マガジンのカバー画像

こころばせの商品〜こだわって日本で作ってます

22
販売中の商品やクラウドファンディングで発表するも一枚も支援してもらえなかった商品を含め、これまでこころばせで企画した商品をご紹介します。「日本発世界へ」の心意気でもの作りをしてい… もっと読む
運営しているクリエイター

2019年3月の記事一覧

こころばせの商品:目次

 クラウドファンディングや自社サイト、ECサイトを通じて販売している「こころばせ」のオリジナルの繊維製品の紹介一覧ページです。詳しくは画像をクリックして下さいませ。一部商品はこころばせECサイトでも販売しています。 これこれらの商品の中には、クラウドフェンディングで一枚も売れなかったのもありますが頑張って作り続けています。メイドインジャパンの最大の課題の一つが、繊維製品のデフレ状況下での価格設定にあります。お値段以上の価値ってなに?っていつも考えて企画しています。 「日本

小山薫堂さんも愛用。吸水力が落ちない、気持ちよさがずっと続く魔法のタオル

「使い心地、最高でした。海外の分厚い高級タオルよりも軽くて使いやすく、洗濯がしやすいため、使っていても罪悪感がありません」という感想を小山薫堂さんにいただきました。この商品はこちらで購入できます。 ・ラミーコットンタオルは特別な使い心地 例えばお風呂上がり。拭いているうちにパイルが濡れて冷たくなって吸水性が落ちて、不快指数が増していくのが普通のタオル。分厚いタオルでもこんな使い心地はよくあります。ところが、ラミーコットンタオルは拭き終わるまでパイルのドライ感が変わらず吸

ウールコットン襟巻き〜以前ほぼ日様で販売していたマフラーの糸で作りました

上質コットンの肌触りとウールの温かさを同時に実現した画期的なマフラーです。 ウールコットン襟巻としてクラウドファンディングでリリースしました。薄手の大判マフラーです。  糸から新開発するのがこころばせのもの作りの基本です。素材のウールコアコットン糸とは、ウールを芯にふわふわなコットンを巻きつけた特別な糸です。ウールが真ん中で熱を貯めてほかほかになって、ふわふわサラサラなコットンがお肌にあたりチクチクしなくて快適、蒸れない構造。ちょうどこんな感じ。 ウールをコットンで包んだ

高野口パイル織エジプト綿敷きパッド

和歌山県は高野口で古くから生産されているパイル織。シール織とも称されてます。高野口パイルも時代の趨勢で、コットン素材をパイルに使用するケースが激減しています。 天然素材にとことんこだわるこころばせはこの時流に逆らって、高級エジプト綿をパイル(起毛面)に使った敷きパッドを開発いたしました。 出来上がった製品に触れて、私を含め企画者一同「やっぱりコットンはいいわ〜」となりました。同時に高野口パイルの技術力にも感嘆したのでした。 最高級エジプト綿を使って高野口パイル織の良さを

ウールコアコットン杉綾(ヘリンボーン)襟巻き

トラディショナルな杉綾(ヘリンボーンとも称します)の襟巻きをウールをふわふわコットン で巻いて作ったウールコアコットン糸で試作しました。どちらかというとメンズ向けをイメージしています。この襟巻きはこのウールコアコットン糸を3本に束ねて撚りをかけ作ります。 こんな感じでサラサラのコットンに包まれたウールの糸が3本で1本の糸になっています。しかも経糸についてはその3本の糸をそれぞれ微妙に濃淡をつけて染めてから撚っています。この工夫によって糸に陰影が生まれ奥行きのある墨色にな

千鳥格子とブロックチェックのウールコアコッン襟巻き

少し厚手でふんわり柔らか。コットンの肌触りとウールの暖かさを倍増させた襟巻きを試作しました。クラウドファンディングで発表しようかと思いましたが、時期的に間に合わずかつここでもコスト問題で断念しました。でもかなりいいよ! この襟巻き(マフラー、ストールともいう)の素材上の特長は糸を双糸にしたことです。ウールコアコットン糸を2本撚り合わせて一本の糸にしています。 こんな感じ。本当は二つはもっと寄り添って捻られています。 柄も実はこだわっていて、千鳥格子とブロックチェックが組

ラミーコットンパイル片面ガーゼタオル

世界初の画期的なタオルとなったラミーコットンタオルですが、片面コットンガーゼのラミーコットンパイルタオルを新たに企画しました! ラミーコットン糸のパイルは吸湿性抜群、さらに独特の光沢があり高級感があります。麻特有のひんやり感もしっかり感じられます。対して、片側のガーゼ面はコットン100%。オーセンティックなガーゼで安心感があります。さらっとした風合いはガーゼならでは。 企画しているのはバスタオルとフェイスタオルですが、ハンドタオルも作りたいです。 ヘム(タオルの上下の折

緯糸切り替えウールコットン襟巻き

【袋帯の織機で織った襟巻き】ちょっとでもテキスタイルのことを知っている人なら不思議に思うはず。生地の端から端まで緯糸が渡って織物が作られるはずなのに、生地の真ん中で緯糸が反転しているのですから。ミシンで生地を接ぎ合わせて作っているわけではありません。種明かしをすると、筒状に帯を織る袋帯用旧式のシャトル織機を使っているのです。 旧式のシャトル織機にしか作ることができない襟巻きです。これがメイドインジャパンの生きる道に一つの方向性ですね。このテクニックだけに頼らず、素材もオリジ

敏感肌用薄手バスタオル

この商品は近々クルドファンディングでしっかり提案したいと思っています! 細番手かつ甘撚のスーピマコットンを長めのパイルにしてバスタオルに仕上げました。アトピーや薬による副作用で敏感肌になってしまった方にとって、低刺激で優しい使い心地のタオルを提供したいという企画コンセプトで試作しました。 今までに使用されていない糸を使うのがこころばせ流。出来上がったタオルに今治の工場さんが驚きの声をあげました。是非、量産させてくれ!と。 多くの方に触れて頂きたいタオルに仕上がったのには

八王子の織屋さんが作った新触感新素材の傑作ストール

400年余の歴史を有する八王子織物工業の高い技術力とこころばせが開発した特殊紡績の新素材ラミーコットン糸が織りなす全く新しいストールが出来上がりました。 【繊維産業協業プロジェクト】八王子の繊維工場はすごい技術を持っています。でもシルク、コットン、ウールと代わり映えのしない素材を使っていてはそのすごい技術も光らない、お客様に届きにくいと考えました。こころばせでは従来より、繊維専門商社のネットワークも活用しながら日本全国の繊維産業の力を結集したモノつくりを志向しています。