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失敗は成功のもとという話~ブラジル・イパネマ深焙り~

失敗は成功のもと

ブラジル・イパネマ深焙りの誕生ストーリーをご紹介します

ロッセの珈琲豆に共通しているふっくらと膨らんでまろやかで香りの良いコーヒー

ブラジル・イパネマは特に大粒で水洗できれいに仕上げられたとてもいい豆です、

でも、最初から深焙りだったわけではありません。

話は先代のロースター(マスター)の頃に遡ります。

ある日、ブラジル・イパネマを焙煎していた時のこと。

いつものようにミディアムロースト位のところで焙煎しようとしたところ

ちょっとタイミングがずれて深焙りになってしまいました。

まあ、なってしっまたもの、これはこれで仕方がないので味見をしました

果たして、おいしいじゃないですか~!

これからは深焙りで行こうと相成りました(笑)

これが本当の

失敗は成功の元ですね (≧∇≦)

それ以来、ブラジル・イパネマは深焙りで焙煎しています

また、お店では香りや苦みなどが一層引き立つように少し軽めにお淹れしてお出ししています。

濃いめがお好みのお客様のご希望にもお応えできますので、お気軽にリクエストしてくださいね。

深焙りについて

クリアな苦味
洗練された苦味
まろやかな苦味
スッキリとした苦味

これらの苦味は共存するのでしょうか?
私の考えでは共存というよりも、それぞれ召し上がった方の受ける印象としてある事だと思っています

それは人それぞれに味覚にも違いがあって、季節や召し上がる時の状況によって、また器によっても受ける印象が異なってくると思っているからです

さてこれからが本題です
深焙りについてです

一般にはフルシティーローストからイタリアンローストくらいの焙煎具合を言っているのではないでしょうか

しかしながら、同じ豆でも熱風式の焙煎機と直火式の焙煎機では焙煎具合は異なってきます

例えば同じ焙煎具合で比べた時には色味が異なってきますし、同じ色味の焙り上りでも焙煎具合は異なってきます

このことはどういうことかというと、外側の色味だけでは焙煎具合は判断できないということです

わかりやすい例では、外側はバッチリと焦げ色がついた焼き魚を想像してみてください
一方は外側だけを強火で焼いた魚は内側まで火が十分に通ってないものもあります
その他の方は内側までじっくりと火が通るように微妙な火加減をして焼き上げた魚は焼き色もそれほど濃くないこともあります

このことは焙煎した豆にも言えることです
また、豆のタイプ(硬い豆か柔らかい豆)などによっても焙煎した時の色味も異なってきます

私がブラジル・イパネマ深焙りで目指したものは、まさにこんがりと十分に火が通ったまろやかでいて苦味がありふくよかな風味のコーヒーです
大粒のコーヒー豆が持つ柔らかで豊かな風味をぜひご賞味くださいね



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