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映画“アンテベラム”と小児科医

GWに重めのスリラーを。何を言ってもネタばらしになるような映画なので詳細は省きますが、どんでん返し的な設定のおかげで、過去に行われていた行為のおぞましさ、冷酷さ、非人道性、、あらゆるネガティブな形容詞をあてても現せない現実が伝わってきました。

同じ題材を扱っていても舞台が過去の場合と現代の場合とでは感じ方が大きく異なることを感じることになりました。過去の出来事というだけで、どこか他人事な気持ちで見ていたんだと思います。反省。

どんな人間でも差別意識は少なからずあるわけで、改めて襟を正そうと思ったGW2日目でした。とはいえ、映画の作りはとても面白いのでおすすめです。

アカデミー脚色賞をとった“アメリカンフィクション”を先に観ると、また違った趣きを感じることができると思います。どちらもアマプラ見放題です。

人気作家でもあるヴェロニカは、博士号を持つ社会学者としての顔も持ち、やさしい夫と幼い娘と幸せな毎日を送っていた。しかし、ある日、ニューオーリンズでの講演会を成功させ、友人たちとのディナーを楽しんだ直後、彼女の輝かしい日常は、矛盾をはらんだ悪夢の世界へと反転する。一方、アメリカ南部の広大なプランテーションの綿花畑で過酷な重労働を強いられている女性エデンは、ある悲劇をきっかけに仲間とともに脱走計画を実行するが……。

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