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なるほど東照宮(1)
はじめに
わがキッチンカーから徒歩30分、世界遺産「日光の社寺」のひとつ、日光東照宮の見どころをシリーズで綴りたいと思います。
関東近郊の方は、修学旅行などで訪れたことがあると思いますが、大人になってから再度訪ねると新たな魅力の発見が。
そのきっかけとなるような、ちょっとした蘊蓄を入口から順にわかりやすくご紹介しましょう。
さあ、はじまり、はじまり・・・です。
日光東照宮
日光東照宮は、1
なるほど東照宮(5)
それでは続きです。
唐銅鳥居
三代将軍・家光公が二千両を費やして建てた日本初の青銅製の鳥居。
神道のシンボルである鳥居ですが、柱の足元には仏教様式の蓮の花が刻まれています。
自然な融合ですね。
パワースポット
なぜ家康が一度も訪れたことのない日光の地に東照宮が建てられたか・・・。それは風水的な意味合いがあると言われています。
ご覧の唐銅鳥居→陽明門→唐門→拝殿→本殿を結ぶ直線の延長は「北」
なるほど東照宮(6)
それでは続きです。
飛越えの獅子
陽明門に向かう石段上部、左右の石柵にある逆立ちの唐獅子、石柵を飛越えたポーズに見えることから「飛越えの獅子」と呼ばれています。
単なるオブジェに見えますが、実は石柵の柱と一体となって彫られており、倒壊を防ぐ控え柱の役割をしているのです。
朝鮮鐘
三代将軍・家光公の嫡子(後の家綱公)誕生を祝して、朝鮮国から贈られたものです。
鐘の天井に小さな穴が開いていて「
なるほど東照宮(7)
それでは続きです。
陽明門
東照宮の中でも一番有名なのが陽明門。
高さ11.1m、幅7m、奥行4.4m、12本の柱による二層造りの門です。
その名は、京都御所の十二門のひとつに由来します。
江戸初期の彫刻・錺金具・彩色などの技術の粋が集約されたもので、一日中眺めていてもあきないことから「日暮し門」とも呼ばれます。
東照宮には、5000を超える彫刻が施されていますが、この門だけでも508の花・鳥
なるほど東照宮(8)
それでは続きです。
神輿舎
東照宮に祀られているのは、実は徳川家康だけではありません。
明治の初め以降、東照宮には、安土桃山時代の武将・豊臣秀吉、鎌倉時代の武将・源頼朝も合神として祀られており、その3基の神輿がここに収められています。
神輿は、千人武者行列の主役となり、それぞれ約800kg、55人で担がれます。
唐門
東照宮の一番聖なる本社の正門が唐門です。
この門は普段は使われることはな
なるほど東照宮(9)
それでは続きです。
一本燈籠
眠り猫に向かう左手にある燈籠。
後水尾天皇の中宮の東福門院(秀忠の娘・和子(まさこ))が奉納した鋳銅製の燈籠。
燈籠は通常1対ですが、1本だけのため一本燈籠と呼ばれています。
眠り猫
数ある彫刻の中で有名なもののひとつが、左甚五郎作の「眠り猫」。
境内には、たくさんの動物や霊獣の彫刻がありますが、猫はこの1体だけです。
「眠り猫」なのですが、耳が立っているため
なるほど東照宮(10)
それでは続きです。
石段
奥社に向かう石段は207段。
健脚な方で約10分ほど。
この石段は、1段1段が1枚石でできています。
季節によっては、徳川家の御紋にもなっている葵の葉が階段沿いに見られます。
中間地点には、東照公御遺訓の一部「人の一生は重荷を負うて 遠き道を行くが如し 急ぐべからず」の立て看板があります。
これを体現するように、外国人が休憩している姿をどうぞ。
奥社拝殿
銅鳥居