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無理しない!本心を大切にする。

日常生活を送る中で、断ることって難しくないですか?
家でゆっくり休みたいときに限って食事に誘われたり、自分自身いっぱいいっぱいなのに仕事を追加で頼まれたり。そんなとき「嫌です」とお断りできる勇者っていますかね?
そんな勇者だったら心の病気になったりしなかったのにな…私的には羨ましい限りです。 

バッサリ断ることは難しくても、自分の気持ちを守りながら、相手のことも傷つけないようなコミュニケーション方法があることをご存知ですか?
そう、アサーティブコミュニケーションと言います。今日はこのコミュニケーション法について解説していきます。

この記事を見るとわかること!

▶︎自分の気持ちに素直になれる
▶︎相手のことも尊重することができる
▶︎誰も嫌な気持ちにならないコミュニケーション手法である

いくつかの事例からお話ししていきますね。 

事例A。
上司から新しい仕事をふられた。今、自分の仕事はいっぱいいっぱい。でもそんなことを今まで断ったことがないし、断ったら別の人が担当することになって、その人は大変な思いをするだろうな…。

や、やさしーい!その優しさ、山より高く、海より深い!
結局引き受けてしまってパンクしてダウンする未来がそう遠くないところに見えますね。
さて、自分の本音はどうでしょう?「いっぱいいっぱい」ということは、引き受けたくない、上司にはお断りしたいのでしょう。他者への思いやりの気持ちをもつことは素晴らしいことですが、他者は他者で、引き受けられるのなら引き受けるでしょうし、無理であれば断るでしょう。他者のことは他者に任せましょう。

では、なんと言って上司にお断りするのが一番良いか。
いきなり「無理です」というのはちょっと言葉が足りないですよね笑。
あなたのことを信頼して仕事を振ったのだとしたら、上司に失礼かもしれません。上司のことも尊重した言葉を付け足しましょう。

「承知しました。ただ、今手持ちの仕事がいっぱいです。
来週からでしたら取り組めるかと思うのですが、それでも良いでしょうか?」

まず相手のことを受け止める。そして自分の状態を正直に伝える。お互いの妥協案を提案する。これがアサーティブコミュニケーションです。
その後上司がどう判断するかは伝えてみないとわかりません。他の人にお願いするかもしれませんし、来週まで待ってくれるかもしれません。
「そこをなんとか今日中にお願い!」なんて言われても了承してはだめですよ!毎回いいように使われるだけの社員になってしまいます。 

事例B。
友達から「ご飯に行こう!」、とラインが来た。この友達は正直苦手で、もう会いたいと思えない…。でもせっかく誘ってくれてるのに断るなんて申し訳なくて言えない。

私は基本休日は家にいたいので、数少ない友達からこう誘われると、もがき苦しみながら迷います。人に会いたくないけど貴重なお誘いだしどうしよう…と思いながらお断りするのが常です。
ただ、「その日は予定があって」という断り方をすると、別日を提案されたり、「ノリ悪い」と思われそうで怖かったりするので、こんな断り方をします。

「お誘いありがとう!今、体の調子があまり良くなくて。仕事のストレスなんかもあったりして休日出歩いたりできる状態じゃないんだ。
体調が良くなったらお誘いするから待っててもらってもいいかな?」

まずお礼を言って相手の誘いを受け止める。そして、今回の自分の調子は正直事実ではありません。「あなたのことが苦手だから会いたくないんだよね」というのは相手を傷つけるでしょう。「会いたくない」という自分の気持ちに率直になるための優しい嘘にしてみました。最後は「待てる?」、と提案にしましたが、今回の事例の場合だと提案にせず、「待っててね!ごめんね」、と締めてしまうほうが自然かもしれません。
状況に応じて使い分けてもらえたらと思います。 

以上、相手のことを大切にしながら自分を守るアサーティブコミュニケーションについてお話ししてきました。
今回は上司と友達の事例をご紹介しましたが、相手が家族や恋人などであっても、同じ手法を使えば関係性を壊すことなく、自分の主張ができるでしょう。

ポイントは「自分はどう思っているのか」。いいのか嫌なのか。どうなったら自分の理想なのか。
そこを相手にわかってもらえるようにアサーティブなコミュニケーションを活用していきましょう!

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