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スキズ考察と感想1

こんにちは〜!ご覧いただきありがとうございます!!

今日は久しぶりのお休みだったのでゆっくりスキズちゃん達の動画を見返しておりました。(信じられないけど明日から12連勤)

私は新規STAYということもあり、過去のアルバムのトレーラーからイントロまでなかなか全部追いきれなくて困っていたのですが、とても分かりやすく考察をまとめてくださっている動画を見つけたので、そちらを見ての感想を綴っていきたいと思います!


まず、STAYの皆さんはご存知かと思いますがHellevatorからLEVANTERまでのMVはストーリーが続いていて、当時からいろいろな考察が繰り広げられていたようですね、、、


公式から出されている地図

私も頑張って考察してみたもののMVを見始めるとストーリーよりもやっぱりダンスとか表情とか曲に目がいっちゃってなかなか捗らず、それに伏線が多すぎてとても自力では回収ができないので、このように上手くまとめてくださってる方がいて感謝しかないです…

長くなりそうなので I am編とClé編で分けて書いていきます!

今回はI am編です!


I am 編


1. Hellevator 

まずこの物語の始まりとなるHellevatorですが、廃墟のような建物に閉じ込められたキッズ達がエレベーターに乗ってその建物から抜け出すまでのストーリーが描かれていますね。

サバイバルでも言っていたようにデビュー前の時期を地獄と表現し、エレベーターに乗って夢というペントハウスに向かって上っていくという意味が込められた楽曲になっています。

最初は未知の世界への不安や今いる環境を変えることへの恐怖で乗ることを躊躇いますが、ついに決心したように廃墟から抜け出すためにエレベーターに乗ります。
押したボタンの行先はHell。
ですが辿り着いた先には名前とは裏腹に綺麗な花畑が広がり、頭上には反転した別の世界が浮かんでいるのでした。
ここでようやくキッズ達は目指す目的地を見つけます。




2. I am NOT




こちらは I am NOTのトレーラーからお話が始まります。
動画の冒頭で分かるように頭上に広がっていたのは"FAKE"の世界、反復的に学習するシステムで全て管理された社会でした。

Hellevatorでは自我もなくただ決められた環境の中から抜け出そうともせずに過ごしてきたキッズ達でしたが、このトレーラーでは各々の自我が目覚める瞬間が表現されています。
この場面でアイエンだけが何故か自分のドッペルゲンガーに遭遇します。


作戦を実行し、管理されたFAKE WORLDから抜け出すことに成功したキッズ達は自分たちだけの居場所District9を築きます。

「僕は僕が分からない」
「本当の僕の姿が何なのか探している」
など歌詞の中にもあるように彷徨いながらも自分を見つけ出そうとしている様子が伝わってきますよね。




3. I am WHO

My PaceのMVではFAKE WORLDから抜け出したキッズ達がレースに参加します。District9の時とは違いレースの参加者は皆違った服装、違った手段でゴールを目指しますがキッズ達が1位でゴールした時にトンネルという一方通行、つまり服装などは違えど全員が同一方向に向かっていることに気づき、I am NOTの時と何も変わっていないと自覚します。まだFAKEの世界から抜け出せていなかったのです。




4. I am YOU 

My Paceでは前だけ見て走り続けてきたキッズ達でしたが、今回は人々と反対方向に走り出します。誰かに決められた道や場所ではなく、自分たちで作り上げたアジト(屋上)へと向かいます。ついにFAKE WORLDから抜け出したキッズ達。

I am YOUでキッズ達は答えを見つけます。"YOU"とは"僕"でもあるし、夢を手に入れる過程で良い影響をくれる"誰か"のことでもあります。 

"君を通じて僕を見て、
君も僕を通じて君を見る"

僕は誰なの?(I am WHO)の答えを追求すると自分だけに注目することになりますが、一人でやれることには限界があります。誰かと一緒ならその限界を超えてより高い所へ向かっていけるし、その人と同じ空間、時間を共有することで自分の事をもっと発見し理解出来るとイントロでも語っていました。




さて、MVではアイエンが草むらの中を歩くシーンで月が映ります。また、ヒョンジンが空に向かって照らすライトはまるで月のようですがヒョンジンの表情や、その他のシーンでも月が出てこないのを見ると、月はアイエンにしか見えないようです。


この描写も後々大事になってくるのでぜひ覚えていて欲しいです!


FAKEの世界に抗い(NOT)、自分とは誰なのか(WHO)を追求し、ついに君(YOU)という存在に気づいたキッズ達。
MVのラストでは彼らがまた別の世界を見つめます。答えを見つけ出し、自分達でユートピアを作り上げた彼らはもう目標を達成したも同然ですが、新しい世界へと飛び立つのでした。 


 

5.感想

さてHellevatorが公開されてから5年が経ちましたが、Straykidsの初期曲は彼らの抱える10代ならではの悩みや、デビューするまでの苦労、デビュー後の今までとは違った環境での不安など、様々な葛藤の中で必死にもがきながらも更に高みを目指そうとするハングリー精神が感じられます。MVにもそのような想いが込められていますし、世間に対する不信感や疑問を投げかけているようにも思えます。

Hellevatorではセットの椅子などが学校の教室を彷彿とさせますし、District9の全員白い服に身を包む姿は制服を連想させます。子供の時から周りに合わせるのが当たり前、他の人と違ったことをすると否定され、全員別の人間なのに同じ人間になるように矯正され続けた子供達は自我を無くし、洗脳され、自分は何がしたいのか分からず、極端に言えば何が食べたいとかその程度の些細な選択さえ自分で出来なくなってきているように思います。そんな子供達がいざ大人になり進学や就職を考える時、やりたいことも夢も見つからずに苦しんでいます。その環境から抜け出す手段はいくらでもあるのに逃げようとしない。抜け出し方すら分からない。ですが、自分自身の内面と向き合い、沢山悩んだり、自分から今の環境や今の自分を変えようとアクションを起こした時に初めてHellevatorの存在を見つけられるのだと思います。ですが乗るのがゴールではなく、始まりに過ぎないのです。人生は選択の連続です。自分が生きやすい自分だけの居場所を見つけるためにも、自分のペースで良いから前に進み続け、ひたすら自分とは何かを問い続けるしかないのだと思います。そうすればいつしか"君"という自分と同じ空間や時間を共有できる誰かを見つけられるのだと思います。
 

長くなりましたがここまで読んで下さりありがとうございます!
次回はClé編について書きたいと思います!


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