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こころばせの商品〜こだわって日本で作ってます

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販売中の商品やクラウドファンディングで発表するも一枚も支援してもらえなかった商品を含め、これまでこころばせで企画した商品をご紹介します。「日本発世界へ」の心意気でもの作りをしてい… もっと読む
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#中羊糸

藤巻百貨店で新素材のシャツ発表します!

8月23日発表予定のウールコアコットン糸のシャツ その昔、ほぼ日で中羊糸と呼ばれていた糸でストールも販売していましたが、10年の時を経てシャツの販売にたどり着くことができました。感無量です。 今回はその告知、予告です。 受注販売となります。プロジェクトがスタートしたら是非ページをご覧ください。 告知ページはこちらです。

春色のストールただいま生産中

昨年読売新聞朝刊でこころばせのタオルとストールをご紹介いただきました。 この記事のおかげで、ストールがあっという間に売り切れてしまい、その後も多くの問い合わせをいただきました。そこで、早春の今の時期に間に合う様に作ったのが今回のストールです。正確にいうと今、作っています。八王子で! 気持ちがウキウキする春になって、白のシャツを着たくなったり薄着をしたくなったりしますよね。でもまだ寒い・・・。2月ですから。そこで、この薄手のウールコットンストールが活躍してくれます。中間色の

こころばせの商品:目次

 クラウドファンディングや自社サイト、ECサイトを通じて販売している「こころばせ」のオリジナルの繊維製品の紹介一覧ページです。詳しくは画像をクリックして下さいませ。一部商品はこころばせECサイトでも販売しています。 これこれらの商品の中には、クラウドフェンディングで一枚も売れなかったのもありますが頑張って作り続けています。メイドインジャパンの最大の課題の一つが、繊維製品のデフレ状況下での価格設定にあります。お値段以上の価値ってなに?っていつも考えて企画しています。 「日本

ウールコットン襟巻き〜以前ほぼ日様で販売していたマフラーの糸で作りました

上質コットンの肌触りとウールの温かさを同時に実現した画期的なマフラーです。 ウールコットン襟巻としてクラウドファンディングでリリースしました。薄手の大判マフラーです。  糸から新開発するのがこころばせのもの作りの基本です。素材のウールコアコットン糸とは、ウールを芯にふわふわなコットンを巻きつけた特別な糸です。ウールが真ん中で熱を貯めてほかほかになって、ふわふわサラサラなコットンがお肌にあたりチクチクしなくて快適、蒸れない構造。ちょうどこんな感じ。 ウールをコットンで包んだ

ウールコアコットン杉綾(ヘリンボーン)襟巻き

トラディショナルな杉綾(ヘリンボーンとも称します)の襟巻きをウールをふわふわコットン で巻いて作ったウールコアコットン糸で試作しました。どちらかというとメンズ向けをイメージしています。この襟巻きはこのウールコアコットン糸を3本に束ねて撚りをかけ作ります。 こんな感じでサラサラのコットンに包まれたウールの糸が3本で1本の糸になっています。しかも経糸についてはその3本の糸をそれぞれ微妙に濃淡をつけて染めてから撚っています。この工夫によって糸に陰影が生まれ奥行きのある墨色にな

千鳥格子とブロックチェックのウールコアコッン襟巻き

少し厚手でふんわり柔らか。コットンの肌触りとウールの暖かさを倍増させた襟巻きを試作しました。クラウドファンディングで発表しようかと思いましたが、時期的に間に合わずかつここでもコスト問題で断念しました。でもかなりいいよ! この襟巻き(マフラー、ストールともいう)の素材上の特長は糸を双糸にしたことです。ウールコアコットン糸を2本撚り合わせて一本の糸にしています。 こんな感じ。本当は二つはもっと寄り添って捻られています。 柄も実はこだわっていて、千鳥格子とブロックチェックが組

緯糸切り替えウールコットン襟巻き

【袋帯の織機で織った襟巻き】ちょっとでもテキスタイルのことを知っている人なら不思議に思うはず。生地の端から端まで緯糸が渡って織物が作られるはずなのに、生地の真ん中で緯糸が反転しているのですから。ミシンで生地を接ぎ合わせて作っているわけではありません。種明かしをすると、筒状に帯を織る袋帯用旧式のシャトル織機を使っているのです。 旧式のシャトル織機にしか作ることができない襟巻きです。これがメイドインジャパンの生きる道に一つの方向性ですね。このテクニックだけに頼らず、素材もオリジ