夏休みの親のたのしみ
いやほんとに暑い。これぞ夏!って感じの天気に、お昼ご飯のあと夫が突然、釣りに行こーといい出した。
次男も声高らかに叫ぶ。
「行きたーい!釣りしたーい!」
去年まではよく家族で釣りに行っていたのだが、今年はまだ行けてない。楽しいっちゃ楽しいのだが、準備や片づけがマジで大変。
行かなくなったら行かなくなったで全然わたしはいいのだ。
でも今日はなにがなんでも行きたい様子の夫と次男に、娘二人も大賛成。
わたしの頭の中では、え、いまから?と反対意見が出ているが、かわい子ちゃんたちの説得により、出かけることにした。ら、
うっひょーーとなるぐらいキレイな海に、やはりテンションが上がる。
チビたちの安全も考え、リーフでの釣りを選んだのだが、満ちてくるまでそんなに時間がないのはわかっていたので、泳ぐことも想定して荷物を持ってきた。
浅めのリーフでは網を使って、カニや小魚を追いかける。
ちょい深めのポイントでは、竿を投げて釣りを楽しむ。アタリはあるものの小魚らしく、エサだけが虚しくとられていくので、なーんも釣れない。
釣れないけれど、夫と次男はめっちゃ楽しそう。
娘二人はそうそうに釣りに飽きたようで、ビーチに移ることにした。
おそるおそる入って行く二人だが、やはり泳ぐほうが楽しいようだ。
潮が満ちて足場がなくなった次男も参戦。
わたしは子どもたちのはしゃぐ姿を見守りながら、暑い、⚪︎ぬ〜とボヤきながらボーッとするのみ。
夫は夫でせめて晩ご飯のおかずを釣れればと、釣りに専念するもボウズで終了となった。
あれ?わたしって楽しんだのか?と疑問が頭をよぎる。
家族サービスって言葉をよく聞くし使ってもいるけど、そもそもなんに対してのサービス?サービスって表現が合わない気がすると思うのはわたしだけだろうか。
サービスの定義について調べると、
あ、家族に奉仕してるよね。では、家族サービスとは?
要はだれに尽くすかってこと?普段から家族に尽くしてるけど、それだとちがうってことか。休日にみんなでくつろぐって、出かけることだけではないのね。
ゆっくり過ごすことも家族サービスになる。わたしはそっちの方が好みだ。遊びに行くって楽しいけどくつろげるとはまたちがうような気もする。
ただやはり子どもたちが、
「めっちゃ楽しかった〜。パパママありがとねー」とよろこんでくれることが救いであり、うれしくもある。
それだけでがんばって連れて行った甲斐があるってもの。そんなわたしはご褒美に疲れが吹き飛ぶという安さ。
最近忙しかった夫は、やっと子どもたちを遊びに連れて行けたと満足している。家族のことを考えてくれる夫には感謝だ。
来週はダムで川遊びをさせる計画だ。前もって計画してくれれば気力の調整ができるのでその方がありがたい。
さて夏休み。楽しい計画がまだあって、子どもたちのよろこぶ顔がまだまだ見れるし、一緒に笑って楽しさを共有できることが夏休みの親の楽しみというものかもしれない。
見えるだろうか。次女の耳の中に……イシ…
入ってるのにずっと気づかず持ち歩いてる次女の耳を見て、本人もビックリでみんな大笑い。きっと次女は天然で鈍感さんなのかもしれない。
Revenge Day76クリア
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