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ストレスが仲間になりたそうにこちらを見ている

ストレスを過剰に受けると病気になる。
だからストレスなんて無いほうがいい。
そう、ストレスは悪!いらないものだ。

そんな風に考えていた時期が私にもありました。

たとえばプレゼンテーション。
大勢の前で行うプレゼンなんかでは
必ず緊張するし強いストレスがかかってしまう。

(こんなストレス、消えてくれ!)

でも、そのストレスを感じるからこそ私たちは
プレゼンの完成度を上げることができる。

プレゼンは一発勝負。やり直しはきかない。
だからもちろん、失敗なんてもってのほか。
100%大成功のプレゼンができれば最高だけど
現実はそんなに甘くはない。
どんなに準備期間を要しても
想定外のイレギュラーは起きてしまう。
90%成功のプレゼンが出来れば御の字だ。

私たちは100%の大成功を目標に
準備をする。資料を集める。練習を反復する。
自分の中のストレスが緩和されるまで。
自分で(よし)と納得するまで。

そうやって自分を推し進めることができるのは
ストレスを感じるから。

もし、ストレスを全く感じない人がいたら
全力でものごとに取り組むことはできない。
ストレスがないと「全力」を出せないから。

ちょっと考えてみてほしいんですよ。
オリンピック競技に出る選手のことを。
彼らは国の期待を背負った代表ですよね。
なら受けるストレスも国家レベルなわけだ。

でも、その厳しいストレスがあるからこそ
過去の大記録さえ塗り替えることができる。
挑戦と成功にはストレスは欠かせないもの。

ストレスっていうのは、上手く扱うと
自分のパフォーマンスを爆上げできる。
これは誰もが経験則で知っているはず。
ストレスは使い方次第で仲間になると。

ストレスのマイナスの面ばかり見て
非難を繰り返す人は後を絶たない。
できる限りストレスを減らす方向に
頑張りまくる人のなんと多いこと。

適度なストレスはあってもいいもの。

たとえ人間関係でこじれたストレスだろうと
そのストレスがあるから関係改善ができる。

(いやいやこんなヤツと改善なんて無理)と

関係改善が絶望的な場合であっても
「この人とはもう関わらない!」と
自分の立ち位置を確認することができるし
自分で自分の環境を変える原動力になる。
それはやはりストレスを感じるからこそ。

私たちがなにか行動を起こすのは
現状を変えたいから。

なぜ現状を変えたいかというと
今の場所が不快だから。

ストレスは不快感をもたらすものだけど
私たちを『快』の場所へすすめる原動力。

だから、もう、いっそのこと
ストレスを仲間にしてしまおう。
仲間として迎え入れると
案外気のいいヤツだったりするかも。


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