傾聴するということ
人のはなしを聴く
これほどシンプルで奥深いことはない
先日、これが傾聴かぁ…
と言う感覚をはじめて経験した
自分が想像していたものとは全く違っていた
すっかり書物を読んでできる気になっていた
恐るべし 知識と体感の埋められない溝
「わたしのことは脇に置いておいてただ聴く」
という行為は、我慢する、という感覚でもなく 話し手とすこしの距離をあけたところい身を置く そんな印象が残った
求められてもいない共感という行為は心地の良さを生んだ
人はそれぞれ自分の中に答えをもっている
そしてだれでもそこへ辿り着ける
簡単ではなかもしれない
けれども、耳をかたむけてくれる誰かがそこにいてくれることで、内なる声は黙秘からささやきへと姿勢を変えていく
なんとも不思議なマジック