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世界遺産登録の考古遺跡 Nalanda academyとは?西遊記三蔵が目指した場所を観光して気づいた真実とは


第40回世界遺産委員会において、「ビハール州ナーランダ―のNalanda大学の考古遺構」が、インドの世界文化遺産として新規登録されました。

Nalanda学園の考古遺跡

ナーランダは、インド東部のビハール州ナーランダにあります。

ナーランダは、ガウタマ・シッダールタ(釈迦、ブッタ)が説法を行ったとされる場所です。ナーランダとは「蓮を授ける地」という意味で、蓮は、知恵の象徴とされています。

ナーランダは仏教を学ぶ重要な場所であり、427年には学術的仏教を教えるナーランダ・マハーヴィハーラが建設されました。ナーランダ・マハーヴィハーラは、世界最古の大学の一つで、西遊記で有名な玄奘三蔵も学んだ大学です。大学は、仏教だけでなくバラモン教や哲学、天文学なども研究する教育施設として、最盛期には、1万人以上の生徒と千人以上の教員が在籍していたといわれています。

その後、インドでは仏教が徐々に衰退し始めます。1193年ナーランダ大学は、イスラム教徒から攻撃を受け、大学内の施設や多くの書籍、研究原稿が消失します。また、この攻撃により、多くの仏教徒が命を落としたため、インド仏教は終焉を迎えます。

現在、広大な敷地内には、ストゥーパ(仏塔)、チャイティヤ(祠堂)、ヴィハーラ(僧院)などの僧院跡、寺院跡が残っており、かつての繁栄を窺い知ることができる貴重な場所となっています。

皆様も一度インドへお越しになりましたら、Nalandaの遺跡へ足をお運びください。

続きは、会員サイトにて、
どうしてNalanda 大学は宗教を隔てい宗教の人たちも学ぶことができたのか?なぜ最先端の科学技術を学習したのか?三蔵法師は?など知恵の象徴であるNalandaの名前を広めるために活動したのか?

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