ある雪の日に人間とは何かを考える。
最近になって気付いたことがある。
これまで私はおひとり様上級者で誰かといるよりも1人でいる方が気楽だと思って生きてきたが案外孤独に対する耐性が無いのかもしれない。
先日友人の家に泊まった日のこと。
友人が出勤するのを見送った後、急に1人になった事への虚しさと寂しさが押し寄せてきた。家に帰っても静かな部屋でひとりきりになる事を考えたら家に帰りたくなくなって思い出の地巡りをすることした。
雪がチラつく中、傘もないのでフードを被ってひたすら歩く。
高校時代よく行った本屋で本を買い、