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フィジカル作品製作者によるブロックチェーン等々について覚え書き・その1(きもの業界は電子証書を導入できる?)

以下、西川個人が収集した、限られた情報からの個人的見解です。間違い等ありましたらコメントで教えて頂けると嬉しいです。

Facebookやtwitterで3月上旬から、ブロックチェーン、DeFi、NFT...等々、染織を生業として生きている自分の立場から書き散らしていたものを一度時系列で並べてみることにした。自身の認識や考え方の変遷、世の中の変化...後から見返したらどう思うのかなー。


私が「NFT」という言葉をはじめて入力したのは2021年3月9日。クラブハウスでとにかくNFTが話題になっていたので一言忘れないようにとメモ。

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2021年3月13日。和装業界の紙の証紙に変わりNFTが使えないかと思い始める。
この時点では自分はNFTとブロックチェーンがごっちゃになっている。
(これを書いている2021年4月9日時点では、証書は必ずしもNFTである必要はなく、適したブロックチェーンプラットフォーム--信用と永続性が重要--を使う、という認識)
https://www.facebook.com/oharu/posts/10225054307685453

参考 
唯一無二のアイテムをデジタル化 NFTとは何か?
( ITmediaビジネス 2020.10.08)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2010/08/news036_3.html

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10日後の2021年3月23日。clubhouseで漆芸作家の浅井康宏さんとB-OWND プロデューサー石上さんのお話を聞き、質問もさせていただいての文章。
フィジカルな作品を、ICチップを仲介として、デジタルと紐づけることは技術的にはすでに可能。いわゆる「茶碗の箱書き電子版」のイメージ
それを運用するプラットフォームはどこを選ぶのか、という選択肢が、フィジカルを製作する作家側には今はほぼない、というのが現状だと思う。
きもの業界で電子証書、先陣を切るのはどこだろう?それとも当分はない?
https://www.facebook.com/oharu/posts/10225132859169191

浅井康宏さん  https://asai-urushi.com
B-OWND https://www.b-ownd.com

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2021年3月25日。デジタル証書への期待と疑念。そのデジタル証書が正しい、という証明はどうする?みたいな(笑)。しかしその証書の中身も含めてアートにしてしまう、という遊び方もあるのかも。また、フィジカル製作作家として、ブツをVRで取り込んでデジタル化する世界のことも考える。

現時点では性善説に則ってすごい勢いでばりばり色々なものごとが進んでいる状況のように見える。インターネット黎明期もこんな感じだったんだろうな(知らんけど!笑)

https://www.facebook.com/oharu/posts/10225146798037654

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2021年4月2日-3日。北海道で葛布を織っていらっしゃる染織家の渡邊志乃さんがご自分のポッドキャストでNFTについてお話ししていらしたので、つい食いついてしまいまして(笑)そのやりとりです。渡邊さん、いきなりの乱入に快く対応してくださって本当にありがとうございます!
https://twitter.com/sessou_k/status/1377401695978680320
https://twitter.com/sessou_k/status/1378222813790625792

葛布の手織りの機場から  by渡邊志乃
「#136 NFTと手仕事 人類の共有財産としての価値」
https://anchor.fm/shino-watanabe/episodes/136-NFT-etvt64

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2021年4月6日。若干話がずれますが、ここらへんの話は繋がっていると思うので。clubuhouseのマネタイズ化(投げ銭機能)搭載について。

--(以下2021年4月10日追記)---
国家の中央銀行のコントロール外で発行され流通可能なビットコインが発明され、国家、企業の管理・仲介を排除した個人対個人での財のやりとりが現実のものとなってきた。これは本当に人類史上的に革命的なことなんですねえ。今更やっと理解した人、汗。P2P、そしてビットコイン・ブロックチェーンの発明、そして物事が一気に進んできたんですね。

clubhouseが中抜きなしの100%個人対個人で送金可能になる、というのもえらいこっちゃである。まだ仮想通貨での送金ではないですが、いずれそうなるんだろうなと感じます。(クラブハウスとストライプがどうやって収益を得るのか自分には理解できていませんが)。発表当日のclubhouseのroom(米国の人がモデレーター、世界中の人が集まっていた)では、ミュージシャンがSpotifyで一回再生あたりで得られる報酬の低さを上げ(具体的な数字は忘れましたが1ドル稼ぐのにも数百回の再生が必要)、それと比較して本当に興奮していたのがとても印象的でした。Youtubeの投げ銭も誰もが受け取れる訳ではないですしね。

とはいえ、個人対個人のやりとりの場合は詐欺の温床にもなり得る、というのも容易に想像ができます。ユーザーのレーティング等が必要になってくるのかもしれません。
---( 追記ここまで)---

https://www.facebook.com/oharu/posts/10225233787812344

参考 クラブハウスの公式発表
https://joinclubhouse.com/introducing-payments

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今日のところいったんはここまで。

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