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大麻へ偏見がある人へ

いつかずっと書こうと思っていたトピック。
でも書いたら大半の日本人が大反対するタブーなこと。
そう。大麻について。
最初に断言しておく。大麻は危険ではない。

日本人の大麻はゼッタイダメ!という根拠はただ単に法律で禁止されているからに過ぎない。大麻はダメと何の迷いもなく言える人の中で、大麻についての正しい知識がある人はほとんどいないはず。ちゃんと知ってるよと思っている人の知識は、幻覚が見える、依存性がある、精神に異常をきたすとかいった政府によって刷り込まれた間違った情報だろう。
ただ私も専門的な知識が特別あるわけではない。だから私なんかが大麻についての記事を書いていいのか迷った。でも日本で大麻所持で逮捕されたというニュースが報道され、多くの人が厳しく非難しているのを見ると本当に本当に残念で、いてもたってもいられなくなった。私のことを知っている身近な人だけでもいいから、大麻に対する偏見をなくせたらと思った。大麻所持という海外で見ればなんでもない事が、日本ではこの世の終わりのように大ごとになる。一般人であれ芸能人であれ今後の人生に大きく影響してしまう。海外の人がもし大麻に関する日本の状況を知れば、きっと皆ジョークだと思うんじゃないだろうか。大麻で逮捕なんて馬鹿げている。

大して知識もないくせにじゃあなんで危険でないと断言できるんだってことなんだが、身近で大麻を日々使っているいろんな人を知っているから。アンティグアでは15グラムまでの所持と自宅での栽培が合法とされている。IT企業に勤めている人、一泊100万するような高級ホテルで働いている人、学校の先生、いつも仲良くしてくれているパン屋のおばちゃん、家族を持ち奥さんを大事にし、二人の息子を私立の学校に行かせている消防士、クリケット選手、建築家、弁護士。みんな大麻を吸うなり、大麻成分の入ったカップケーキやブラウニーを食べるなりして大麻を日常的に味わっている人だ。もし本当に大麻に国がいうような効能があったとしたら、まともに仕事なんてできでいないはずだ。みんな普通にまとも。ましてや自分の考えをしっかり持った人ばかり。これは自分の目で見て得た確かな情報。

大麻を吸う有名な歌手と言えば、レゲエの神様と呼ばれる"Bob Marley"がいる。恥ずかしながら旦那に出会う前までは、ボブマーリーのことなんてほとんど何も知らなかった。アンティグアに住み始めてボブマーリーの姿を至るところで見るようになった。ボブマーリーがプリントされたTシャツを着ている人は必ずどこかにいる。音楽もいつもどこかで流れている。ジャマイカの人なのにアンティグアでも崇められているのだ。なぜそこまで伝説的に扱われているのか気になった。ボブマーリーのドキュメンタリーを見たら即時に納得した。The wailersというバンド仲間のPeter Toshもそうだ。ボブマーリーより少し表現は強めだが、歌詞がとても深い。着色料のついたソーダを飲むなとかハンバーガーは食べるなとか、健康に気をつけている人が言いそうなことを、大麻を吸って頭がおかしくなった人が歌にするだろうか?白人侵略によって不当な扱いを受けてきた黒人たちのために、平和を求めてあんなにも愛を訴える人が薬物依存者なんてあり得ないのだ。

私は薬物依存している人も数々見てきた。ひたすら木の枝で地面を掘り続ける人。完全に以前の記憶を失ってホームレスになった少年。ゴミを拾い飢えをしのぎ、突然大声を出しキレる人。一年中夏の国で全身ボロボロの服を何枚も重ねて身にまとう青年。徒歩で往復4時間かかるような場所まで毎日毎日クラックというドラッグを買うために歩き続ける老人。一目見て異常と分かる。そういう人を薬物依存者というのだ。

私はタバコやお酒なんかより大麻の方が絶対に害は少ないと思うし、タバコやお酒以外の大人の嗜好の選択肢が増えれば、日本はもう少しストレスフリーな国になると思う。だからと言って日本ですぐ大麻を合法化するのは難しいだろう。年齢制限を設定したり正しい使い方を学ぶ必要はあると思う。ここまで言ってもまだ大麻は危ないというイメージは完全に払拭できない人がほとんどだと思うし、正直言って洗脳されまくっている日本で大麻が合法化なんて50年はあり得ないんじゃないかとも思ってしまう。そこで嗜好としての大麻の合法化には期待しない代わりに、せめて医療用は合法化すべきだと思う。大麻が様々な病気に効果があるという研究は沢山ある。日本では1948年という約70年も前に制定された大麻取締法のせいで、医療用大麻の研究が禁止されてしまっている。大麻のおかげで救われた命があるといいう事実があるにも関わらず、大昔に戦争で負けGHQが勝手に作った法律のせいで、日本に住んでいる人は大麻を使った治療という選択肢さえないのだ。そもそも法律のいうのは改正されるもの。法律に関わらず辞書や教科書なども年々アップデートされている。最近だって煽り運転が多発したため、法を改正し厳罰化できるようになったではないか。世界中で大麻合法化の動きがあるのに一切動こうとしない日本は、政府になんらかの企みがあるとしか考えられない。

一般人の私がどれだけ説得力のある記事を書けたとしても、大麻はまだ薬物の一種だという概念を捨てきれない人ばかりだろう。洗脳というのはこれだから恐ろしい。

私が記事を書く覚悟を決めたきっかけとなったニュースというのは、テラハの軽井沢編に出ていたハーフモデルのことだ。テラスハウスみたいな恋愛リアリティー番組は時間の無駄と思ってしまうタイプだが軽井沢編だけ見たことがあった。ヤラセのある番組だから演技している可能性もあるが、彼が1番好感を持てた人だった。思いやりがあって、ユーモアもあって、いつも落ち着いている人。同じ印象を持った視聴者はきっといるはず。そこらへんの日本人男性よりよっぽど魅力があると思う。見つかってしまったのは気の毒だが社会の風刺に負けないでまた頑張ってほしい。

この記事を読んで私と友達になるのやめようとか、私も実は薬物中毒で頭がおかしくなっているとか思われたってこの記事を書いたことに後悔はない。私だって最初は大麻=違法=危ないという固定概念があった。でもきちんと知れば洗脳は解ける。目を覚まそう。




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