退職読書日記 5月11日(土)#12
6:20起床、また寝坊だ。
休みの日だって、いや休みだからこそ早起きしたいのに。
ちょっと前までは早起きして自分の時間を確保するのがなにより幸せだったというのにどういうわけだろう?
今日は土曜だけど学校開放で、子供はいつもどおり登校。
私も2時間めと3時間めは授業参観で、そのあと引き取り訓練。
夫は昨夜から泊り仕事で不在だから、全部私が対応することになる。
仕方ない。
とにもかくにも、娘を起こして学校の準備。
しかし私は昨夜からの怒りを引きずっていた。
これは完全に私の未熟さが爆発したものと反省するんだけど
切り替えて、機嫌よく接してあげればよかったのに、
ねちねち怒ったところで、娘の反省が深まるわけではなし、
より態度を硬化させて状況が悪化するだけなんだけど
わかっちゃいるけど、今日は本当にいらいらして、怒ったままだった。
どうやったら自分の怒り、感情に振り回されずに育児ができるんだろう?
そうそう今の職場では自分の感情がコントロールできない人がいて
仕事中でも大声で叫んでキレたり、無視したり、泣き叫んだり、しくしく泣いたりと、本当にそれこそ自分の感情に振り回されているんだろうなって人がいて、
つい先日も私が標的になって叫びキレられた。
とっても些細なことで。ミスしたわけでもないのに。
なんでこんなに自分の感情のままに仕事するんだろう、赤ちゃんのように騒いで、どうしてこんなことを職場でできるんだろうって不思議でならなかったんだけど
でも場所を変えれば私だって怒り、イライラの感情をコントロールできてないってことになるな。泣くし。どうしてまたそんなことするんだよ、いい加減にしてくれよ~疲れたよもう~って、子育てしてて何回泣いたことか。
アドラーじゃないけど、ここなら自分をコントロールしなくてもよい、キレてもよい、と瞬時に自分で選択しているってことなんだろうか
だって私は職場で理不尽にキレられても、騒いで取り乱したりしないもんね。そういう態度を選択してる。
とまあ、そんなことを後から考えたんだけど、土曜の朝の時点では
とにかく、もう子供を許して機嫌よく、なんてできなくて叱りまくり
結果、娘も不機嫌になってキレ返してきてケンカになって
登校班に間に合わず
私がとことこと集合場所に行ってさ
「ごめんね、今日寝坊しちゃったから先に行っててね」
なんて伝えて
引っ返してきてまた子供を罵倒するように叱って支度させた。
どうかしてたよな、私も娘も。
よくなかった。
でもそういうときもあるわな。
8:15 娘をチャリで学校まで送り届け、一旦帰宅。
学校についてから昇降口でちゃんと仲直りした。
怒り過ぎたことや、感情に任せてひどいことを言ったことを謝った。
お互い許し合って笑顔で一旦解散したのでまあよし。
8:30 コンビニに行って、自分の感情を一旦落ち着けるために甘いものを購入。初めてフルーツサンドを買ってみた。コーヒーでも淹れて気分切り替えようと思ったけど家が荒れていて、家事間に合わなくない?と思ったので高速家事。
リビング片付けたり、掃除洗濯したりとフルモードで働く。
仕事のslackもメンション飛んできてたので確認。
仕事については思うことがたくさんありモヤモヤする。
10:20 最低限の身支度をしてから学校へ。2時間目の授業参観は諦めた。3時間目の授業から見学。
集団のなかにいると、「あの人本当に小学生なんだな」と思う。
ちゃんとして見える。赤ちゃんだったあの子、やっぱり親子だけでいるとまだまだ困ったちゃんだね、って思うことの方が多いのに、
教室にいるとちゃんと小学生。
そしてみんな可愛い。
一生懸命授業を受けてて、全員愛しくなってくる。
こんな感情を持てるのも人の親になったからだと思うと、有難いことである。
さて11:10に保護者だけ校庭へ。
これから引き取り訓練。
なにかあったときに親が子供を迎えにきてしっかり引き渡す、という練習なのだが
参観日と抱き合わせで行われて、最初っからここに集合してくださいと指示された時間と場所に集まってなんの訓練になるのかと思うが、
まあそういうものでしょう。
11時過ぎには炎天下の校庭で列を作って並んでいたものの、その後子供たちが出てきたのは12時近かった。40分以上紫外線にさらされてくらくらしながら待っていたわけで、
こういう段取りのわるさよ。。。と
一瞬文句言いたくなったけど
いやー、先生は本当大変だよね、言うことなんて基本聞かないモンスターみたいな小学生集団を統率してさ。
それに、私だって人のこと指摘できるほど要領いい人間じゃないくせにね。
すぐに愚痴ろうとするのは悪い癖だ、
というのは完全に一人頭の中で考えただけで、仲のいいママ友もいなくて特に話し相手もいない私は、スマホのkindleアプリで、昨日から引き続き「タフティ・ザ・プリーステス」を読む。
よくないことが起きたら、少しでも良い面を考える、
というおそらくは基本であり激ムズな思考法をタフティに叩き込まれる。
「すべてのものにアドバンテージを見出す」
ちょっとでも嫌なことがあっても、そのなかに必ず良いことがあると。
暑い。座りたい。くらくらしてきた。シミできる。疲れた。
校庭で陽に焼かれながらネガティブな思いに囚われそうになるが
でも、こんな体験できるのも子供がいるおかげだ、いいことだ
と思い直してみる。
12時前。子供が元気に校庭に現れる。校長先生のありがたいお話を聞いたのち、列に並んだ順番に子供を引き取る。そしてぞろぞろと帰る。
12時過ぎに帰宅。残っていた掃除と洗濯を片づけ、
12:15 そうめんを茹でる。子供と食べてるときに
「あれ、私朝ごはん以来はじめて座ったな」
と気付く。結局フルーツサンドは食べれていなかったので娘と半分ずつデザートに食べる。
そうめん食べてたら夫が帰宅。おつかれさまである。
そうめんの片づけと、娘のお片付けを手伝って、支度をさせてから
14:15に娘のスイミングに出発。土曜日の朝が本来のクラスなんだけど、今日は学校があっていけなかったから午後に振替え。支度を急かして、車で送り込む。
大変暑い日なのでプールは気持ちよさそうだ。
子どもをスポーツクラブに落としてきてから、
車を走らせて、悉皆屋へ。
七五三で着た子供と私の着物の手入れを頼んでいて、なかなか受け取りに行けていなかったものだ。
渋滞ありつつなんとか14:50到着。
前回来たときは成功した難易度Cの駐車場、今回は2回切り替えしてもできなくて、周囲に迷惑をかけていたのですごすごコインパに向かう。
広々した駐車場ってなんていいんだ。別にもったいなくないもん!
と課金に強がる。
仕上がった着物を確認して受け取り、さっさと帰る。
15:20一旦自宅に着物を置きに帰り、数分時間があったので、お風呂だけ洗う。そしてまた車でスイミングお迎えに上がる。
今日の運転中は、信号で止まるたびに最近ハマっているYouTubeを見たりkindleで読書の続きをしたり。ちょこちょこ読むのは頭に入っているのかと疑問だが、目を通してはいる。
コンビニに寄って16:00帰宅。アイスを買った。
疲れていたので、帰宅後はスマホいじってお気に入りの動画を流したりしつつ、手帳に今週の反省や今後の目標を書いたり、ちょこっとジャーナリングしたり、タスクを整理したりとノートタイム。
途中ぱらぱらと「東京ディストピア日記」(桜庭一樹)を読んだりする。
これは桜庭一樹さんが記録した2020年1月~2021年1月の日記。
コロナがじわじわと広がり、緊急事態宣言が発せられ、オリンピック中止になり、、というあの頃の日記。
本当は思い出したくない~
人は忘れるし、忘れるから狂わずに生きていけるということもあるから、忘却は人間に実装された最高防御システムでもあるとは思うんだけど
でもあの頃のことは忘れちゃいけないよな、少なくとも私は、と思っていす。
自分がこんな生き物だったのかと突き付けられ、自分に呆れ、自分を見損なって、自分の信頼を自分で失い、幻滅した。
バカだったな、愚かだったな、浅はかだったな、狭かったな、とあの頃の自分を思い出します。
でもそれをなかったことにしたり、思い出すのをやめるのは虫が良すぎる。
私は自分のしでかしたことを、ちゃんと覚えておきたいなと思ってます。
でも、色々忘れちゃうんだよね。
なので、コロナのときの日記はちょこちょこ読むようにしてます。
「東京ディストピア日記」はまだ三分の一くらいの進み。
読むの楽しみだな。
こないだ桜庭一樹さんの2007年頃の読書日記「少年になり、本を買うのだ」を久しぶりに通読再読して、わー!たのしい!ってなった。
日記は読むのも書くのも大好きだ!!
で、本をぱらぱらしつつ、書き物したり、仕事のもやもやを書き出したりしていたらあっという間に18:00。
泊り明けで疲れ切っている夫がヨギボーのへばりつきながら
「串揚げ食べたいよぉ…と」
切なげにいうので、気の毒になって夕飯を「串揚げ田中」のテイクアウトにすることに。
電話注文して、18:50また車を走らせ隣町の田中まで受け取りに。
途中迷ったりして19:30帰宅。
いつも自転車で通る道は一通とか幅とか右折禁止とかわかってなくて車で迷いがちだ。
帰宅したら高速で野菜もりもり煮物か?ってくらいの具だくさん味噌汁を作り、風呂入ってから串揚げ晩酌。
串揚げをつまみながら
「タフティ・ザ・プリーステス」を読了。
難解だったな。。。
心に留めてやってみようと思うことも何点かあったので、
これでもっと人生楽しくいきていけたらいいな。
子どもと夫はそのうちリビングで寝落ちしたので、
寝ぼけた子供のハミガキ・トイレ・ベッドへの輸送だけ最後に頑張って、寝た。
今日は自分にしてはたくさん運転した日だ。
明日は早く起きるぞ、とタフティに誓って寝た。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?