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私が選ぶ今年のアルバム10枚(2021年)

2021年総括。ワタクシの選ぶアルバム(EPも含む)10枚は以下のようになりました。今年はランキング形式で発表します。では第10位から!

10位 どうしたって伝えられないから / aiko

学生時代、コピーバンドを組むくらい大好きだったaiko。しかし、とある出来事をきっかけに全く聴かなくなってから早18年…しかし去年あたりから急にaikoを聴きたくなって、アルバムを買っていました。そしたら!この年末にとっても素敵な報告が…aikoにテレパシーで呼ばれたのかな(笑)。なんて思ったりもしました。このアルバムを買ってたことには、なんだか不思議な縁を感じています。


9位 旅鳥小唄 / the LOW-ATUS

まさかアルバムをリリースしてくれるとは思っていませんでした。残念ながらライブには行けなかったけど、その代わり(通販で)2人の顔面うちわを買いました。一昨年、嵐のコンサートに行ったときはメンバーの顔写真うちわは買えなかったのに、この二人なら買ってしまえる私は一体何なんでしょう。


8位 THE MILLENNIUM PARADE / millennium parade

あまりに情報量が多いので、一回聴いてみて「もうお腹いっぱいだわ…」と思っていたけれど、この年末に聴き返してみたら、やはりすごいアルバムだと改めて。あらゆるジャンルをクロスオーバーさせることで、ひとつの世界観を創造する。そして生まれていく新しい価値観に、ワクワクさせてもらいました。


7位 20,Stop it. / KID FRESINO

3曲目の「No Sun」が大好きです。サウンドがとにかく気持ちがいい!去年もBIMを選んだけれど、ここ数年でラップミュージックへの苦手意識がなくなりました。KID FRESINOといえはドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌「Presence I」でも話題になり、ドラマのエンディングシーンでもちょこっと出演していたよね。


6位 I Love You / フジファブリック

シティポップに振り切ったバンドサウンドであったり、YOASOBIのいくらちゃんにJUJU姐さん、そして秦基博くんと言ったシンガーとのコラボレーションだったりと、新しい挑戦に挑んだことで、今までのバンドイメージをガラリと変えた1枚。実際にファンの方が、この変化をどう受け止めたのかは気になる所でもあるけれど、個人的なことを書くと、フジの中にどうしても志村正彦の幻想を探してしまう私にとっては、バンドの足を止めないという決意と止められないバンドの進化が形となった結晶のようなアルバムだと思いました。ラストの「光あれ」、素晴らしいです。


5位 接続 / AJICO

20年振りに再結成したAJICO。スペシャの特番だったかなぁ?「日本にいるとすごく難しい気持ちになるね。美しいことをいつも選んでいたいけど、美しいことを選んでいると、すごく孤独になることも多いというか…」そう話すUAに対し「そんなことないよ」とすかさずフォローを入れたベンジー。このふたりのやりとりに、なぜか泣きそうになった。こういう感覚を持つ人達と同じ時代を生きていることに。そして、なんか大丈夫なんじゃないかと思えて。彼らの20年振りの復活は、「偶然」じゃなくて「必然」だったように思います。


4位 ツイス島&シャウ島 / ユニコーン

今回選んだ10枚の中で一番景気の良いアルバム。ロックンロールをコンセプトに、オッサン5人がやりたい放題遊びまくっためちゃくちゃカッコいいアルバム。聴けばわかる。これができるのはユニコーンしかいないことを。聴けばわかる。ロックンロール自体が今は流行っていないし、最新のオシャレミュージックに聴き馴染んでいる若い人が聴いたらオジサンの音楽なんて思っちゃうかもしれないけれど。聴けばわかる。本当に最高だって。10月には久しぶりにライブも観に行きました。これが想像を超える面白さだった!


3位 無限のHAKU / ROTH BART BARON

2021年の私が音楽に求めていたものは、「癒し」や「救い」だったんだなって教えてくれたのが、ROTH BART BARONの「無限のHAKU」でした。去年リリースされたアルバム(「極彩色の祝祭」)もめちゃくちゃ良かったけれど、それを越えた。世間という自分の外側が荒れていても、このアルバムを耳にしたら、心という自分の内側には静寂が訪れます。来年はライブで彼らの世界をぜひ体感したい。


2位 新しい果実 / GRAPEVINE

とにかくVo&Gt.田中和将さんの繊細な感性が分かりやすく滲み出ている歌詞にハッとさせられまくりなアルバムだった。デビューから今年で24年目、緩やかに田中さんの人生観は変化していて、同時に音楽家としての成熟も垣間見れます。業界人をざわつかせた「Gifted」の歌詞は確かにすごいけど、実は4曲目の「居眠り」もけっこうな内容です。でも、そういう世界観を描けるのは、田中和将という人とGRAPEVINEというバンドしかいない。どちらかと言えば、辛辣な内容の曲が多めだけど、それでも「そこに光はあるんだよ」と諭してくれるアルバム。


1位 you love / 羊文学

羊文学については、別途noteに記事を書こうかなと思っているけど(来年に)、今年はこのバンドあっての私でした。自分よりも10歳以上も年下の女性ヴォーカルのバンドにドはまりすることなんて、滅多にないことなのですが、今年は夏に体調を崩していて音楽を耳にすることすらストレスに感じていた時期でも、羊文学だったらなんとか聴けて。また、彼女たちの音楽に触れていたら、なんだか学生時代にバンドをやっていた頃を思い出してしまいました。そして、12月には念願のライブにも行くこともできて!そこで、来年は15年振りに私も音楽活動を再開しようと思っています!!!っても具体的なことは全く決まってませんが、音楽を聴いたりライブで観たものを文章にしていく活動と並行して、自分でも歌をうたったりギターを弾いたりする活動を、また始めようと思っています。

今年は、なかなか文章を書く気分になれず、例年に比べると記事をアップする回数もかなり減ってしまい、このままフェイドアウトしようか…とも思いましたが、なんとか続けてこれました。これも、読んで下さる方がいるからです。本当にありがとうございました。

来年もマイペースに更新していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


幸せはいつもそこにあるのに気づかない
欲しいものばかりだね 

そして始まった今だけが、ただ目の前で輝くので
恋をしてたことさえ嘘みたいな話だな
         
                      「夜を越えて」羊文学

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