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はじめて挑む「おうちアフタヌーンティー」

期待に応えたいという気持ちが、いつもわたしを奮い立たせる。

たとえばこんなとき。

大切なゲストが2日にわたり訪問してくれるという、うれしいチャンスが到来した。

なにをつくろうかと計画するまでもなく、パッと頭に浮かんできたのが「アフタヌーンティー」というイメージ。これはおそらく、がっかりしたラグジュアリー(なはずの)アフタヌーンティー、からの大逆転をとげたこの日のそれに、えらく感動したからに違いない。

それっぽいものを過去につくったことはあるものの、複数のセイボリーからスイーツまでをガッツリつくりこむのは未経験だ。

定番メニューを軸に、うちのアフタヌーンティーにふさわしい展開を考えていった。

中2男子からのお墨付きのパンにはリエットと、生ハム&いちじくを。

簡単にできて見栄えのするお野菜ケークサレを小さく焼こう。

お腹にやさしい、ちょっとホッとするポタージュスープがあるといいかもしれない。

ケーキスタンドをかえただけで雰囲気も違ってみえる

スイーツは…?

イングリッシュスコーンは、未だ納得のいくグルテンフリーでレクチンフリーなレシピができあがっていないのでやめておき、代わりにスイートポテトのホットビスケットにした。

前日から用意しておける、むしろひと晩おいたほうがよりおいしくなるキャロットケーキはティグレ型で焼き、くぼみにクリームをIN。

冷蔵庫に保存していた「赤ワインづけのレーズン」を利用するために、チョコレートのハートケーキ(マドレーヌ型)を焼きはじめたのはほんのアドリブのつもりだった。たべてみたら予想よりもイケていたから、チョコレートを部分的にコーティングしてココナッツをかけてメニューに追加した。

ひと口でポイッと食べられるものがひとつあるとバランスがよくなりそうという理由から、このココナッツのマカロンをフリーズドライのストロベリーバージョンにアレンジした。

旬のフルーツをつかったスイーツも。そう思って選んだ柿は、花びらみたいにしてマフィンにした。

栗ははずせない。ずっとそれを念頭においていたにもかかわらず、いつの間にかスーパーから姿を消してしまっていた。それなら仕方がない。さつまいもで代用してできたババロアは、グラスで涼し気に演出した。

全9種類。がんばった。わたしにしてはやりきった。

ひと晩置いたほうがおいしいものや、当日じゃなくてもいいものは前日から仕込みをした。準備万端に本番の日を……は叶わなくて、やはりバタバタとしながらゲストを迎えるはめになってしまって猛省。いつになったら優雅に「ようこそ」といえるのだろう。

いろいろ見直すべき点はあったが、ゲストのよろこぶ顔がみられてしあわせだった。これに尽きる。だからやめられない。

おもてなし、というとちょっぴり大げさにきこえるが、「ゲストを迎える」瞬間がやっぱり大スキだ。

決して上手ではないが気持ちはいっぱいこめている。「うわっ」と感激してくれる顔みたさに。

2日目のゲストはnoter知恵さん。京都からはるばる訪問してくださった。Joeyも大歓迎♪
「いちにちめのげすとはランちゃんとママさんだったんだ」


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