見出し画像

【読書】 幸福の「資本」論 人生の豊かさとは何かを考える① 〜金融資本編〜

こんにちは。かけだし社長の小寺です。

今日は橘 玲さん幸福の「資本」論 を読んでみた感想、そこから考えた人生の豊かさについて考えてみたいと思います。(軽くネタバレあり)

橘 玲さんというと、お金にまつわる書籍をたくさん出版されているイメージがありますね。


3つの資本

『幸福の「資本」論』いわく、人生の豊かさは

金融資本(お金・不動産などの財産)
人的資本(自分の社会的価値、能力をあげる、成長など)
社会資本(家族やコミュニティ、社会とのつながり)

この3つの柱からなるそうです。

お金は大事だけど、人生お金だけではないしなぁ・・・と思っていましたが、上記の考え方を聞いて、しっくりきました。

本書では、上記の3本柱をバランス良く築き上げる大切さを考えさせてくれます。

今日から3回にわけて、それぞれの資本について、僕なりに考えたこと、大事だと思ったことを綴っていこうと思います。

今回は「金融資本」について!

資本その① 「金融資本」について

言わずもがな、お金は大事です。
お金がすべてではないですが、家に住む、家族を養う、親の介護をするなど、大事なことや、誰かを守ろうと思ったらお金が必要です。

どのくらいお金が必要かは、以前書いた記事にざっくりまとめてますので、よかったら参考にしてみてください。

ちなみに「資本」と「資産」という言葉がわりとごっちゃに理解してしまいがちですが、

お金ということでいえば、
資本・・・お金そのもの、元手
資産・・・お金を生み出すもの
とここでは捉えることにします。

資本と資産はどちらが大事か、という話にもなりますが、
お金は貯めるよりも、つくり出す力、管理する力のほうが圧倒的に大事だと僕は思います。

お金をつくる力をつける

よくモノの例えで、

「魚をもらうのではなく、魚の釣り方を教わりなさい」

という言葉があります。

どんなに魚を得たとしても、いつかは限りがきます。

魚をもらうのではなく、自分で魚を釣る力をつけることが、本当の意味での安心であり保証になってくはずです。

ちなみに余談ですが、渡り鳥に餌をあげてはいけないそうです。

理由は、自力で餌を取る力がなくなっていまうからだそうで、餌をもらえているうちはいいけど、世話役がいなくなった瞬間、みんな餓死して死んでしまうそうです。

話がそれましたが、とにかく自分で作り出す力のほうが、長く生き抜いていく上では圧倒的に大事だということです。

お金を管理する力をつける

億万長者になれれば・・・
そんな夢をみて、みんなが買い求めるのが「宝くじ」ですよね。

僕も年末年始には、友達とスクラッチくじを削っては盛り上がっていました。笑

ちなみに、実際に宝くじにあたった後の生活って想像したことはありますか?

こちらに面白い統計データが出ていました。

記事によると、当選者の実に44%の人が全財産を失う結果になっているそうです!

記事にはそれに加え、仕事をし続ける人、友達をなくす人、様々な統計結果が出ていました。

お金を持つと人が狂う!と、おばあちゃん世代の人たちに言われたことがありますが、これはお金を管理する力がないことが原因だと思います。

とある経営者の方に

「お金っていうのは、その人の器以上にはたまらないもの」

とお話いただいたことがあります。なかなか感慨深いですね。

宝くじで大金を得た人たちは、そのお金をどう使えば有効なのかに迷います。
その結果、使いみちを間違い、破産していく人が多いようです。

大事なのは、お金を正しく管理すること、そしてお金にお金を生み出させるすべ(=資産を持つ)ことを勉強しておくことです。

先程の魚釣りの例なら、釣った魚を養殖して、魚を量産できる仕組みをつくる、といった具合でしょうか。

お金をためた先に、それをお金を生み出す資産へと変換させていく必要があるということです。

まとめ

金融資本という点において、お金を持つことよりも、
・お金をつくる力
・お金を管理し、生み出す力

が大事になってくるのではないでしょうか。

お金がすべてではないですが、
お金で解決できることくらいは解決したいと思ってます。

そしてお金がある人は心にも余裕がある人が多い気がしてます。


お金があるから余裕があるのか、余裕を持てるほどの器の持ち主だからお金が集まるのかはわかりませんが、お金が人生に大きく関わっていることだけは確かなようです。

お金は自分の器の通信簿と捉えたら、金融資本を蓄えることも、なんだか素敵なことに思えてきますね。

以上、人生の豊かさとは何かを考える① 〜金融資本編〜でした!

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?