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NNormal(ノーマル) 3モデル 個人的レビュー

NNormalというブランドをご存じでしょうか?
スペイン・マヨルカ島発のシューズブランド「CAMPER(カンペール)」が
トレイルランナーの「キリアン・ジョルネ」と共同で立ち上げたブランドが「NNormal(ノーマル)」。
4月6~7日開催の「TRAIL OPEN AIR DEMO 10」で初の国内イベントも予定されており注目が集まってますね。今週あたりからショップにも入荷が始まっています。
そんなNNormalですが、昨年の日本での発売前から周りの方でこのブランドについていろいろと情報をお持ちの方が多く、参加しているFLATランニングクラブの西岡さんからのおすすめもあって購入してみることに。現在、販売されている3モデルをついつい買ってしまったので個人的なレビューを。


Kjerag

まず、初めに購入したのがこちらのモデル、Kjerag(ジェーラグ)。

ブランド創始者のキリアン・ジョルネもUTMBで使用したモデルですね。ブランドのコンセプト<<「自然を楽しみ敬う気持ちをインスパイアする本物思考と実用性」をテーマに作られており、機能的でパフォーマンス重視、そして耐久性にも優れた「時代を超えるギア」>>に共感、というよりも憧れ的に購入。
購入先は店舗での展開が日本ではまだなくてNNormalの日本サイトから。ネットなどの情報でサイズは普段履いているサイズよりもハーフから1サイズダウンということで、1サイズダウンしてEU412/3サイズ(JPサイズ25.5cm)をオーダー。届いたものを履いてみるとジャストサイズでしたが、インソールを入れる予定もあったので(このモデルはインソールがないので)、サイズ交換してハーフサイズダウンのEU42(JP26.0cm)に変更しました。通販でなおかつ海外の新ブランドでサイズの選択が難しところですが、店頭にそろそろ揃ってくるようですので実際に履いてみてサイズは確認するほうが良いかも。
ロードで少し慣らした後、奥武蔵のトレイルでテスト。ソールのクッションは薄いのですが心地よい反発と接地感がありナチュラルでコントロールしやすい感じでした。そして約200gという軽さは履いていないような(そんなことはないですが)感覚。下りでは特に足さばきがしやすくあたふたしなくても自然に次の1歩がでます。このときは前日の雪が残っていたのですが上りも下りも滑る感じはなし。VIBRAM® Megagripが良い仕事をしてくれているようです。
耐久性を重視したというMatryx® Jacquardのアッパーも伸縮性はないですが硬さは感じません。

雪の芦ヶ久保で

インソールあり(superfeet)とインソールなしでトレイルを走りましたが自分の走力ではインソールがあったほうが安定感が高かったですね。(インソールを入れても足の甲へのあたりはない感じ。)
Mt.FUJI100のシューズ探しも兼ねてましたが、ロングレースでは少し不安がありそうなのでミドルレンジでの使い方になりそうです。
ロードでのラグの突き上げもないので代々木公園などでのオン・オフのトレーニングでも活躍しそう。

Tomir1.0

KjeragではFUJIは無理そうなのでTomirを検討。
周りですでに履いてる方が多くいて「アッパーのリップストップ TPEがまあまあ硬くて、ソールの馴染みと合わせて履き慣らしが必要だよ」と聞いていたので、2.0発売の予定もあったのですがFUJIのシューズ候補にするには慣らしが必要だと思いTomir1.0もKjeragと同じようにNNormalの日本サイトで購入しました。
もちろんKjeragの足入れ感が良くて、ワイズも問題なさそうなこともあってですが。
周りから聞いていた通り、確かに硬い!履き慣らせるのだろうかという感じるくらいに(笑) EVA 製のミッドソールは久しぶりで最近のバウンド系を履いてしまっているとクッションが硬く感じますね。でも慣らせば問題なくなるかも(100kmくらい走ると馴染んで丁度よいという意見もあるので。嫌じゃない硬さです。
サイズ感は気持ちKjeragよりも大きな印象。(やや細長いような。。個人的にですがラストは変わらないと思うんですが履いた感じはNIKEのワイルフォースとかブルックスのカルデラが近いかな。捨て寸が少し長い?)
外観ではかなりソール厚があるようですがヒールカップは下に落ちていているのでかかとの安定性には安心感があります。

走れるところはライド感があり


こちらは高尾でシェイクダウン。ゆっくりと15㎞程度のトレイルだったので問題はなかったのですが馴染み感は出ず。こちらもニュートラルなイメージで、バランスが良いためか272g(自己計測)でも重さは感じませんでしたが「これだ!」という決定打には至らず。
FUJIのほかの候補としては前回履いたHOKAのTECTON X 2とクッショニングを優先としたNIKEのゼガマ。時間がない中でどれにするか?
ということで、Tomir2.0に向かうことに(笑)

Tomir2.0


実はこちらをMt.FUJI100のメインシューズと考えていたんですが日本での発売がなかなか決まらない。実物は発売しても確認が難しい中、微妙にワイズが大きくなる等の情報もあり「FUJI間に合うか!」と焦りが。EUでは発売されている模様で通販サイトにもちらほらと上がってきていました。
(3月16日ごろ?)
さて、どうどうしたものかと思いながらサイトを覗くのが毎日の日課になってましたが、日本への配送もOK的なスペインのSVDのサイトで3月25日にオーダー。そして29日に受け取りました!

自分のサイズではブラックしか残ってなかった

すぐに届いたのはありがたかった。
早速履き比べてみましたが、いろいろな変更点があったようですが個人的にはミッドソールの変更によるクッション性の向上が一番のおどろき!かなり走った時の感覚に違いがありましたね。インソールの形状も少し変わりましたがサイズは一緒で大きな差はないかな?

精悍なイメージのブラック


こちらは飯能でシェイクダウン。里山のアップダウンで試しましたが、サイズの問題か下りで少しシューズがずれるような感覚で安定感にやや不安が。ロードでも走ってみたんですがややこのサイズでは大きかったのか屈曲部の曲がる位置と自分の関節の位置が少しあわなかったのか気持ちよさを感じるまでにはもう少し。これはソールが柔らかくなり曲がりやすくなったのでサイズが合えばバウンス感も出てくるのかなと。25.5㎝をデモで試してみたいですね。

3足並べて

結局、今あるNnormalのすべてを買ってしまいましたが、FUJIの本命シューズには今のところどれも選出には至らず。ですが、履いてみたい気持ちもありで、少しのサイズ調整なら厚めのソックスを履いてみるとかの工夫で行けるかなと悩みどころ。
どれもよいシューズなのでこれからいろいろなシチュエーションで試して楽しみたいですね。(耐久性がどれも高いので30,000Kmも走らねば。。。)
ほかのシューズも持って明日のZERO LIMITS NIGHT2024で最終選考会を。さて、どのシューズが選ばれることやら。


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