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自分の中の自分を見失ったまま、それに気づかず生きてきた件

前回書いた記事は、
過去の(この一年の)自分の
まぎれもない“ほんとう”で、

内観の記録としても、これが言語化できてよかったな、と思った。

これを含めて、
このnoteに綴ってきたいろいろの多くは、
たぶん 前の私には書けなかったことで、

こうやって書くこと、
書けるようになったこと、は
わたしにとって癒しでもあると思ってるのだけど、

そんなことを考えながら、ふと思い返してた。

『あれ?
どうして前は、書けなかったんだっけ?』

と。

以前のわたしは、
コーチとして、母として

「こうあるべき自分」
「こうでなければいけない」を設定し
それを自分なりに一生けんめい守ろうとしていて、

何かを書くにも、それを大いに意識し、
それにふさわしくないことは書いてはいけない、
=こいつやばい、と思われてはいけない笑

という不安も恥ずかしながらあったと思う。
(いや確実にあったでしょw)

だから、必要に応じて、
ときに無意識にも
仮面を被ったりしながら外側を固めてきてしまっていた、というのは自分でもわかっていたのだけど。


じゃあ内側のどんな自分を出せなかったのか、
隠そうとしてきたんだっけ、

と考えて、

また あれ?となった。


思い出せなかった。
わからなかった。


つまりわたしは
“ほんとうの自分”を隠してきた、
というより、

ほんとうの自分がみえなくて、わからなくて、

だからそもそも語ることができなかったんじゃない?

もっというと、

その内側にほんとうの自分はいたの?

いなかったんじゃない?

と。

そうだ、前のわたしは、
ほんとうの自分、を見失っていたんだ。

そして長い間それに気づかないまま、
外側を一生けん命に「こうあるべき」で
固めようとしてきた。

だから、
書こうにも書ける状態ではなかったんだよね、と。


「鏡の中のぼく」という絵本がある。

マザーズコーチングという講座をお届けしているわたしたちマザーズティーチャーが大切にしている絵本だ。

ざっくりいうと、

主人公の男の子「ぼく」が

鏡にむかって自分を傷つけることばをかけていた結果、かがみの中のもうひとりの自分が逃げ出してしまう、というお話なんだけど、

自分で自分をいじめて

自分を孤独にすることがないように

わたしも
この絵本を多くのひと(こどもたち)に知ってほしい、と思ってきたひとりだ。

でも、この1年、自分に向き合ってくる中で、

はっとしたタイミングがあった。

わたしって、この絵本の「ぼく」
そのものじゃん。

わたし
リアル鏡の中のぼく、を生きてきたってことか。。

と。

いまごろ気づいたのか!と
これまた恥ずかしい話だったのだけど、

このものがたりが、
これまで以上に
じぶんごとになった瞬間だった。




そうだ、わたしは
もうひとりの自分(自分の中の自分)を見失い、
しかもそれに気づかないまま生きてきていた。


じゃあ、
いなくなったわたしは
どこにいたかというと

これまで目を向けてこれなかった自分の奥のほうで、かくれんぼしたけどみつけてもらえなかったこどもみたいに、膝を抱えてうつむいてたんだ。


その自分をやっと見つけて、

手をさしのべ、声をかけ、
これまでごめんね、っていって、

対話しながら、
徐々に取り戻してきたのがこの1年。


そうして今、

わたしは自分の内側の“ほんとう”と
ともにいることができるようになった。

だから、
その違和感のない“ほんとう”をこうして書くことができるようになったんだなと思ってる。


そんな今、あのころを振り返るとき、

当時のわたしって
外側の自分をどう見せるか、どう思われるかにという不安も確かにあったけど、

それでも一番わたしを不安にしていたのは、

内側の自分=“ほんとうの自分”がそこにいない、
ということだったのかもしれないな、

と思ってる。

『自分の内側の自分を感じて外側を固めることなく自分を支えることができる』

=「ああこれが自分軸ってやつね」
と実感できる状態

これって思っていたよりも(というか知らなかったんだけど)、なんというか、、安心で安定で、

これが感じられなかったあのころはいかに自分が不安で、不安定だったかってことを思い知ってる。


だからもうこれからは、

自分を見失わないように、
自分で自分を孤独にしないように

自分と丁寧に向き合い、関わっていこう、
って改めて思うんだ。

絵本「鏡の中のぼく」は、You tubeの動画で絵本を全編無料でご覧いただけます。よかったら是非みてみてくださいね。


【 『鏡の中のぼく』YouTube無料動画版】

❤︎『鏡の中のぼく』(日本語Ver.)



❤︎『A Boy In The Mirror』(英語Ver.)
https://youtu.be/osuZPIXeA20

この「鏡の中のぼく」は、全国の小中学校の授業に取り入れられ、自分とのコミュニケーションの質の大切さを子どもたちにお伝えしています。

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