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『龍の墓』貫井 徳郎



今回の貫井作品は一味も二味も違う。

舞台は近未来。
スマホは過去の産物となり、国民は眼鏡型のゴーグルでネットを操る。

東京都町田市の空き地に置かれたドラム缶から身許不明の焼死体が発見された事から物語は動き出す。
その後、連続して殺人事件が発生。

現実の世界で起きた殺人事件は、人気VRゲーム《ドラゴンズ・グレイブ》内の連続殺人とリンクして…。

犯人はこのゲームを楽しむゲーマーの仕業なのか?
犯人の実態を掴めないまま読み進めた。

蓋を開ければSNS時代に起こり得る可能性を感じゾッとする。

虚像と実像を融合した新感覚ミステリー。




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