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有志活動からコーダ子育て支援ができるまでの足跡

2008年 「手話で子育ての会」を設立
聞こえない親たちは、ろう児やコーダ児の子育てならではの様々な悩みを共有・解決できる場を確保したく、有志で任意団体を設立した。イベントや講演を開いた。(活動中心地:東京)

2011年 「コーダを育てる会」へ改称
“手話での子育て”を趣旨に活動してきたが、聞こえない親とろう児、聞こえない親とコーダ児では子育ての悩みに違いがあった。また、ろう児の場合は育児に関する公的サポートがあるため、聞こえない親とコーダ児に対象に絞って「コーダを育てる会」と改称した。引き続き、都内を中心に集まって育児本には載っていないコーダ子育ての情報交換やイベント、講演を続けた。

2018年4月 事業立ち上げ
縁あって弊社で「 WP コーダ子育て支援」として新規事業を立ち上げることができた。イベント開催を強化するとともに、伝え継いだコーダ子育てに関する情報を残したく、情報ステーションとなるHP を開設することができた。これを機にSNSも順次開設していった。

2021年3月 初版パンフレット発行 4ページ(ダウンロードのみ)
コーダについてや聞こえない親と先方との連絡方法など、毎年入学進級のたびに説明しなければならず、聞こえない親は終わりのない説明を繰り返す日々。その負担を軽減させたいという思いから、コーダ子育て支援主催の講演会・企画 「手話で子育てサロン」などにご参加いただいた当事者の皆さまの声と私たちの思いをまとめて形にした。

初版発行後、大変好評をいただき、「ろうを生きる 難聴を生きる」 NHK 番組( 2021 年 7 月 17 日放送)で取り上げていただいた。
パンフレットをご活用いただいた方々から、良い変化があったと嬉しいコメントをたくさんいただいた。▶「ろうを生きる 難聴を生きる」番組 ダイジェスト版  (読了約3分)(2021/07/17)
 
これをふまえて、コーダの対象年齢を広げ、内容をより充実した改版に向けて以下の方々からご協力をいただいた。

● 意見交換チーム「ゆりあ」
  学齢期が異なるコーダ子育て中の聞こえない親 3 名様
● コーダに関する内容チェック 成人コーダ 4名様
● 表紙・挿絵イラスト 成人コーダ K 様 

コロナ禍のため、会議はほぼリモートであったが、うち1回だけ対面での実施が叶った。時間を忘れるほど議論できたのが良い思い出である。

2022年3月 改版パンフレット 14ページ(ダウンロード・冊子郵送)

改版をリリース後、さまざまな立場や年齢層、業種の方からご請求いただき、2023年3月までの1年間で配布できたパンフレットは2000冊以上になった。 ▶ パンフレット無料配布中 詳細へ

2023年5月 note スタート 
パンフレット請求時のアンケートにより、ご請求のない都道府県がいくつかあることが分かった。もっと周知したく、これまでのコーダ子育て支援活動に加えて、情報を拡散しやすい note を始めることになった。


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