「ドキュメント日記」シリーズ

<シネマでTOLK&本deコミュニケーション ⑮>

『交通誘導員ヨレヨレ日記』とか『派遣添乗員ヘトヘト日記』とかのドキュメントシリーズ本って、ご存じ?
前から興味あって読みたいと思いながら何となく買わなかったが、初めて『ケアマネジャーはらはら日記』を読んだ。

70歳を過ぎてからは高齢者のエッセイとか老後情報とか晩年生活の参考になる本を購入することが多くなり、せっせと読んでいる。
「オロオロ」「ヨボヨボ」などの職業ドキュメントシリーズも、70代の私はケアマネジャー()に興味が……。
(私も含めケアマネージャーと呼んでいる人が多いらしい。本のタイトルに「?」と思ったが「ー」は入れないのが正解らしい)

60代のころ高齢者の生活を支援する会社のパート勤務に応募して採用され、施設や独居者の自宅へ行って、お喋りの相手や病院・買いものの付き添いなどを行う仕事を経験した。
当時、多忙な自営仕事をしており、ほかにも理由・事情があって3か月ほどで辞めたが、訪問した後は必ずケアマネさんに電話して報告していた。
大阪の千里ニュータウンという町で、元気に働き、趣味のスポーツを楽しんでいた私は、ケアマネジャー(生活支援専門員)という職業名は知らなかった。ヘルパーという言葉を知っているだけだった。

著者の岸山真理子さんは、常に心配で「はらはら」し、涙をはらはらと流す。怒り悲しみ案じ、ドタバタと動き回る壮絶な体験をしている。
高給取りではないのに大変な仕事に日夜がんばっておられるケアマネジャーさんに、感心。感謝。
自身の未来のために高齢者の生活支援活動というものを知りたかったのだが、今は働く…お手伝いする側ではなく、支援を受ける未来が近づいてきた。
介護の実態についてもっと知りたい。次は、書店で『非正規介護職員ヨボヨボ日記』を探す。またはどこかへ注文しよう。

マンションにお住まいの方は、管理員さんに興味あるでしょう? 『マンション管理員オロオロ日記』を読んでみませんか? タクシー運転手さんには『タクシードライバーぐるぐる日記』があります。通販商品をよく買う、コールセンターによく電話するという人は『コールセンターもしもし日記』。『出版翻訳者なんてなるんじゃなかった日記』というのもあります。

今でも本を出版する甲斐性があれば(過去に2冊出版した)、私はパート勤務・アルバイトを体験した人の話をまとめたい。仕事を選択する、応募する際の参考になるような体験談を……。
(ブログでも可能なので、ぜひ体験メモをお寄せください。簡単なメモや気楽な話し言葉でOK。匿名可)




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