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【映映映映画】デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章 舞台挨拶レポ 第1部 2024.3.23

2024年一番楽しみにしていた映画が「デデデデ」である。

「THE FIRST SLAMDUNK」ロスが酷すぎて映画館に行けない時期があったのだが、ようやく円盤も発売され精神が整い、さらに今年一番楽しみにしていた映画がこのタイミングで公開されるというあまりにも私情すぎる話である。

TOHO六本木で行われた舞台挨拶付きの上映に行ってきたので、本編の感想と舞台挨拶のレポをつらつら。

「デデデデ」本編感想

・自分が想定していたキャラクターの声のギャップを感じたくないため原作は未読。だが、冒頭から浅野いにおワールドに一気に引き込まれる。

・ストーリーの緩急は激しいが、キャラクターも話も分かりやすくてスラスラ入ってきた

・映画タイトルがバーンと出た時点で面白映画確定演出。「何が起こるんだ!?」とワクワクが止まらない

・冒頭の母艦や襲撃シーンがクオリティが高く、アニメーターさんの本気度を感じた。重機や戦車などが好きな方はたまらないかも。本気度は「THE FIRST SLAMDUNK」レベル

・あのちゃんのおんたんがこんなにも奇跡的なキャスティングがあるかと思うぐらいに合いすぎていた。10割あのちゃんであり、10割おんたんでもある。回想の小学生時代の内気時代おんたんの演技も絶妙でよかった

・いくらちゃんの演技も持ち前の声の透明度の高さから真面目キャラが合っていた。門出に関しては8割門出、2割幾田りらと言う印象

・おんたん兄の鼻につくミサワ系のキモさが絶妙にムカつく。諏訪部順一の無駄遣い

・ブサイクな犬可愛い

・キホが彼氏の小比類と「みんな言ってるのみんなって誰?何かあったら自分の頭で考える!」と喧嘩したシーンがブッ刺さった

・キホの訃報を知ったいつめん4人。でもおんたんは現実を受け入れたくないためか、いつもと変わらぬふざけた姿で振る舞ったシーンが印象的だった。もし友人を急遽事故で亡くしたら、自分もそうやって振る舞うかもしれないとも何故か重ねてしまった

・クールで真面目でまともに思えていた門出が、だんだんとおんたんを守るために秘密道具らしき力を手にしてから小学生ながら間違った方向へ歪んでしまう姿。人間が最悪な方向にねじ曲がる姿はいつだって興奮する

・大葉に「君はどこから来たの?」と問われたおんたんが門出と出会った時を思い出し、時空を歪ませるペンライトとストーリーの時系列の歪みのリンクが良かった

・あれだけ歪んでいても、門出とおんたんの関係を描くのは恋愛感情に近いい共依存なのに”友情”にすぎないところ

・元々凛として時雨のファンで配信時から「絶絶絶絶対聖域」を聴き込んでおり、ストーリーが展開されるにつれて原作と歌詞がリンクしていき、歌詞があまりにも完璧すぎた。最初はTKが作詞も担当だと思っていたらTKは作曲のみで、あのちゃんが歌詞書いたと聞いたとき本当に驚いた。引力と抽出力がズバ抜けて高い

・エンドロール後、TARAKOさんの訃報を追悼するメッセージが表示(TARAKOさんご冥福お祈りします、そして国民的アニメを支えていただきありがとうございました!)

舞台挨拶感想・レポート

・登壇は黒川智之監督、幾田りら、あの

・生あのちゃんは小顔でスタイル抜群な上に肌白すぎて発光してた。闇キャラだけどカリスマ性は闇属性では無い

・生いくらちゃんは隠しきれない育ちの良さが漏れてた。当たり前だけど可愛い。YOASOBIとは違う爽やかなオーラがあった

・最初に「デデデデ」映像化の話が出たのは約6年前

・一番最初に黒川監督が浅野先生の仕事場にお邪魔したが、緊張していてあまり記憶が無いと言ったようなことを話していた

・黒川監督と浅野先生が認識を合わせ、主演の2人には「素のままの声がそのまんまキャラクターになる」とのことで演技は2人にお任せ。また「この映画に関して声優はこの2人以外考えられない」とのこと

・いくら「任せるとはいえど、登場人物の背景や心情を確認したり考えたりした。スタッフさんに助けていただいた」

・あの「以下同文。幾田さんと同じ考え」

・声優初挑戦のあの「右も左も分からず、収録時は演者とスタッフは隔離された部屋にいるため、テイクもOKかNGか分からなくて不安だった」とのこと。これに対していくらちゃんも同感

・歩道橋の階段で門出とおんたんが取っ組み合いの喧嘩をするシーンでは、どうしても2人一緒で撮りたくて忙しいなか、アテンドの方にスケジュールを調整してもらった。黒川監督が信頼している原画担当の方にお願いし、このシーンだけでは先にセリフを収録してから原画を書き起こす「プレスコ」という手法を取った。「あのシーンはなかでも1番気合いを入れた」と黒川監督

・これに対して「2人はこの時初対面。でも2人とも音楽やってるからか、リズム感やフィーリングがあって手を出す時の感覚など、間の取り方とか上手く出来た。こういうのはせ〜の、で一発で出来るものではない」といくら評

・対して「相手が幾田さんだから出来た」とあの評

・後半、2人で喋るに連れていくらちゃんがだんだんあのちゃんに寄ってってて可愛かった

・(昨日出演したMステの話になり)演奏を終えたあと、あのちゃんから「シャウト最高だった」とLINEが来て嬉しかったといくらちゃん(しゃべくり放映時点では「連絡先を知りたい」と言っていたので教えてもらったのだと謎の安堵)
また「リハはもちろんやるが、本番は本番しかないエモーショナルな気持ちで歌えた」とのこと

・あの「リハでも聴いたことがないシャウトが本番で出て、”悪”幾田りらを引き出せたのが嬉しい」

・「クソヤバイ」をテーマにトーク。黒川監督「花粉症がクソヤバイ、リモートワークにして外に出ないぐらいしか対策が無い」

・花粉症に関してはあのちゃんもいくらちゃんも悩んでいる

・いくら「声の周波数がクソヤバイ。レコーディングしたエンジニアさんから通常1〜2Kが単位のところ、43Kと人間では聴き取れない周波数が感知されたと連絡が入った。先日もボイトレの先生のところに行ったら、飼ってる猫が寄ってきてブースで一緒に歌った。動物に好かれやすい体質かも」

・あの「猫なんじゃない?」

・あの「失くし物がクソヤバイ。クリスマスにはスマホ、ラジオ終わりに家の鍵。最近はメガネを無くして、テーブルに1週間ぐらいキムチナムルが飾ってあって、冷蔵庫に戻そうとしたら無くしたと思ってたキンキンに冷えたメガネが冷蔵庫にあった。見つかってよかった」

・あの「自分の声が邪魔だと思うこともあり、気持ち悪いと言われることもあったけど、反響も大きく、おんたんの役もらって自分の声をようやく褒めてあげれた」

・いくら「オファーもらったとき、アニメを作るには膨大な人の協力があってできるため、大きな責任を感じた。後章公開まで2ヶ月この熱量のまま持って行きたい」

・黒川監督「前章と後章で今日の前章公開が一旦ゴールだけど映画としてははじまり。これからもデデデデを楽しんで欲しい」

クソ面白すぎた。ワラ

とにかく面白くてクソヤバイ映画だった。

言葉で表すとすれば「転起承転歪承歪転」と言ったところ。後章も絶対に見に行く!

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