるなら、いっそ相手も地上から消し去ってやる

と考えます。
簡単に言うと、「腹いせ」「自暴自棄(ヤケ)」です。


敗戦が確実になったヒトラーは、「イタチの最後っ屁」よろしくパリを燃やし尽くそうとしました(「パリは燃えているか?」)
パリを失うくらいなら、パリごとなくしてしまえ、ということです。

旧日本軍は、たとえ日本兵が一人もいなくなっても、捨て身の特攻を仕掛けることで「米国が勝利する」ことを阻止しようとしました。


というわけで、人類が滅亡しようが何だろうが、敗戦濃厚となれば、「指導者」はちゅうちょなく核ボタンを押します。
とにもかくにも、「相手が勝利を手中に収められ」なければいいのですから。


どちらが正しい、どちらが間違っているとは関係なく、このまま交戦状態が続けば、

ロシア対ウクライナ

イスラエル対アラブ

どっちが勝っても、どこかの段階で確実に核ボタンが押されます。これは100%確実で、避けようがありません。

アラブ諸国は現時点では(少なくとも表向きは)核兵器を所有していませんが、いずれ開発するか、どこかの国・組織・武器商人から入手するのは確実です。

モスクワが攻撃され、ロシアが倒れそうになれば、クレムリンは核ボタンを押します。
逆に、ロシアが勝利し、裏ですべてを操っていたのが米国だと世界中に知られれば、責任追及を逃れるためにホワイトハウスが核ボタンを押すでしょう。将棋盤をひっくり返して、全部をチャラにするようなものです。

すべては「相手を勝たせない」ため。


今、人類は滅亡への道を邁進しています。
これを回避するには、世界中の市民が目覚め、メディアの垂れ流すデマ情報を排除し、狂った「指導者」を追放するしかありません。

人類の未来を握っているのは「指導者」ではなく、「我々一人一人」なのです。


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