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闇が光を照らす

ここ最近、ずっと身体を壊している。

今はコロナ。
そのちょっと前はアデノ。
その前はインフルで、その前は帯状疱疹。

私の細胞たちが多忙を極めている。
実に多忙だ。

合間合間に、
ちょっとだけ健康な細胞たちが顔を出す。
恥ずかしがり屋なのか?
もっと堂々としたらいいのに。

そして、まぁよく聞く話だが、
人は、今そうであることには、
そうでなくならないと気付けない生き物なのだ。

健康じゃなくならないと、
健康であったことには気付かない。

ずっと健康なままだと、
「健康な1日」ではなく、
「何もない退屈な日」で終わってしまう。

そういう意味では、
健康であることの幸せを深く感じられる機会を与えてもらっているのである。誰かから。

そろそろ私のコロナも明ける。
そしたら、しこたま美味いビールを飲もう。


人生は谷があるから山を感じられる。
闇があるから光を感じられる。

闇が光を照らすのだ。

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