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スポーツコーチとアート?

スポーツコーチという職業は、アートな側面が強いと思う。

どういうことかというと、スポーツコーチは感性や直感が大事な職業だということ。アート=感性や直感。逆に、理性と論理はサイエンスとなる。

これは「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」という本を読んで考えたこと。(著者:山口周)

スポーツコーチだけに限らず、教育に関連するすべての職業に当てはまるのでは。例えば、学校、塾、保育園などの先生、コンサルタントやカウンセラーなど。

これらの職業に共通しているのが、自分と生徒(クライエント)との関係性を通して、生徒の学びや行動に変化をあたえる職業だということ。言い換えれば、人に変化を促すのが仕事の人たち。

生徒との関係性を発展させながら、生徒の学びを促すカリキュラムやプランを立てて実行する。これが教育者のざっくりとした仕事内容。これをスポーツを通して行うのがスポーツコーチ。そしてそこには感性と直感が求められると考えています。

生徒たちとの良好な関係性を築くためには、生徒たちのことを知る必要があります。それと同時に生徒たちが教育者について知ることも大事。まずはお互いに対して興味を持てるかどうかで関係性というのは決まってきます。

お互いに対する興味を築いていく過程は、理性と論理よりも感性と直感のほうが大事なように思います。例えば、生徒と会話をする内容を論理的にプラン立てして行っているスポーツコーチは少ないはず。会話とは一般的にその場の直感とその人が持っている感性を使う行為。そう考えると、コミュニケーションとは一種のアートフォームなのではないでしょうか。

だから、スポーツコーチという職業はアートな側面が強い。そんな風に考えたわけです。

もちろん、昨今はスポーツの現場もデータを多用する時代になりました。携帯のアプリも発達しているので、生徒のパフォーマンスを数値化するのも簡単になってきています。データや研究で見つかった新しい情報は積極的に使うべきです。

ただ、データや情報のような理性と論理だけではスポーツコーチの有効性は存分に発揮されません。アートとサイエンスが調和されてこそ、スポーコーチの有効性が遺憾なく発揮されるのだと思います。

特に、コーチのアート性は大事な部分です。なにしろスポーツコーチという職業は、生徒とのコミュニケーションが土台となります。なのでアート性が特に求められる。

とまあ「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」というビジネス書籍から考えさせられたわけです。

スポーツコーチも美意識を磨かなくては。



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