赤ちゃん向け演歌1(ふゆのキセキ)
テレ東のシナぷしゅで
JyouJyouというラップ(もどき)の歌詞を創らせてもらったことに気を良くした僕は、シナぷしゅプロデューサーの飯田さんに
「次は演歌でいきましょう!」
と軽々しく言ってしまいました。たぶん、6月初旬だったように思います。
「では、12月の歌は演歌ですね!よろしく!!」
今更ですが・・・「調子乗ってんじゃないよー!!」と自分に言ってやりたいです。その後、飯田さんからの容赦ない催促と厳しいダメ出しをくらいながら完成させたのが「ふゆのキセキ」(歌唱:おかゆさん、作曲・編曲:信澤さん)です。さすがですね!曲も歌唱も素晴らしいです!拙い歌詞に素晴らしい曲をつけて頂きました。おかゆさんのぞくっとする歌声は最高でーす!!本当に感謝しております。(ただ、真夏に冬の詩を作るのって大変でした・・・。)
ここでは、歌詞にこめた僕の情念(←大げさ)について書きます。2回に分けて書きます。
なぜ、赤ちゃんに演歌なのよ?
っと突っ込みを入れたいあなた。分かりますよー。はいはい。
僕としては、逆に「なぜ赤ちゃんに演歌じゃダメなの?」と言い返したい!
演歌は日本の文化です。心です。日本語を母語として育つ子ども達に日本の文化を伝えたいというのが僕の願いです(←偉そう?)。ラップなんか聴いてる場合じゃないんです(←おーい!笑)。
小さな頃に聴いた曲ー特に演歌や童謡−は、歳をとってからもふとしたことで口ずさむことがありますよね?日本語母語話者にとって演歌は記憶に残りやすいのかもしれません。日本語に特徴的な音韻構造と演歌の歌い方は非常に相性がいいんです(←本当かぁ?おっと、プロデューサーは文学部出身だった:-Dまずい)。
世の中には「赤ちゃん向け」とか「乳幼児向け」とかを謳い文句にしている商品がたくさん売られいます。西○屋や赤ちゃん○舗とかにいくとほとんどの商品には赤ちゃん向け(○○ヶ月から)とか記載されています。
では、赤ちゃん向けっていったいどういうことなんでしょう?離乳食やお菓子といった食べ物は、アレルギーとかを考慮して作られているのでしょう。
でも、普通に歌われている楽曲で、「これは赤ちゃん向け」、「あれは高齢者向け」とか主張する人はいませんよね?(いる?かも・・・笑)
重めの話・・・命はキセキ!
昨年の4月に僕の母が亡くなりました。肝臓がんでした。88歳になったばかりでした。父も一昨年無くなりました。二人とも大好きな大好きな人でした。シナぷしゅの今月ーふゆのキセキーの歌詞は、僕の父と母が僕を生み育ててくれたことの「キセキ」を表現したものです。
割と長い間、空を見続けていますが、二重虹はこれまで数回しか見たことがありません。二重虹を冬に見ることができれば、それはまさに奇跡です。
「死」は必然ですが、「生」は偶然(キセキ)です。
本当は、二人とも元気な時にこの曲を聴かせてあげたかった。
(赤ちゃん向け演歌2につづく・・・かも)
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