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【第13レース】今年のレースを振り返る(8)★

こんにちは、ワイぞーです。

レースを振り返っていましたが、気づけばもう晦日になっていたので1年もまるっと振り返ろうと思います。

2023年のスタートを決定づけたのは、何を隠そう2022年年末の大病でした。発熱・ダルさが4~5日続きました。しかも出張先で体調が急変。本当に楽しみにしていた夜の食事もほとんどのどを通らず、味覚が失われていくのがわかりました。風邪をひいてものどに来るはずなのに、高熱からくるだるさがこれだけ続くのはおかしい。健康を失うとここまでつらいのだとお先真っ暗な感覚が今でも思い出されます。

そして年末は差し入れをしてもらいながら何とか生き延びました。お忍びで、好きなものが食べたいと思って最寄り駅まで2~3km歩いてターミナル駅で酢豚を購入。そそくさと家に帰って食べようとします。しかし、体が食事を受け付けない、においから吐き気を催し、さらには味もしないという不安。コ●ナの恐ろしさを感じて、今度はYoutubeで味覚を失った人がどうなるかなどをひたすら調べ、においを復活させるための方法、何を嗅いだら回復しているかどうかがわかるのかの食品を探したり、ほんとうに必死に取り組みました。

それと同時に「これだけ体が動かせないとはつらいものなのだ」という不安と、お先真っ暗な感じが自分を追い詰めます。

1月1日。少しずつ良くなってきて、体温も37度台前半まで下がってきたので、2日ぶりに外出。冷たい空気をすいながら、生きているってこういうことだ、体が健康であるということはこれだけありがたいことなのだ、これを逃して何もしないとはなんてもったいないことなのだ、自分の体に失礼なことなのだ、と感じたのを覚えています。少しジョギングしてみたりなんかして、「あ、少し走れるようになった( ゚Д゚)」という喜びを感じたり、翌日には少しずつ味覚が戻ってきて「あ、松屋の牛丼の味がする(^^♪」とほんの些細な変化に驚いたりして…。「生きているって素晴らしいこと、子のありがたさをかみしめて今年1年間を過ごそう。」そう思ったのでした。

それから現在1年が経ち、感染症対策が減り、街中でもすこしずつマスクを外したり、福袋で容赦ない行列を作る風景や、子供たちが元気に家族と出かけたりする様子を見ていると、「これが当たり前じゃない」ということを知っておかなければいけないのだ、と感じるのです。

そこからの1年でしたから、レース中に何かきついことやもう限界!と思った時にはいつも年末の大病が頭をよぎりました。「あれだけつらい経験をしたのだから、今走れるこの喜びを体に還元したい!」「あの時のつらさに比べたら今はどんなことだって受け止められるはず!」そう信じて1年間仕事とマラソンを継続してきたつもりです。

しかしこれも「喉元過ぎれば・・・」でうすれていくものですよね。

2023年はそのおかげで(?)忘れられない1年となりました。身近なことも、普段の仕事も、何をするにもチャレンジしていく気持ちをわすれずに過ごせたのではないかと思います。「無理をするけど、無理しない」そんな1年でした。

レースの振り返りは次回にしようと思います。よいお年をお迎えください、それでは♪

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