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私の漫画飯 はじめに

大好きな事の中で私が1番愛してやまないもの…それは漫画です。

始めてお小遣いで買った漫画は、小学2年生の時。当時少年ジャンプで連載していた『銀河-流れ星銀-』

始まりが少年漫画なのは、ひとつ上に兄がいたから。

テレビアニメで見た『あさりちゃん』も大好きで、自分だけのコミックスを集め始めた。

それから少女漫画の大王道、りぼんとなかよしに出会い毎月買い続けた小学生時代。『ちびまる子ちゃん』や『ときめきトゥナイト』蘭世は純粋に本当にいると信じていた。今でもいて欲しいと願う私の中の永遠のヒロイン。

中学生になり、本当はまだ大好きなりぼんも見ていたけど少しずつお姉さんの別冊フレンドに移りゆく。

高校生で別冊マーガレットにお引越し、私のいくえみ綾先生時代が始まる。その後20数年の時を経て生まれた娘の名前は、いくえみ綾先生のとある漫画の中の登場人物の名をつけました。そして一度卒業したりぼんに再び引き戻る。かの名作矢沢あい先生の『天使なんかじゃない』

大人になってから出会い集めてきたのは安野モヨコ先生、大和和紀先生、内田春菊先生。

基本的には女性の漫画家さんが好きだけど、合間にちらほら電影少女、バッドボーイズ、ワンピース、稲中卓球部にバガボンド。近頃は息子が、漫画の棚から探し出して来ては読んでいます。(ちゃんと少年漫画を見つけるもんですね)

そして漫画の中には時折り、ハッとなって目が釘付けになる位に、魅力的な食べ物が出てくるひとコマというのがありますよね。大好きな漫画家さんの大好きな作品の中に描かれた何とも魅力的な食べ物。本を開いて見ているページは白黒の世界なのに、あんなにも美味しそうに見えるって凄い事。アニメーションのそれとは全く違うからこそ、こちらの想像力が膨らんでしまうのが漫画飯でしょう。小さい頃から好きな絵本といったら何かしらの食べ物が出てくる絵本ばかりでした。食べ物が出て来てその物語の中の登場人物達が、美味しそうな何かを作ったり食べたりしている絵というのが1番好き…そしていい大人になった今でも、好きな漫画を見つつ美味しいひとコマがあると一緒にモグモグ…する時間が私にとってこの上ない最高に幸せなひとときです。行儀悪いし食いいじ張ってるなぁと自分でも呆れますが、漫画好きで食べる事が好きな人ならばこの気持ち分かってくれるハズ。

かの巨匠、一条ゆかり先生の食にまつわるエッセイ漫画『一条ゆかりの食生活』という作品と『正しい恋愛のススメ』という作品の中で「生きる事とは食べる事だよ」「食べる事に興味ない奴って何か信用出来ない」と一条節でズバリ書かれた一コマがあり、食事というのは美味しく楽しく、さまざまな事を心に感じながらありがたく頂く事が大切なんだと改めて感じました。

なので大好きな漫画の中の漫画飯!レシピなぞ存在しない、描かれた一コマの中の一皿を作りたい。そしてそれを食べながらその漫画を見たい。何から始めようか…飯がありすぎて決められません。今までの私の大切なコレクションの中から…でもやっぱり最初はシンプルに、「おにぎり」で行きたいと思います。

-第1話-

鮭バター醤油のおにぎり『おやすみカラスまた来てね4巻』著者 いくえみ綾

このおにぎりは、実際に札幌すすきのに実在する「にぎりめし」という大変有名なお店のめちゃ美味しいおにぎりです。私も思い返す事10数年前ですが札幌に住んでいて、その頃何度か食べた事がある本当に美味しいおにぎりなんです!大抵は店先で注文してテイクアウトで気軽に買って帰りますが、店内でも座って食べられるようカウンター席とテーブル席もありました。今はどうなんでしょうか…この時代になって、立ち寄るといつも満席だったあのにぎりめしも営業形態は変わっているのかもしれないけど…。そんな青春?の味であるあのおにぎりを、何といくえみ先生の作品中で見る事が出来るとは…!!こんな嬉しすぎる再会はありませぬ😭でもそうは言っても大好きなおにぎりでしたので漫画飯として再会する以前からあの味を忘れられず、札幌を離れてからもどうしても食べたくて作ってみたりした事は何度もありました。当時すすきのでふらりと食べに行った居酒屋さんのマスターが、あの醤油のおにぎりは醤油だけでないね!多分だけど、麺つゆ的なさー、煮切り醤油的なやつなんでない?俺の推測だから当てにしないでねと言っていたのを思い出しプロの言う事だから間違いないと私は醤油味のおにぎりを作る時あの味を思い返し作ったものでした。

漫画飯を投稿するに当たり、ワタワタ作りながら写真を撮ってやっとの完成品がこちら。

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初めての私の漫画飯です。

*醤油味の鮭バター*

熱々ご飯に煮切り醤油を混ぜ、鮭のほぐし身とバターをご飯の真ん中に乗せてふっくらと握り味塩少々。三角にカットした海苔で何ていう巻き方なのか…お雛様巻き?と私は呼んじゃいます。

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作品中では、鮭バターが出て来ますが私が1番好きだったのはたらこバター醤油😋それとこれまためちゃウマの豚汁も頼んで食べたっけ。あの頃はまだ背徳感なんて言葉無かったけどまさにそれ。

たらこバターも同じ、ほぐしたたらことバターを入れて握ります。

愛する漫画飯、第1話はすっかり思い出の味になりましたがそれもまた何だか最初としては良かったかもしれません。

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私の漫画飯、第2話は何にしようかな😊

最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございます❣️

つづく


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