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ジューシーな不安とさようなら、セプテンバー

高額献金が、今年の漢字にノミネートされそうな勢いです。初の4文字かもしれません。

「日本で流行っているものはなんですか」と聞かれたら、「Large donetion」と答える日も近そうです。他の国でも同じようなことが起きているのか不思議でならない。

どうしても高額献金をする人間が赤の他人とは思えない。というのも、飼い主は、高額献金の素質を持っているといっても過言ではない。

過言どころか、シンデレラフィットだ。我が可能性は∞だが、引き出さないでほしい、能力もATMも。

「この人は救世主だ」と信じて、齢19でメシアに献金を行った。そのお布施で、メシアは国産黒毛和牛を食べていた。

なぜ、黒毛和牛に献金をしたのだろう。当時のわたしは、心の底から、「この人は自分を真に理解してくれる」と信じていた。

初めに、彼はわたしの悪いところを指摘しまくった。性格から、生い立ちから、貧乳から、考えに至るまで全て。「俺と一緒にいたら、キミは変われる」怒号怒号怒号、賞美、怒号怒号、無関心、怒号怒…。怒号が飛ばないように機嫌を取るし、賞美が人生の褒美のようにジューシーに感じた。雨降って高額献金の地固まるとは、このことだ。結局、豊満なバストにはなれなかったが。

自己肯定感が低くて、不安への感度が高い。自分が自分にする評価より、他人が自分にする評価の方が正しいと思いがちな人は、メンタルコントロールの影響を受けやすい。それを分かっているから、ディメンターは顔吸ってくるわけだ。

不安は人間を狂わす。思い返せば、いつも不安だった。不安以外の感情が正常に機能しているか定かではない。今、壺売りに来られたら困る。

「今週の不安は、来週末にまとめて、不安がることにしよう。」

仕事のメールに失礼はなかっただろうか、来週末に不安になろう。カレー煎餅の粉が申請書に付いたかもしれない、来週末に考えよう。OPP(お腹ピーピー)サルモネラ菌の仕業か、部長にタメ口使った、ハッピーパウダーを撒き散らした、顔に肉が付いた。全部全部、来週末の不安案件だ。

不安を先延ばしにするうちに、クライアントから「いつもありがとう」と返信が来て、承認印付きの申請書が返ってきた。そこには、カレー粉もハッピーパウダーも付いていなかった。顔に肉が付いた以外の議題も、忘れてしまった。

不安がる日時を決めて、それ以外は不安を遠ざけて生活する。そうすると、意外にも、不安なことは現実に起こらない。いざ、不安がろうと息巻くときには、キレイさっぱり忘れている。これで、壺売りに対抗できる。

自分を否定されても、厳しい検疫を経ずして、心に届けちゃいけないのだ。

自分を否定してきた人間に背を向けて、本気の「I'm a perfect human nakata nakata nakata nakata nakata nakata I'm a perfect(グキッ) human」をやってみるといい。(グキッ)忘れないで(グキッ)

自分で自分を、パーフェクトヒューマンって思えれば、これだけであなたの人生、超花形。そんなセプテンバー。

本日の一曲は、RADWIMPS「セプテンバーさん」(Perfect humanじゃねのかよ)


暑いからまだ8月な気もするし、でも10月みたいに肌寒いし、そんなセプテンバー。

パーフェクトヒューマンかは自分が決める、そんな今年のセプテンバー。

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