1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急 の使用感、おすすめ度などレビュー【TOEIC参考書紹介】
はじめに
今回はTOEIC講師として有名な花田徹也さんのTOEIC対策本「1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急 (TOEIC TEST 特急シリーズ)」の紹介です。個人的には何十週したか分からないくらい使用しましたが、その際に感じた特徴や、どのような人におすすめなのかなどについて書いていきます。
評価
利便性、使いやすさ
そもそもこの参考書はその名前の通り、電車での移動つまり通勤、通学中などの移動中の隙間時間での学習を意図して作られたものであり、「はじめに」の部分でもその旨が述べられています。
早い話が、「この利便性、使いやすさ」という項目に特化した参考書ということです。実際参考書のサイズ感やレイアウトなどは持ち運び易く、限られたスペースでも学習できるようなデザインとなっています。
サイズは17.2 x 10.7 x 1.6 cm(公式登録情報)と片手でも十分扱うことができ、荷物としても場所を取らないサイズ感。
レイアウトは、まず問題と目安となる解答時間が右側ページに記載されており、一枚めくると
解答と解説、類似表現などの関連情報、日本語訳、まとめ
がコンパクトに収まっています。
解説の内容については「内容」の項目で説明します。
内容
持ち運びを前提としており、解説も解答などと合わせて片側1ページのみということで、内容は浅いor説明不足かの2択なんじゃないの?と疑問に思う方もいるかもしれません。
結論から言うとそんなことはありません。
解説はかなり分かりやすいものが多く、類似表現などの情報も得点源となる重要なものが多い印象です。
また解説としては語り掛けるような口調、「文章前半の~がカギを握っています。まず…を見ると……」のような調子で続くので読みやすく、答えられる人の回答だけでなく思考の順番や決め手、過程などのプロセスから解説してくれるので初学者にとっては特に得る物は多いだろうと思います。
難易度
難易度は★3としましたが、実際には簡単なものから難しいものまでかなり幅が広い印象です。具体的には章ごとに目標点数が用意されており、終盤の6,7章の目標点数は900点とのことなのでまさにピンキリというような感じです。それらをトータルすると大体2.5~3くらいかなぁ?と思っています。
ともあれ「英語が苦手」「理解力がなくて難しいのは無理!」という人でも比較的進めやすくはあると思います。
リスニング
リスニング対策を意図した参考書ではないので★0としておきました。単語や重要表現などの学習も可能なので厳密に言えば貢献度は決して0ではありませんが、リスニング対策としてこの参考書を選ぶことはまずないと思います。
リーディング
リーディング対策としてはこのコンパクトさで、少ないながらpart5だけでなくpart6の問題も用意されています。リーディング対策本としては十二分な力があると考えています。
個人的なおすすめポイント
コンセプトである利便性、使いやすさはもちろん、解答のプロセス、問題へのアプローチ、問題のタイプなどがまとめられていて、その実践が出来るという点は勉強の大部分は復習であることを考えるとかなりおすすめできるポイントです。
おすすめしたい人
やはりまとまった勉強時間が確保できない人や隙間時間を活かしたい人におすすめです。またTOEICのレベルとしては初~中級者(~700点)くらいの人におすすめな気がしています。
アリかナシか
人によって違いますが、個人的にはアリだと思っています。ただし、十分に時間が取れるという人が最初に買う参考書としてはやはり、金フレ、でる1000、公式問題集の御三家レベルのおすすめ度ではないかなぁという印象です。
おすすめ参考書
2カ月でTOEIC700点をとる参考書のおすすめの使い方(金フレ編)|一般人くもり|note
2カ月でTOEIC700点の参考書の使い方(でる1000編)|一般人くもり|note
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