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ボーッとしていた私が「気が利く力」を身につけた方法

 HSPと言えば、些細な事に気がつくって言われてるけど、だからといって必ずしも気が利くわけじゃないんだよね。
 10代の頃は、ハッキリ申し上げて気が利かないボーッとした子でした。
 
そんな自分が嫌だったから、大人になったら「気が利く女性」になりたいと思った。

そして社会に出て約20年間、人と接する仕事をしながら、本やネットの記事をたくさん読んで、それを少しずつ実践してみては、自分の理想に自分自身を近づけてきた。

 HSPという気質を知ったのはつい最近なのだけど、HSPの「気がつく」という能力をプラスに活かせる様に持っていったのは自分自身だと自負しております!

 そこで、私はどんな事を頭の中で考えてきたのか、気が利くとは何なのかを完全に持論で偉そうに語らせていただく。


「気が利く」に至るまでどんなプロセスがあるのか考えてみた

大きく表すとこんな感じ
1.動きをキャッチ→2.考察する→3.行動する

1 視界に写す、耳に入れる、五感から感じる動きをキャッチする。

 まずは人の動きをキャッチしないと何も始まりませんよね。目に見える事だけでなく、聴こえてくる話や音は、たくさんの情報を教えてくれる。
 あとは、空気感を感じる。
空気感って何だ…?って考えてみたけど、感覚的過ぎて言葉にできません。。。(未熟者)
でも、触覚や嗅覚は、それを感じるのに使っているんじゃないかな。

2 考察する

例)
━━キャッチした情報
「この人少し顔が火照っているし、何となくおでこがジトっとしている。あ、ふぅーってため息ついた。」

━━考察
「暑いんじゃないかな?じゃあ、どうしてほしいだろう?あ、何か飲みたいかも。」

さらに、プラスα(アルファ)で考える
「この方、いつも冷たい物より温かい物を好んでよく飲んでる。でも今日は気温が高いし、どちらがいいか聞いてみるのが良さそう。」

3 行動する

「暑いですよね。お飲み物お持ちしましょうか?冷たいのと温かいのどちらがいいですか?」

ここでさらにプラスα!
「冷たいのが欲しい」と言われたら
→結露で濡れるのでコースターも用意してグラスの下に敷く。

「温かいお茶が欲しい」と言われたら
「お熱いので気を付けてくださいね」とひとこと添える。

という感じ。

 こんなちょっとした事、普通にやってるわよって思った人は、気が利く人です。

自慢する程でもない様なちょっとした事だけど、このちょっとした事が積み重なると、人は「あの人は気が利く人だ」と認定するんじゃないかな。

気が利くための3つのポイント

・気がつこうとする事

 もー本当これ!まずはとにかくこれ!
この人って本当に気がつかないな…と周囲から思われている人を観察していて思う。
「そもそも気がつこうとしてないよね。」
 
何かひとつの作業をただ決まった通りにする、終わったら「はい、終わりー」って安心する。安心しておしゃべりに夢中になったりすることもある。

「終わってないよー!よく見て!まだ仕事あるよ!」とか
「終わったつもりかもしれないけど、そこ抜けてるよ!」とか
「よく見て!その人何か言いたそうだよ!」とか
とにかく見てない考えてない。
気がつこうとしていない。

気がつこうとしなければ気がつけないし、見ようとしなければ見えるわけがない。

気が利く人とそうではない人は、まず根本的にそこらへんの意識が違う。

・視野を広げようとする事

ここでいう視野とは、文字通り「眼で見える範囲」の事です。

当然ながら、視野が広いとその分たくさんの事に気がつくことができる。

 私自身、かなり視野が広くなったと思う。まるで、サバンナで肉食動物の襲撃を警戒するシマウマの様に。笑

本来の私は一点集中型。
見ようとしていない物は見えないし、眼では見てても脳が見た事を認識しない。

 同級生と子どもの頃の話をした時、皆が「あーそれあったよねー!懐かしい!」と盛り上がってる「それ」の記憶が、私には全然なかったという事実が、若かりし頃の私を表している。

 そんな私だけど、これもまた意識して、視野を広げてきた。見ようとするだけ。簡単な事。
それを続けてきたら、いつのまにか、意識しなくても見えるようになっていた。
 特に、仕事の時は、オートで視野拡大スイッチが入る。で、時々ゾーンに入る時もあって、そんな時は漫画「アオアシ」の主人公「青井アシト」の気分。(あくまでセルフイメージ)

・プラスα(アルファ)とは相手への思いやり

 普通の気が利く人は、それなりにいるけど、プラスαをする人は案外少ない。だから、できる人は重宝されるんだな。

プラスαを思いつくためには、相手の立場になってみる事が大切。

お店の店員さんに、そのプラスαの気遣いをしてもらった時、どんな気持ちになるか?

私は、心がとても温かくになる。
そして、「この人、できる人だ」って勝手ながら認定する。

プラスαって、別にやらなくてもいい事なのだけど、してあげると相手の心に小さな温もりを届けることができる

プラスαまでやる人は、相手にとって
「心に残る気が利く人」になるんじゃないかなぁ。

おわりに

 気が利く力を身につけると、どこに行っても役立ちます。人から信頼してもらえ、愛される。それが自分の自信になって、心を温めてくれる。
 人のためにした事が、結局は自分のためになっていくんですね。

☆・*ここまで読んでいただき、ありがとうございました*・☆







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