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⑲『ありがとう』は魔法の言葉

煩悩の「承認欲求」を満たす

あなたは『ありがとう』とちゃんと伝えていますか?
相手から心を込めて「ありがとう」と言われたら…
あなたはどのように感じますか?

うるさいなぁ〜と思うでしょうか?

「ありがとう」と言われると
私は心が満たされ幸せな気持ちになって嬉しくなります。

前回の話の続きです。
人には『名誉欲』という煩悩があります。
この『名誉欲』とは、分かりやすくいうと、相手から「認めてもらいたい欲」のことです。つまり「承認欲求」。

昨日話した「動かない名誉欲」は、動くことによって「あの人はできない人」というレッテルを貼られることから自分を守りたい。動かなければ「やればできる人なのかもしれない」と思われたい「承認欲求」です。

仏教ではこの『名誉欲』を手放しなさい、と説きます。その方が心が豊かになり幸せになりますよ、とお釈迦さまはおっしゃいます。そのことを知っている私たちは『名誉欲』を手放すことにして、しかし目の前にいる人はこの『名誉欲』をバリバリに持っているわけです。

たとえば、妻がお茶を淹れてくれた🍵
夕飯を作って待っていてくれた🍚
「ありがとう。」
相手の心遣いに対して僕はちゃんと分かっているよ、と妻の承認欲求を満たしてあげます。

夫が家族旅行の予約をしてくれた🍽️
「ありがとう。」
忙しい夫が時間を割いて手配してくれたこと知ってますよ、と夫の承認欲求を満たしてあげます。

職場の仲間が苦労して資料を作ってくれた📝
「ありがとう。」
睡眠時間減らして資料を作ってくれたこと分かってるよ、と仲間の承認欲求を満たしてあげます。

ゴミ出しをしてくれた、とか、洗濯物を取り込んでくれた、とか、どんなに小さなことにでも
「ありがとう」を伝えてください。
なぜなら、言えば言うほど相手の心は満たされ、めぐりめぐって自分が幸せになるからです。

『ありがとう』は魔法の言葉です。

・・・・・・
このことは「営業」にも通じます。
いきなり「自社のメリットについてご案内があります。」と話し始めたら…相手は本題に入る前に拒絶します。

まずお客様に心から感謝の気持ちを伝えることから話してみてください。少なくとも、最初から拒絶されることはなくなります。褒めてくれる人には心を許すものです。

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