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第3話:「自炊の誤解」を抜けた先に、見えた景色【料理を好きな私になるための思考と実践】

これまでのあらすじ

【料理を好きな私になるための思考と実践について】
第1話:なぜ「自炊レッスン」なのか? 
第2話:4回のレッスンで学んだ、自炊のあれこれ
第3話:「自炊の誤解」を抜けた先に、見えた景色←今回

第1話では、「なぜ自炊レッスンを選んだのか」について、第2話では「4回のレッスンにおける実践」についてお伝えしてきたが、今回は「自炊レッスンを受けたわたしの変化や考えたこと」について書いてみようと思う。

第1話はこちら

第2話はこちら

嬉しい収穫 その1:「自炊って…なんでしょ?」な思い込みが解消された!

自分の中で最も大きかったのは、第1話でも書いていた「自炊への思い込みや自分で設定していたハードル」が破壊されたことだ。

■メニューは選ばなくて良い!
①メニューを選び、レシピを選定し、必要な材料を把握し、買うという準備工程が面倒…
メニューを選ぶのではなく、食材を見て「どんな味/油をつけるか」「どんな調理方法にするか」を考えれば良い!(そしてそれはかなり自由である)
■基本は「食材の味」で良い!
②レシピに記載のある調味料がないと、パニックになる…
→レシピに合わせるのではなく、食材に合わせた料理方法がベスト!
■材料は使える分だけで良い!
③材料を使い切れず腐らせてしまったトラウマがある(色がすごい…)
→材料は使える分だけ買えばいい。そして余ったいかなる具材も、神の飲み物「味噌汁」にどーん!でOK!
■自分のためで良い!
④誰かが食べてくれないとそもそも創作意欲が起こらない
→実際に作ってみたら、「自分で食べてみたい」という意欲が起こった!
■工程は少なくて良い!
⑤1回料理をすると平気で2時間くらい使ってしまう時間泥棒っぷり…
→「料理前料理」であれば、複数行程を踏まずに10分で完了!なぜなら自炊は「外食では食べられないもの」でOKだから。家でしかできないことを家でならできるし(残っただしを別の料理に入れるとか)、シンプルな工程でも十分に美味しい!
■基本は「塩」で良い!
⑥不安になって色々な調味料や具材を入れてしまうので、結局どうすれば美味しくなるのかよく分からない…
調味料は基本的に「塩」でOK。油が国籍を決めるので、テイストを出したいなら「油」を変えることで雰囲気ががらっと変わる。味が決まらない場合には塩を足せばOK!
■順番を設計すれば良い!
⑦米が炊けるのを待つと、おかずが冷えてしまう、といったタイムマネジメントの失敗
最初に長くかかるものに着手し、最後に温かいものが出来上がるように工程を組んでみることでイライラも減少!

いずれも、自分の中で自分に課していたハードルであり、その思い込みから自由になれ、「(いい意味で)適当でいいんだ」と思えたことが、1番大きな収穫だった。

嬉しい収穫 その2:「もっと知りたい」と思えた!

不思議に感じたのは、やっていけばやっていくほど、自分の中で疑問が湧いてきた点だった。私は本来イベントなどに参加すると質疑応答にしゃしゃり出るタイプなのだが、初回のレッスンでは全く質問したいことが浮かんでこなかった。実践回数が少なく、そもそも疑問に思うことが何なのかすらよく分からなかったからだ。しかし、最終的には色々と気になることが出てきたのも、自分にとっては収穫だった。

嬉しい収穫 その3:基本的なルールを理解できた

とはいえ、「こうしたら良い」「こうしたら良くない」といった、最低限のルールが有ることは事実である。それについて、実践を伴って学ぶことができたのは、自分にとっての収穫だった。

・油はケチらず入れたほうがいいなど、料理をする上での基本的な思想
・「食感の違うものを入れる」「ひとつは香りのあるものを入れる」「中華風にしたかったらごま油、洋風ならオリーブオイル」「肉っ気があれば出しは不要」「具材に油っ気があれば油は引かなくてOK」などの、食材の組み合わせのルール
・卵の火の入れ方(火がいきなり入らない工夫)、ネギの切り方、みょうがの香りが出る切り方、野菜の焼き方(やたらと触らない)など、素材を活かす扱い方
・レシピによく書いてある「ひとつまみ」の実際の量など、見てみないとわからないこと
・レシピによく書いてある「鍋から一度出す」「炒めてからスープにする」など、それぞれの行動の意味あい

料理の手法のうち、「聞きたいけど聞くまででもない」ことや「そんなこと考えたこともなかった!」という知識をインストールできたのは、自分の今後に大きな支えになるだろう。

嬉しい収穫 その4:「楽しく料理する」イメージが湧いた!

今回は
・山口先生の料理する様子を見て、
・チームのメンバーと一緒に料理をして、
進行をしていったため、結果として「たくさんの人の料理の方法」を見ることができた。そのことだけではなく、誰か(特に山口先生の料理中の楽しそうさったら!)が楽しそうに料理している姿を見られたことは、「料理=腰の重いタスク」と思っていたわたしからすると、大きな収穫だった。

「名前のない料理」の本当の意味

終わってみて気付いたことなのだが、このレッスンのゴールは「自分にとって」「持続可能で」「心地よい」食事の作り方、ひいては食事との向き合い方を見つけることだったのではないかと思う。
わたしの中で「料理」に対するハードルが下がったことはもちろんのこと、実践をする上での段取りについても、多少は改善できてきたと思う。今後は「何をどれくらい買うのか」をチューニングしながら、適切な量作り、必要な分だけを食べられるような生活をしていきたい(これにはきっと、ファスティングで得た知識なども役立つと思う)。

ただ、今回だけでは「料理は楽しい!最高の娯楽だ!」みたいな状態にはならず、「料理=労するタスク」という印象は払拭しきれなかった。今後はわたし自身の実践によって、自分の血肉にしていく必要がある。

他人も巻き込みながら、自分の中で少しずつでも「料理は楽しい!」と言えるようになっていきたい。

こんな課題意識を持っている人には、是非参加してほしい

他の方の「自炊レッスン」に関する感想は、こちらのまとめにまとまっているので、興味のある方には是非読んでいただきたい。

以下のような人には是非おすすめしたい。

・自炊の腰が重い
・特別な料理ではなく、持続可能な料理を身に付けたい
・一生ものの「料理の習慣」をつけたい
・料理への苦手意識をなくしたい
・料理を手際良くできるようになりたい

教え手・山口さんのnoteもぜひ読んでほしい!

今回の料理教室の振り返りnoteを書かれていたので、こちらにも。(わたしの写真もちら、と載っていた…!わいわい!)↓

また、このnote↓は本当に神noteなので、繰り返し読みたい。

週3レシピシリーズ↓

さて、今日の夕食は何を作ろうかな。

〜End〜

UXコンサル、BtoBマーケ、人事を経てコミュニケーションマネージャー(広報、マーケ、採用広報、組織開発)なう。 書くこと:パン偏愛、可愛いもの布教、働くこと、生きること、1日1考、新サービス考察、旅行、読書録、銭湯、恋愛。 頂いたサポートは、もれなくパンの研究に使われます。