今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/4/16 #141
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
2024年の冬アニメは続き物が強かったですが、春アニメについては『怪獣8号』を始め『ダンジョン飯』『終末トレインどこへいく?』など期待の新作がめじろ押しです。アニメ作品が続編やシリーズものなどに偏ってしまうと、不健全な市場になってしまいます。0→1の価値を創出する新作アニメは必要ですね。
『怪獣8号』X全世界リアルタイム配信の狙いとは アニメ制作の想いと“KAIJU”文化をPに聞く
ライセンシーからの反発もあったのかもしれませんが、Xでのリアルタイム配信とは斬新なメディア戦略です。YouTubeよりも遥かに拡散性があるので、ハマったときの爆発力は計り知れないところがあると思います。ただ、Xは音楽著作権利処理などが未だ整備されておりません。あくまでもプロモーションの範疇での「配信」という位置付けだと思います。
ABEMA、冬アニメ最終ランキング発表 『薬屋のひとりごと』初速、中間、最終全てで総再生数部門1位
総再生数部門のランキングは以下の通り。
続き物が強い≒純然たる新作が弱かったのが、2024年冬アニメの結果です。
第1位:薬屋のひとりごと(第2クール)
第2位:葬送のフリーレン(第2クール)
第3位:マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編
第4位:ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season
第5位:治癒魔法の間違った使い方
アニメの存在感をグローバル映画市場において再発見する:Crunchyroll特別プレゼンテーション(前編)~特集:CinemaCon2024
クランチロールは、『「誰かにとってのすべて」になろうとしており、アニメファンが劇場でみなとともにアニメを見る体験もその「すべて」のなかの重要な要素』とのこと。最近のクランチロールの動きを見ていると、確かに360度のビジネスを志向しております。
「SPY×FAMILY」「ハイキュー!!」大ヒット、IGポート今期利益が過去最高に
制作の部門は相変わらず赤字体質ですが、全体としては絶好調ですね。今年度も『怪獣8号』などの話題作が多いので、引き続き好業績が続きそうです。
「スナックバス江」の“謎のYouTubeアニメ”が話題 原作者が爆速で拡散、しかし関係性は不明
関係性は不明とのことですが、関係性は色濃くあると思っています。元々のキャラクター名が「トミノ」「ハヤオ」「アンノ」「シンカイ」だと、やはりテレビアニメでおこなうのはリスクがあると思いますし。今回は、ゲリラ的に動画を出して話題を喚起させたのだと推察しておりますが、果たして真相は……!?
‟いるティー″が全国初フル3DCGでショートアニメ化!&「SDGs未来都市入間市」オリジナルロゴ完成
フル3DCGは全国初とのことですが、確かに珍しいです。ただ、人間キャラクターのルックが2Dっぽいので、安っぽくならないと良いですね。キャラ+ミニアニメ+LINEスタンプのセットは、自治体コンテンツの標準フォーマットだと思います。
声優事務所・スタイルキューブ、SNSの書き込みに注意喚起 法的処置も示唆 Xでは臆測相次ぐ
「事実とは異なる書き込みや誹謗中傷」は書き込む方が100%ダメなのは当然ですが、誘発した「出来事」について事務所はきちんと対処した方が良いでしょう。根本を曖昧にしている限り、出所不明な書き込みはなくならないと思います。
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